皆さん、こんにちは!メンバーズキャリアカンパニー所属の清野(きよの)です。2020年4月1日に中途入社いたしました。どうぞよろしくお願いします!
さて、7月21日(火)18:00~、メンバーズキャリアカンパニーの技術顧問である株式会社まぼろし取締役CMO 益子 貴寛先生の “オウンドメディア運用とコンテンツマーケティングの「表と裏」の話” を受講しましたのでその内容を一部ご紹介します。
オウンドメディアってどこのポジションを狙っていけるの? まず、オウンドメディアとは、トリプルメディアと呼ばれるうちの1つで自社が所有するメディア。ウェブサイト、カタログ、メルマガ、DMなど。ペイドメディアやアーンドメディアと区別されます。
オウンドメディアのメリットは自社が主役になって豊富な量・作りこんだ内容の情報発信ができ、中長期的な流入増加が見込め、一方で運用コストが高く、短期間での効果実現は困難であり、業種によっては競合が多いというデメリットもあります。 また、広告に依存しない集客ができ、口コミ(TwitterやFacebook)での広がりやユーザー育成や新たなユーザー獲得、社内活性化(エンゲージメント)にも効果があります。
そして、新規訪問者の取得や中長期的に維持ができるメディアで、検索流入が一番重要な流入元なのでSEOとの親和性が高く、セットで行った方が良いです。
主にブログ型の構造ですが、 明確な目的や目標をもって 運用をすることが重要で、新規訪問者の傾向的には、「記事PV」が多く、直帰率が低いことも特徴です。 ただし、キュレーションサービスとからの訪問者はつまみ食い的に記事を読むので、直帰率が高い傾向があります。直帰しない良質の読者は主に検索から来ます。
心づもりとして、1~2カ月でPV数は上がらないです。実際に益子先生が関わっているVoista Mediaを例にすると半年後からPVが急増しました。Googleの評価はドメイン年齢と関係があるので、 長期運用をすることでPVが上がっていきます 。 ※Voista Media (ボイスタ・メディア; https://media.voista.jp/news/about-us/ )
オウンドメディアの日々の運用 ポイントは4つです! ・編集会議の実施(1~2週間に1回):ブレスト、効果測定、記事アイデア出し、スケジューリングなど(15~30分で短くてOK。アイデアはチャットツールでやり取り) ・コンテンツカレンダーを用意:日付ベースで記事情報をまとめ、リスト管理 ・記事ごとのキーワードやペルソナの設定:仲間内ですり合わせ、具体化 ・スケジューリング:記事の下書きと公開日は守る! ※クライアントとのやり取りではスケジューリング遵守が課題になので公開日を遅らせないために、記事のストックは1本か2本ストックしておきます。
記事アイデア出し
上記画像のファネルの順番でアイデアを出していきます。 特にデータ分析において、どの検索結果でユーザーが来てくれたかをチェックし、社会のニーズを把握することは重要です。 例えば、 ・表示回数が多い割にクリック数が少なければ、伸びしろが高いので新しい記事を作成する ・検索順位が高いわりに、CTRが低いのであれば、魅力が弱いので既存記事タイトル見直しや新しい記事の作成を行う ということを判断します。
検索で流入が増える理由 充実した記事(テキスト量)・検索結果画面でのクリック増加(興味喚起)・滞在時間(高いユーザー体験)によって、検索順位が上がり、(ホームラン数が多くなる)検索表示されるキーワードが増える(ヒット数が多くなる)ことが理由です。
総論ネタと各論ネタの使い分け 総論ネタ は中長期的な流入増に貢献するメリットがありますが、書く手間は大きいです。ライターの力量が問われるので運用は大変かもしれません。 各論ネタ は、ちょっとしたピンポイントな問題を解決するので、書く手間が小さく、ライターが気負わずに書けることがメリットです。更新頻度を上げるなら各論ネタを中心にアイデア出しをすることがおススメです!
Webライティング全般で常に意識すること ずばり、 シェア性・検索性・ユーザー体験 です! タイトル、記事だけでなく意味のあるURLやタグ、画像、公開日時があれば目次・サマリーも必要です。 他、リード文や関連記事(CMS)、CTAを起こしてくれる記事なども考えたいところです。
また、記事タイトルは「PSの法則」を抑えていれば、 魅力ある記事タイトル になります!
記事本文の注意点としては、「見出しを途中途中に入れる」、「パラグラフ分けは2~3行にする」です。
アイキャッチもとても重要で、TwitterやFacebookで投稿した時に目立ちますのでCMSの設定はした方が良いです、また、OGPとTwitterカードでは同じものが出力されれば良く、 記事の内容とマッチするものを 使うのが鉄則です。
長い記事には目次やサマリーを サマリーはニュースサイトを参考にすると効果的で、読みどころやプロットをわかりやすく示せるメリットがあります。 用語集はSEOにも効果があります!
抜粋してお伝えしましたが、オンラインで充実した研修を受けることができました! 感想としては、実際に運用されているオウンドメディアを例に運用方法やマーケティングに関してどのようなツールを使用しているか具体的でしたので、大変参考になりました。 他の受講者も下記のような感想がありました。 ・実例を挙げて具体的に説明してくださったので、非常に説得力があり、実務に役立つ内容でした。 ・便利な有償ツールやweb通知など知らないことも多く、勉強になりました。現場で活用されている手法やTwitterの最新の情報まで伺えてよかったです。
メンバーズでは、社員のスキルアップのために、著名な外部デジタルクリエイターの方々からの講座を無料で受けられることが魅力です!一部このような研修を公開型で実施しています。8月度の益子先生の研修も、公開型で開催される模様です。興味がある方はぜひ一緒に学びましょう。