こんにちは、ものレボ採用広報担当です。
今回は、弊社プロダクト、工程管理の『ものレボ』がどんな製品なのかお伝えできればと思います!
■あれもこれもできない工程管理、それが『ものレボ』
初参加の展示会で来場者にものレボをどう説明したらいいか悩んでいた私に社長が教えてくれた言葉です。
「『ものレボ』はな、”あれもこれもできない”のが売りやで」
最初は一体どういうこと!?となりましたが、今ならわかります。『ものレボ』は「あれもこれもはできないサービス」なのです。
なんてへんてこなプロダクトを作っているんだと思われそうですが、それでいいのです。
※製造業未経験の採用広報が入社後すぐに参加した展示会で奮闘する記事はこちら☟
■現場にとって工程管理は命
「あれもこれもできない」プロダクトの背景をお話する前に、そもそも工程管理とはなんだ?という方もいらっしゃると思うので簡単に説明させてください。
弊社のメインのお客様は、中小製造業ですが、彼らにとって工程管理は命とも言えます。
通常、中小製造業は一つの案件で売上をあげることは難しいため、複数の案件を同時並行で進めています。そして、そのすべての案件には絶対に守らなければならない【納期】が存在します。
普通の会社でたとえるならば、5人チームで締切がばらばらの20のプロジェクトを遂行している状況です。しかも、チームに与えられているのは、たった2台のPCと1つの会議室、1台のスマホだけ。
あのPJの進捗状況ってどうだっけ?空いているPCないのか?明日、会議室使えるっけ?スマホ今誰が使っているの?誰かにこれを頼みたいけどAさんいけるかな?
通常の会社であれば、PCを買えばある程度解決できる問題かもしれませんが、工場ではそうはいきません。数千万円の機械を一台買うのと数万のPCを買うのとでは話が違います。
どうでしょう?想像してみて、スケジュール通りにプロジェクトをこなせそうですか?
製造業において、工程管理は技術力と同じくらいの生命線です。納期が守れなければ、次の案件はもらえないシビアな世界。いかに効率よく、納期を守るためにどうするのか、スケジュールを細分化し、まるでブロックパズルのごとく管理をしているのです。
■ITが苦手な職人たち
そんな複雑な工程をどのように管理するかというと、多くの会社はアナログ管理をしています。ホワイトボードやエクセルを使い、属人的な管理をしている会社がまだまだ沢山あります。
では、もっと簡単に管理するために、ITの力を借りればいいじゃんと思うかもしれませんがそんな簡単な話ではないのです。
製造の現場では、ITが苦手、それどころか拒否反応レベルでITを使いたくない方も沢山います。しかし、その理由を突き詰めていくと大体2パターンのお客様に分けられます。
一つは、ITツールを今まで入れたことがなく、マニュアルを読んでも操作が難しくてよくわからない。慣れ親しんだアナログ管理のほうが安心するから入れたくない方。
もう一つは、数百万かけて自社用にカスタマイズしたシステムを導入をしたことがあるが、機能が多く、逆に複雑な操作を要するようになり、すべての機能を使いこなし方がわからなかった失敗経験から抵抗感が生まれた方。
ITツールを入れない理由の共通点は、ITが嫌いだからではなく「わからないから」なのです。
■あれもこれもできない、だからこそ良い
『ものレボ工程管理』は、IT慣れしていない人でも直観的に操作できること/触っていてワクワクする最近っぽさのあるデザインであることにこだわって開発されました。
どんなに良いプロダクトであっても、使用者目線でなければ意味がない。
あれもこれも機能を追加して、結果としてわかりづらい状態を作るくらいなら、必要最低限の機能からツール活用を始めてみる。
あれもこれも、その後に欲しくなったら追加すればいいじゃないか。
いろいろなことはできないけど、その代わり、工程管理だけは負担なく、現場の誰でもが使いこなせるツール、それが『ものレボ』です。
■ものレボがめざすこと
私たちがやりたいことは、町工場の現場の方が負担なく工程管理ができること、だけではありません。もっともっとその先の未来を描いています。
「ものづくり」にかかわるすべてのステークホルダーにおいて最適化が行われ、職人たちの手作業が必要な部分は残しつつ、サプライチェーンや需要予測は精度高く、効率よく行われている。
工程管理SaaSによってデジタル化された工場同士がデジタル空間でつながり、誰もが工場にアクセスできる新しいサプライチェーンを創りたいと考えてます。
そうすることで、職人たちの技術が必要な部分は残しつつ、サプライチェーンや需要予測などの最適化と新しいものづくり体験を同時に実現します。
ものレボは、ものづくりの概念を変えるような産業革命を起こしたいのです。
そんな世界の実現のためには、ものづくりにおける全ステークホルダーのデータが必要不可欠です。その第一歩として、一社一社に弊社ツールを導入しIT化のきっかけを作っているのです。
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