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うちの「いいところ」と「悪いところ」を、中途入社1年目のライターが正直に書いた

こんにちは、はじめまして。モノリスジャパンの大村と申します。29歳のコピーライターです。弊社は東京・名古屋・京都に拠点を置く「教育業界特化」の広告代理店。現在は規模拡大に向け、あらゆる職種で積極的に採用をかけているところです。ボーナスが出たそこのあなた、ここらで転職でもどっすか。かくいう私も、今年の2月に中途入社してきた新参者です。

と、安易に誘ってはみましたが、実際のところ転職って気軽にはできないですよね。手続きも面倒くさいですし。そもそも「自分にマッチした会社を探す」っていうことが本当に面倒くさい。数多ある企業がフォーマットを揃えてくれているわけでもないから比較もしづらいし、何を基準に選べばいいのかもわからない。正解だったかどうかも、結局は入ってみないとわからないですしね。

この記事を読まれている方は、それでも数多の企業を比較検討されているところだと思います。面倒くさいですよね、本当におつかれさまです。僕も転職活動中は、もっとざっくばらんに「いいところ」と「悪いところ」を明示してくれたらいいのに、と思っていました。

なので今日は、転職活動中の皆様にわかりやすいよう、うちのいいところと悪いところを、中途入社して1年ほど働いてきた僕の視点で正直に書こうと思います。書き終わったら、上層部のチェックを入れずにアップしようと思います。見出しを画像にしたので、そこだけ読んでも大丈夫です。10秒くらいで読めます。


※ ご注意

前述の通り、僕はコピーライターなので、デザイナー、プランナー含む制作志望の方に向けて書きます。Webマーケターや営業職のポジションも探していますが、その方は別の記事を読んだ方が理解が早いと思います。Webはこっち営業はこっち。はい、では本編へ。まずは悪いところから。



教育業界というのは、学校、塾、教育系の企業(ICT教材開発が多い)のことですが、メインは学校です。入社して約1年、体感で担当案件の8割が私立の中学・高校、という感じでした。これがクリエイターにとって魅力的かどうかは、あやしいところです。

教育業界はBtoCとはいえ特殊な業界です。パンフレットやPR動画、特設LPと、媒体は紙もWebも種々ありますが、どうしてもお堅いトーン、爽やかなトーンが求められます。弊社は「教育業界の枠にハマらない提案」を持ち味としていますが、「枠にハマらないという言葉自体、枠にハマっている」という言葉を聞いたことがあります。この業界ならではのトーンと、クリエイターっぽい遊び心や野心は、ちょっとミスマッチしちゃうかもしれませんね。

平たく言うと「派手なマス広告をガンガンつくりたい」「バズる企画を立ち上げたい」「とがったキャンペーンを展開したい」という人は、あまり楽しめない環境かもしれません。僕はもともとそういった広告に憧れを持っていたので、この1年で「なんだかなあ」と思うこともありました。



前述の通り僕は中途で入社してきてまだ1年に満たない状態ですが、かなりの数の企画・提案を任せてもらいました。これは、同年代のクリエイターにとっては魅力的な環境のような気がします。クリエイターはキャリアを重ねるごとにどんどん企画やコンセプトワークといった上流の領域に関わるようになると思いますが、そういう意味では一気に経験値を貯められる環境です。

ディレクターのもとでガンガン制作するのが「若手」だとすれば、これから「中堅」と呼ばれる私たちアラサーにとって場数を踏むには持ってこいの職場です。制作クレジットに自分の名前が刻まれる案件ばかりが待っています。胸を張って「自分の仕事だ」と言えるものが増え、ポートフォリオも充実すると思います。



最後は、先に書いた「悪いところ」と「いいところ」、その両方があっての面白さについてお話します。

派手なだけの広告じゃ、学校の魅力は正しく伝わりません。かといってテンプレ通りの広告じゃ埋もれるだけです。これまで通りのA案と、ぶっ飛んだド派手なB案。そのどちらでもない「C案」を、自分自身が納得するまでとことん考えられる。これがたぶん、「教育業界特化」かつ「自分の案件がたくさんある」うちの会社ならではの面白さだと思います。

あくまで「教育業界ならではの枠」は、必要だから生まれたものです。いたずらにはみ出すだけでは、誰も面白がってくれません。たぶん普通にスベるし、学校が積み上げた信頼が崩れるきっかけになる。だからこそ、「それでも枠をはみ出す必要性」を見つけたとき、そして企画・実行できたときは、全身がゾワっとします。その「ゾワっと」を突き詰めたがっているのが、弊社の制作部署の人たちだと思います。

で、「ゾワっとした企画」が生まれたときは、だいたいクライアントも乗り気になってくれます。思うに、学校も決してお堅いものをつくりたいのではなくて、学校の価値を「正しく」伝えたいだけなんだと思います。それがどうしても「枠にハマっている」ように見えるのでしょう。ただ、「教育業界っぽくない企画」でも、それが学校の価値を「正しく」「広く」伝えるものだったら、前のめりに協力してくれます。そうして出来上がった成果物は、もはや「俺の仕事」というより、クライアントも含めた「俺たちの仕事」という感じがします。これは個人的な話ですが、20代最後の1年でこういう経験を積めたということは、本当に良かったんじゃないかなと。



「教育業界の広告だけをつくりたい!」って人はあまりいないと思います。正直、僕もそうです。もっといろんな業界の広告をつくりたい。でも長い目で考えると、ここでこうして悶々と考えながら、ひとつの業界を突き詰めるという経験は、わりとデカいような気がしてます。

ここまで読んで「アリかもしれん」と思った人は、とりあえず応募してみてほしいです。カジュアル面談という「とりあえず話だけ聞いてみる」みたいな制度もあるらしいです。なんじゃそれ。高いツボ買わされそう。まあ弊社の雰囲気が伝わると思いますし、うちの募集ページを隈なく読むより、30分くらい直接話を聞いた方があなたにとってもラクかもしれません。オンラインでも対面でも対応できるそうなので、よかったらぜひ。


ちなみに、教育業界以外もやります。自分の担当も20%くらいは業界外のことをやってます。食品のネーミングとか、おもちゃメーカーのブランドサイトとか、たこ焼き屋さんのブランディングとか。カジュアル面談では、たぶんそういう話も聞けると思います。たぶん。
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