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なにをやっているのか

「感染症が人と人を遠ざけることのない未来を実現する」ことをビジョンとし、感染対策を進化させ続けるべく様々な取り組みを行っています。
モレーン主力製品のニトリルグローブ。カフ部(手首)から1枚1枚取り出すことができるため、衛生と効率の両方を叶えます。
『感染症が人と人を遠ざけることのない未来を実現する』 これは、2021年モレーンコーポレーションが新たに制定したビジョンです。 情勢変化の大きかった2020年からの数年間、モレーンの感染対策がなければ日本の医療は崩壊していたと言っても過言ではありません。 私たちは、院内感染を含めた医療関連感染を防ぐためのコンサルティングを行っている会社です。日本に感染管理の概念が出来上がる前から蓄積してきた感染管理ノウハウの提供を通して、感染を未然に防ぐサービス・製品を提供しています。 主なお客様は大学病院をはじめ、大手から中堅規模の病院ですが、最近では有難いことに様々なクリニックや、福祉施設、在宅ケアをされている方々、一般消費者の方々にまでお客様の裾野が広がっています。 モレーンはお客様に寄り添いながら、コンサルティングセールスという形を通して、手袋やマスク、洗浄装置まで、自社ブランド・海外ブランドを含めた約40種類ほどある様々な製品を駆使し、感染率を下げるご提案をしています。 しかし、製品の導入だけでは、医療関連感染を100%防ぐことはできません。それを「使う人」にも意識や正しい知識をつけていただく必要があります。そのため、医師や看護師さんに向けた医療関連感染の研修やセミナー、ゲーム等を行い、正しい意識と知識を持っていただくための活動も行っています。 私たちは、院内感染予防の概念が日本にもたらされるより前から、全国の病院に向けた院内感染予防推進に取り組んできたことで、「総合的な感染管理のコンサルティングを行っている会社」として認知いただき、多くの病院内の感染管理のプロフェッショナルたちからも頼りにしていただける存在へと成長を遂げました。 やがて日本でも感染管理が国として制度化され、今では専門の知識と資格を持った看護師(感染管理認定看護師)が徐々に医療関連施設に配置されるようになりました。 認定看護師の育成にも関わるなど、業界全体での感染管理の推進にも携わってきたモレーン。 おかげさまで、感染管理に関わる方々のあいだでは弊社を知らない人はいないほどの知名度を誇ります。

なぜやるのか

全国各地で開催される展示会にも積極的に参加し、製品のご提供にとどまらず、正しい知識や使い方を身につけていただける取り組みをしています。
モレーンのセミナールーム「ダーウィン」。ウェビナーの配信や、医療従事者の方向けに講座を開催することもあります。
”病気で入院したら、別の病気にかかってしまった” ”退院が予定より長引いてしまった” ーこういった体験や経験を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。 それが「院内感染」です。病院では、免疫力や抵抗力、体力が衰えた状態で入院されている患者さんが多いため、健常者にとっては無害の菌やウイルスであっても、時には命に関わるほど重症化する場合があります。さらには抗生物質が効かない菌も蔓延し、この院内感染による死者は、実は日本で年間約5万人いるとも言われています。この数字は交通事故の10倍以上となります。 他の病気や怪我を治すために入院したのに、全く別の病気に感染し、命を落としてしまうことがある。もし、自分の大切な人が院内感染したらどうするのか。このような理不尽に立ち向かうために私たちは日々全国を奔走しています。 そして私たちが目指すのは、『感染症が人と人を遠ざけることのない未来』。 感染対策によって人々が警戒し合い分断されてしまうのではなく、正しい対策を講じることで人と人とが信じ合いふれ合える世界を実現させたい。そのためにモレーンは、「感染対策を進化させる」という強い使命感のもと、業界を牽引する会社としてこれからも新たな手法を探求し、真に安全で有効な感染対策製品およびサービスを提供してまいります。

どうやっているのか

年に一度、期初に全社員が一同に会しキックオフミーティングを開催します。部署ごとの一年間の決意表明やチームビルディングゲームを行います。
本社オフィスにあるちょっとした休憩スペース。お昼を食べたり一息ついたり、仲間とのコミュニケーションの場としても活用されています。中には”ドーナツ会議”を開催するチームも。
1990年代。イギリスやアメリカで病院における感染管理が活発になってきていた頃、日本にはまだその概念自体がありませんでした。そんな時代の1993年に代表の草場はイギリスでノウハウを学んだ後、院内感染の予防について病院まわりをスタート。最初は感染管理の概念自体が無いため、門前払いばかりでしたが、それでも感染管理のコンサルに入った病院では、間違いなく院内感染の発生率が下がりました。日本に感染管理認定看護師の制度ができたのは、2001年。今では、病院に電話をすると「ああ、モレーンさんね!」と言われ、すぐに会っていただける位、様々な病院でモレーンの製品やノウハウが活躍しています。 創業から30年間、感染対策の課題にひたむきに向き合ってきたモレーン。最近ではウェブ上でのお問い合わせも急増し、これまで直接コンサルティングを行えなかったような、お客様にもウェブコンサルを通して、製品の購入まで完結するという仕事も増えています。 また、モレーンの製品群「感染管理のチェーン」は、世界10ヶ国から調達しており、輸入しているものから製造委託しているものまで40種類以上にのぼります。 私たちは2021年に『感染症が人と人を遠ざけることのない未来を実現する』というビジョンを新たに制定しました。ビジョンを達成するために「挑戦を称え合う」ことを大切な価値観の1つとしています。 そのためモレーンでは若手であっても、日常的にたくさんの意見を出すことができます。実際に声が反映されて商品化されたり、サービスになったりした例もあります。今の体制をより良くするにはどうしたらよいか、イノベーションを起こすにはどうしたらよいか、会社の成長においても若手のアイデアがたくさん求められています。 オフィスは仕切りのないフラットなレイアウトになっており、社長や役員にも声をかけやすく、経営層が若手の声に耳を傾け、ディスカッションも活発に行われています。 また、モレーンは社員同士のコミュニケーションをとても大切にしています。本社では休憩スペースでドーナツ会議を開催する部署もあります!「リラックスした雰囲気の中で会話をすると、ふと良いアイデアが思いつく」ということを心得ている社員も多く、部署を越えて話しかけやすい雰囲気があります。 そんなモレーンコーポレーションを支えるのは、個性豊かなキャラクターの仲間たち。 「イノベーションを起こすためには、多様性が必要。」と代表の草場も話していますが、モレーンには個性的な仲間が集まっています。帰国子女で英語が得意な社員、シーズンが訪れる度に鮭釣りに熱中する社員、天然アフロヘアーが自慢の社員、お菓子作りが得意な男性社員、ラテアートが上手な社員など、色々な志向を持った社員が活躍しています。後輩が失敗したら率先して助けてあげるなど、世話焼きの社員も多いので、日常的なコミュニケーションがとても活発で、あたたかい雰囲気が社内に流れています。 また、2024年からは社員同士の取り組みを共有し、その努力を称え合う目的で社内報の発行もスタートしました。社内報はストーリーでも公開していますのでぜひ目を通していただき、モレーンの雰囲気を感じていただけると嬉しいです!