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使命は「製造業の活性化を通じた経済成長の実現」/事業開発ディレクターがmeviyに懸ける想いに迫る

今回は、meviy事業をリードするID企業体 meviy事業部 Sheet metal事業チームにて事業開発ディレクターを務める夘沢(うざわ)さんにお話をお伺いしました。

技術と市場変化の最前線で体感したファーストキャリア


社会人としてのファーストキャリアは携帯電話や家電、自動車のプラスチック部品メーカー会社の製造技術エンジニアからスタートしました。ここでは新卒1年目から開発テーマ、研究予算を与えられて開発方針の決定や設備導入を担当するという、大変貴重な経験を積むことができました。

当時は国内で試作、海外で量産という、いわゆる量を追求するジャパン・アズ・ナンバーワンの時代。ザ・日本の強いものづくりを肌で感じることができました。

同時に、業界の急激な変化も目の当たりにしました。在籍企業はガラケー部品でトップシェアを誇っていたのですが、私は当時世の中に発表されたばかりのiPhone部品も担当する中で、技術力だけでは市場の激変に対応できないという厳しい現実を痛感しました。この経験から、経営戦略の重要性を認識し、キャリアの大きな転換点となりました。


ミスミでの挑戦:製造技術とビジネス戦略の融合


2012年、次のキャリアを求めてミスミに入社しました。ミスミではこれまでのものづくりの経験を活かしつつ、事業開発や戦略経営にも携わる機会を得ることができました。

最初の3年間、私はFAのカタログに掲載される加工部品の商品開発に従事しました。この期間は、切削や板金といった加工技術の知識を深めるだけでなく、プロダクトライフサイクルや市場細分化といった経営的な視点も養えたと思っています。顧客ニーズの多様性と、それに応える製品群の重要性を肌で感じる日々でした。



その後、中国での現地調達支援や特注品ビジネスの開発など、より戦略的な業務に移っていきました。この経験は、世界市場での競争優位性の構築方法や、個別仕様製品における価値提案の重要性を学ぶ貴重な機会になったと思います。

meviyプロジェクト:顧客との共創を通じ、製造業のデジタル化をリードする

 

2016年、meviyプロジェクトへ参画することになりました。当初は金型用のシステムとして研究開発が進められていたmeviyを、FAのカタログ商品にも適用しようという取り組みでした。これは単なる製品拡張じゃなく、製造業全体のデジタル化を目指すプロジェクトであるという想いで、参画していました。

meviyが2019年に世に出ていくまでの3年間、ひたすらにマーケティング、顧客ヒアリング、システム要件の詰めに費やしました。1年間で100社近いお客様を訪問しましたし、特にトヨタ自動車様には足しげく通い、共同で開発を進めていました。VOC(Voice of Customer)に向き合い続け、開発部隊と要素技術を探求し、改善を繰り返していました。

その結果の一つとして、3次元データの部品の穴情報をmeviyに取り込み、部品製造に成功したという事例があります。プレスリリースも行い、meviyの利用者増大にも繋がる取り組みで、目の前のユーザー様からも「これなら使いたい!!」というお声をいただくことができ、感動したことを今でも覚えています。



リリースした後も顧客起点で事業を成長させてきました。大事にしているのは定性的な声と定量的なデータの両方を活用し、取り込めていない需要の分析や予測を行うことです、既存顧客の購買情報や売れ筋を分析し、新たな開発アイテムを決定して開発を進める、というサイクルですね。

この過程では、顧客接点となっている営業部隊(インサイドセールス&セールス)との連携が欠かせません。現在も毎週のミーティングで情報交換を行い、開発と営業が一体となって顧客ニーズに応え続けています。

meviyの展望:日本から世界へ、製造業全体の変革を目指して


meviyは現在、日本市場でトップクラスのシェアを誇るサービスとなり、世界一を目指して邁進しています。この目標は単なる市場シェアの追求ではなく、製造業全体の活性化への挑戦だと捉えています。

meviyへの期待は年々高まり、3次元データのみで設計から発注までを完結させる顧客が増加しています。meviyが製造業における「デジタルツイン」の実現に一役買うことができたのかなと感じています。

同時に、サプライチェーン全体の最適化を図るため、協力工場との関係強化も重視しています。実際に、meviyを通じて発注を受ける協力工場の中には、直近5年で売上を倍増させるなど大きな成果を上げているところもあり、地域の雇用創出にも寄与しています。

さらに、私たちの取り組みは、単なる一企業の成長戦略ではありません。日本のGDPの約2割を占める製造業全体に革新をもたらし、国全体の経済成長に貢献する社会的使命を帯びています。meviyがもたらす製造業のデジタル化は、生産性の向上に留まらず、働き方改革にも大きく貢献します。

設計から製造までのプロセスが効率化されることで、技術者たちはより創造的な業務に時間を割くことができるようになります。さらに、地方の中小企業でも最先端の製造技術にアクセスできるようになり、地域経済の活性化にも繋がります。

meivyが日本の基幹産業を進化させ、製造業全体の変革を通じて、日本から世界へと影響力を拡大していく、そう信じています。


meviy Team:熱い想いと果てない夢を追い求める仲間たたちが集う


meviy Teamはシステム、事業、営業、マーケティングなど、各部署が強く連携するOne Team体制を敷いています。全員がmeviyを通じてお客様のお力になりたい!ものづくりに関わる皆を笑顔に!という想いを持って働いています。 

日本の製造業を刷新して生まれ変わらせたい、製造業に貢献したい、作図作業や部品手配の無駄を減らしたいと考える、そんな課題に共感してくれる仲間が集まっています。

meviyは、常に先が続くビジネスです。夢が果てしなく膨らみ、常にワクワクを感じ続けられる事業だなと日々感じています。仕事って人生の中で、半分くらい時間を使っていると思っていまして。長い時間の中で、ワクワクすることじゃないと続けるのがしんどいかなぁと(笑)。

meviy事業に対して同じようなワクワクを感じていただけた方とは、ぜひお会いしたいです!!カジュアル面談からお気軽にお話しましょう!



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meviyとは
製造業における「労働生産性改革」を実現 meviyは製造業の調達領域に対して革新的な進化をもたらします。従来型の紙の図面を中心としたアナログな調達のプロセスを変革し、設計データをアップロードするだけで、AIが価格と納期を即時見積もり、受注生産でも最短即日で出荷を実現するオンデマンド製造サービスです。従来型のアナログな調達のプロセスと比較して9割以上の時間削減をもたらし、ものづくりのスピードを劇的に変えることが可能となります。

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