1
/
5

なにをやっているのか

風通しの良い牛舎でマイペースにご飯を食べる牛
二代目の牧場主は息子の豪。レストラン加工場は娘の朋子が継ぎました。
夢がいっぱい牧場は、北海道十勝の南にある大樹町で、和牛の育成や当牧場で育てた自社ブランド「夢大樹黒毛和牛」を使用したオリジナル商品の加工・販売を行っています。 「農業をやりたい」 その夢を叶えるため、約45年前に関西から移住した夫婦2人で大樹町で牧場経営を始めました。 最初に飼ったのはたった一頭の乳牛。 牛から搾られる牛乳を売るという地道な商売から始め、少しずつ資金を貯めて、ついに町内の萌和山(もいわやま)の麓に直売と飲食ができる夢がいっぱい牧場をオープンしました。 現在は夫婦の息子が牧場を、娘が加工場とレストランを継いでいます。

なぜやるのか

毎日朝晩牛の世話をしています
「両親の味を守りたい」という気持ちで受け継いだ牧場
「効率や利益ではなく、安全で本当に美味しいものを届けたい」 夫婦2人で始めた夢がいっぱい牧場。 牛を育ててただ市場に出すだけでなく、 自分達が育てた牛だからこそ、自分達の手で美味しく加工したい。 その想いから熟成肉やオリジナル商品の開発も行っています。 1代目が開発した夢がいっぱい牧場の味。 使用する食材へのこだわり、一つ一つにかける作業の手間の多さ。 例えば、ハンバーグに使用されている自家製ブイヨンは様々な道産食材をじっくりと煮込み3日以上の時間をかけて作られるなど、手間を惜しまずに作ることを心掛けています。 1代目の口癖は 「とにかく良いものをつくること。妥協しないこと。妥協するなら辞める方がいい」 効率や利益ではなく、安全で本当に美味しいものを届けたい、そう心がけています。

どうやっているのか

熟成和牛のうま味をストレートに味わうことができるビフトロ丼。テレビで何度も取り上げられています。
女性たちの笑顔が絶えないにぎやかな職場です!
<牛のストレスを少なく、のびのびと> 牛達のストレスをできるだけ少なくすることを心掛けています。 牛たちは、風通しの良い牛舎の中で栄養バランスの良いごはんを食べ、のびのびと暮らしています。 なるべくストレスを減らして、健康に育てることが美味しい肉質をつくりだす秘訣だと考えています。 <23年前から始めた熟成肉> 夢がいっぱい牧場で提供している肉は熟成肉(エイジングビーフ)。 数年前から人気を集めている熟成肉ですが、夢がいっぱい牧場では23年も前から熟成肉を提供しています。 そのままでも美味しい熟成肉をさらに美味しく仕上げるのは一つ一つを丁寧に手間をかけることと道産食材へのこだわり。 特に人気が高いビーフハンバーグでは、食材は北海道産にこだわり、つなぎに使用するパン粉も十勝産小麦や北海道産バターを使用し、パンを焼くところから始めています。