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なにをやっているのか

11月に開始した企業自己診断機能のバナー
製造業のプロセス革新を支援するWebサイト「ものづくりドットコム」(http://www.monodukuri.com)を運営しています。 登録専門家から製造業に有益な解説、事例などの記事やセミナー情報を受け取ってサイトに掲載します。その数は2000件を超えており、多くの製造業技術者、管理者、経営者から利用されています。 専門家が無料で答えるQ&A機能もあり、最近は企業自己診断機能も加わるなど、製造業が「困ったらものづくりドットコム」という流れになっています。 現在の会員は7000名を超えましたが、毎日20名のペースで増えていますから、来年前半には1万人を超えます。 事業収益は登録専門家から受け取る定額協賛金と、個別の業務が発生した時の成功報酬金、さらに教材販売や広告収入など複合的に発生しており、増加する会員数、アクセス数に応じて今後拡大していきます。 コンテンツがニュースではなく、ノウハウなので陳腐化せず、累積されていくところが強みです。 一方登録している専門家は、もともと製造業の技術者が大半で、あまり営業やマーケティング、広報を得意としていません。当社でそれらのノウハウを研修し、またFacebook、Twitter、メルマガを含むものづくりドットコムの場を通じて発信を代行することで、実力を社会に役立てる支援となります。 製造業界という誠実でリアルな世界と、IT、マーケティング、ビジネスモデルというバーチャルな世界を両方カバーできる企業は限られており、当社の独自性を発揮しながら、無限の可能性があります。

なぜやるのか

登録している専門家の方々(一部)
私が25年前に企業内技術者だった時に、大きな開発プロジェクトを任されながら大失敗した直後に、実験計画法という効率的な方法を知って世界が変わりました。 新興国の技術力向上、市場のグローバル化、少子高齢化/人口減少による日本市場の縮小、希少資源/エネルギー価格の高騰、事業承継問題などにより、国内の製造業は苦しんでいます。 企画、設計、製造プロセスの生産性を上げる方法はたくさんあるにもかかわらず、それを知らない、実行しない企業が多いのです。 私たちは、より多くの困っている製造企業に、役立つ情報を提供して問題を解決し、プロセスを革新するお手伝いをすることで、日本の製造業発展に貢献したいと考えています。 またこのところIoTが注目されており、この方面の起業家が量産の壁で止まってしまうケースが増えてきました。そんな企業にも使ってもらう機会が増えています。 彼らが大きな産業となって、日本を牽引していくように支援していくのも当社のミッションです。

どうやっているのか

支援元のサムライインキュベート榊原さんとの定期打ち合わせ
週一で事務所にメンバーが揃う
一昨年のはじめにサムライインキュベートからの出資を受けて、定期的に打ち合わせながら事業を拡大してきました。とはいえ厳しく監視されるということはなく、自主性を尊重され、暖かいアドバイスや多様な組織紹介を受けています。 昨年の8月まではほとんど一人ですべてやっていたのですが、某超大手企業とのコラボレーションが有望となった時点で編集、営業などの助っ人を受け入れ、今年の2月にはカナダ人のエンジニアも加わり、開発速度が急加速しました。 さらに8月からはあらたなプロジェクトを3本スタートして、その担当メンバーも加わりました。 業務のほとんどがWebベースでクラウド化されているため、全員が集まるのは今のところ週に1度だけで、あとは各人の生活パターンに合わせて自宅で作業しています。 また専門家のナレッジが中心にあるビジネスなので、非常に多くの企業や組織、団体と協業関係にあります。学会や技術士会を始め、多くの案件が同時並行的に進んでエキサイティングです。