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町工場をもっと知ってもらうための取り組み


町工場、と聞くとなんだか少しわくわくしたことはないでしょうか。

弊社はいわゆる“町工場”に部類される企業で、東京都葛飾区でプラスチック製品の金型製作と成形を行っています。

日本には技術力の高い小規模の工場が多数存在していますが、普段はなかなか見ることができません。そこで、葛飾区の町工場の技術を体験してもらうために、ワークショップ型オープンファクトリー〈かつしかライブファクトリー〉を2019年より実施しています。


かつしかライブファクトリーでの取り組み

かつしかライブファクトリーの名前には、「葛飾区町工場の生きる(Live)姿を、実際に見て(Live)、体験してほしい」という思いが込められています。2022年には9社が参加し、それぞれが企画する工場見学やワークショップを実施しました。

弊社では去年、柄の長いヨーグルトスプーンの成形体験を行いました。体験の様子を少しご紹介します!

まずは成形していただくスプーンについて、製作過程をご紹介。アイデアも社内で出し合い、どのようなスプーンなら使いやすいのかをたくさん試行錯誤しながら製作しました。ものがどのように作られたのかを知ることができると、ものにも愛着がわきそうですね。


実際に射出成形機でのスプーンの取り出し体験!ドアを閉めると金型の中に樹脂が押し込まれ、金型が開いた時にドアを開けて取り出します。


おまけで手動の射出成型機でアニマルクリップの成形体験も行いました。意外と力が必要で綺麗に成形するにはコツがいり、最初はなかなかうまく成形できなかったりもします。


わたしは去年はじめてかつしかライブファクトリーに参加しましたが、参加していただいた方みなさまがとても楽しそうに体験されていて、とっても素敵なイベントなんだなとなんだか嬉しくなりました。金型を製作するだけではなく、こういった取り組みにもとても力を入れています。

今回製作したスプーンは、社内で何度も話し合いを行い、入社した新入社員を中心として試作を繰り返して完成させました。どのようなものを作りたいのか、それを作ることによってどのようなメリットがあるのかを考えながらデザインから行いました。現在はECサイトで販売もしています。

現在販売中の柄の長いヨーグルトスプーン“SNOPPO”。ヨーグルト容器の隅までしっかりとすくえると好評です。


日本の小さな工場の高い技術力をもっと知ってもらうことが目的

職人さんから技術の説明を聞きながら実際にものづくりを行い、自分で作ったものを持って帰れる。ものづくりに触れることで、ものづくりの楽しさを体験しながらものの価値を再確認しものを大切に使ってもらう。そういった目的からかつしかライブファクトリーを開催しています。

これは企業理念の「捨てられないものづくり」「人の役に立つものづくり」にもつながっており、ものづくりで社会を豊かにし、人類の発展のお手伝いをしたい。本当に必要とされるものをつくる、長く使ってもらえるものづくりを目指しています。

いかがだったでしょうか。今回は毎年取り組んでいるワークショップイベントのかつしかライブファクトリーについて書いてみました。このほかにもスミファという墨田区のオープンファクトリーにも参加しています。

今年のかつしかライブファクトリーは10/29(土)に開催いたします。気になる方はぜひ来てみて下さい◎


今回のストーリーで弊社について気になっていただいた方は一度お話ししてみませんか?〈話を聞きに行きたい〉ボタンよりエントリーをお待ちしています!

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