こんにちは。広報の米倉です。
今年の10月に新設された、新規事業準備室「スタジオアラン」。新設と同時にアランにジョイン、CTO(最高技術責任者)に就任したのが河西さんです。
Googleで「スーパーエンジニア」と検索をすると彼の取材記事がでてくるほど、界隈では名の知られた「超」の付くエンジニア。
今回はそんな河西さんに、エンジニア視点でスタジオアランの面白さについて語っていただきました。
彼が考える、スタジオアランで得られるエンジニアにとっての成長とは。
「エンジニアとしてさらなる成長機会を求めている」
「新規事業立ち上げに携わりたい」
こんな方は是非、御覧ください。
『資金力』×『意思決定のスピード』×『自走できる環境』がアラン入りの理由
今年の10月にCTOとしてアランにジョインされました。背景についてお話しいただけますか?(米倉)
−−はい。自身でGlasspod社を経営している中で、もっと複数の事業立ち上げに携わりたいという思いがありました。でも、資金力のある企業でないと、一つの新規事業で失敗したら基本的にはその先がない。
そんな時に、VC(ベンチャーキャピタル)と組んで新規事業を作る等、幾つか選択肢があった中で、代表の花房に声をかけてもらったのがきっかけでしたね。
僕をCTOとして招くのに併せて、新規事業立ち上げの専門部署を作り、同時多発的に複数事業を立ち上げたいという花房の想いを聞いた時にめちゃめちゃ面白そうだなと。(河西)
幾つか選択肢がある中で、アランに決めた理由はなんでしょうか?(米倉)
−−『資金力』 × 『意思決定のスピード』 × 『自走できる環境』、これらを総合的に見た時に、アランが今の自分にとっては一番魅力的だと想い、Glasspod社がアラングループ入りする形でジョインしましたね。
ユナイテッドが親会社であることから、資金力は潤沢。メルカリ上場に伴う株の売却益については話題になったと思います。それに加えて、アランの『意思決定が早く自分で引っ張っていける組織体制』に魅了を感じました。
花房は現場の人間なので、距離が近く、議論が必要な事項であっても意思決定までのスピードが早い。その上、新規事業準備室「スタジオアラン」では少ない人数で1事業を持つことになるので、メンバー各々がとにかく動かなければいけない。止まっている隙がないから、自ずと走り続ける。
誰かに指示を出されなくても動く、自走する組織が期待できた点も大きな理由でした。(河西)
4つの新規事業の立ち上げを同時に進めている
新規事業準備室「スタジオアラン」が立ち上がってから、早2ヶ月経ちました。現在の動きについて教えてください。(米倉)
−−現在は、新規事業の開発と検証を進めているところですね。それも複数同時にやっているところです。
「4つは新規事業をやろう」と花房と話していて、リサーチを通して2つの新規事業は既に確定、サービスの開発を進めています。
残り2つは複数の事業領域を調査しながら、選定しているところです。スタジオアランメンバー全員で参入検討市場の課題感を調べています。(河西)
リサーチから全員で行うのですか?(米倉)
−−はい。基本的にリサーチって、事業の責任者にあたるPM(=プロジェクトマネージャ)がすることが多いのですが、スタジオアランは職種かかわらず、PMと一緒に事業立ち上げに必要なことをやっています。
エンジニアを例にあげると、開発の際にただ手を動かすだけじゃなくて、参入検討市場の調査のため、ユーザーヒアリングなどのリサーチまで任せてますね。
コードを書くだけじゃなくて、事業を立ち上げる力をつけるのに良い環境だと思いますよ。(河西)
市場価値を上げたいならジェネラリストを目指すべき
河西さんは「スーパーエンジニア」として業界でも知られてますよね。(Googleで「スーパーエンジニア」と検索をかけると一番上にでてくる)
エンジニアとして感じるスタジオアランの魅力って何でしょうか?(米倉)
−−スーパーエンジニア、はい、ありがとうございます。(笑)
スタジオアランの魅力。僕のエンジニアとしての生き方でもあるのですが、スペシャリストではなくジェネラリストを目指せる点かなと思います。(河西)
スペシャリストとジェネラリストの違いとは?(米倉)
−−スペシャリストって、特定のプログラミング言語にめちゃめちゃ精通してるとか、そういう人のことを指します。
例えば、人数が多いエンジニア組織になると分業体制がひかれるので、iOS(iPhoneのアプリ開発に使用されるプログラミング言語)のみしかやらないなんてことがでてくる。そうなると、もはやiOSのスペシャリストになるわけです。もちろん、それはそれで強みではあります。
例を挙げるとメルカリなどといった、大きい企業のエンジニア組織って大体そうですね。
一方でジェネラリストとは、エンジニアとして軸足をおきながらも、色々なことができる人です。エンジニアとして様々な言語やフレームワークを扱えることはもちろん、PMをやったり、デザイン、マーケができる。
市場的にはスペシャリストが多いので、これからは確実にジェネラリストの需要が増えてくるし、今この時代には価値が高いと思いますよ。(河西)
それって、河西さん自身がそうだったからですか?(米倉)
−−おっしゃる通りです。
僕はそう考えていたから、エンジニアリングをごりごりこなしながらも、PMをやったりデザインもやっていました。そうやって市場価値をあげて今ここにいますからね。
ただコードがかけるエンジニアなら無数にいますよ。そんな中で、エンジニアと他スキルを掛け合わせられれば、ただのエンジニアじゃなくなるわけです。
圧倒的に市場価値をあげられるのは、ジェネラリスト。スタジオアランであれば、ただコードがかけるエンジニアに止まることはない。というよりも、色々やらざるを得ないから、必然的にジェネラリストになっていく。
あくまでも主観ですが、今のアランはメルカリのような、すでに規模が大きく成熟した企業とは違った面白さがあると思いますよ。
僕自身もメルカリから何度もオファーをいただきましたが、エンジニア組織が大きくなり、分業体制が敷かれると、スペシャリストとしての成長しか見込めない。さらには裁量権も限られてくる。
華々しい企業で働いて経歴に箔をつけたいだけなら、別にいいと思います。
でも、ただ華々しい経歴があるだけじゃ、大きな成長は見込めない。僕にとっては、経歴なんて何も意味をなさないんですよね。
それこそ、メルカリの経営陣が20代のうちに何をしていたか。彼らが若い頃はまだ成熟しきっていないスタートアップで大きな裁量をもち全方位的に仕事をこなし、成長し続けた結果、今に至っています。
スタジオアランは、まさにそのような環境。ジェネラリストとして、裁量を持って様々な仕事をこなせるので、自分の価値を高めたい人にとっては魅力的だと思います。
もちろん、メルカリが嫌いなわけではありません。優秀な「スペシャリスト」が集まるいい会社だと思います。
でも、今後のキャリアを考えたときに、ジェネラリストとして成長した方が圧倒的に自分の価値があがることはわかっていました。
僕はまだまだ自分の価値を上げたい。だから、今こうしてスタジオアランでチャレンジしているわけです。(河西)
CTO河西が約束するエンジニアとしての成長とは
先にお話ししていただいた通り、事業立ち上げに関わる業務をPMと一緒にこなしていくことから、「コードがかけるだけのエンジニアに止まることはない」のはわかりました。では、エンジニアとして成長できる点についてはどうでしょうか?(米倉)
−−僕の経験からいうと、短期間で複数の事業の開発に携われる経験が積めるところが、エンジニアの成長にとってかなり大きいと思います。
今までフリーランスや会社経営をしていたときに、短い期間でかなりの数の事業立ち上げを経験しました。
複数の事業の立ち上げに携わっていると、早く作るためにどうすればいいのかと考えるシチュエーションってどうしてもでてくるんですよね。
それを繰り返していると、意思決定のスピードがめちゃめちゃ上がってくる。
例えば、サービスAを作りたいなと思った時に、完成図から分解を繰り返して、細かいところから実装方法を決めるわけです。この意思決定が、事業立ち上げを繰り返していくと、反射的にでてきます。
1つの事業を開発するよりも、複数事業を同時に開発する方が難しいのは当然です。
立ち上げのスピードが遅かったら意味がないので、同時進行で進めていく。
難しいけど、それをとにかく続けていくんです。
それが経験として積み重なり、ある種パターン化されて、反射的に最適解が導けるようになっていくんです。(河西)
河西さんはCTOとして、どのようにエンジニアの成長のサポートをしているのでしょうか?(米倉)
−−成長してもらうために、僕から一方的に教えるということはないですね。自身で経験してもらいながら、それを血肉にしていってもらいます。
もちろん、困ったり悩んでいたらサポートしますよ。でも、答えは言わない。(河西)
それは、意地悪ですか?(笑)(米倉)
−−いやいや。(笑) 単純に答えをいっちゃうと、受け手も面白くないですからね。
それよりも、考え方のほうが大事。サービス開発ってゴールは同じでも、たどり着く方法がたくさんあるので、考え方を知るほうが重要なんです。
なので、考え方のフォローを重ねながら、エンジニアとしての成長をバックアップします。
今はまだ、どうしても自分が開発するのが早い状況ですからね。がっつり成長してもらって、ゴリゴリと開発できるメンバーをどんどん輩出していきたい。
その結果、アランといえば優秀なエンジニアが集まる組織だなという印象を持ってもらう。そこまでいけたら合格かな。(河西)
なるほど、ネクスト河西を生み出したいと。(米倉)
−−そうですね。(笑)
やはり、組織として強くなるためには、みんなが成長していかなきゃいけない。
「エンジニアのなかで誰が優秀だと思いますか?」と質問された時に、素直に「僕だ」と答えられます。エンジニアとしての実力には、それだけ自信がある。
でも、これからスタジオアランで事業をたくさん作っていく上で、僕が手を動かすよりも、高いレベルで開発できるエンジニアをたくさん輩出したほうが圧倒的に効率がいい。
ネクスト河西を生み出すためにできることはなんでもするつもりですね。(河西)
ミッションを実現するために、とにかく今は事業立ち上げにコミットする
それでは、河西さんがアランで成し遂げたいことを教えてください。(米倉)
−−はい。先に話した通り、僕がアランに入った理由って、複数の事業立ち上げに携わりたいという気持ちが大きかった。
なので、目先の目標になってしまいますが、人に依存せずに、複数同時に新規事業を立ち上げ続ける仕組みをスタジオアランとして整えます。(河西)
事業を立ち上げた先のことはどうでしょうか?(米倉)
−−事業はユーザーがいて初めて成り立つものです。なので、ミッションの『「人が変わる」を創造する』を、立ち上げた事業を通して実現したいなとは考えています。
ただ、事業を立ち上げないことはユーザーの人生を変えることすらできませんから。(笑)とにかく今は事業を作ることに必死です。(河西)
最後に、河西さんが一緒に働きたいエンジニアはどんな人ですか?(米倉)
−−新規事業の立ち上げが好きな人、もしくは立ち上げたい気持ちがある人ですかね。それと併せて、興味関心が広いことも重要かなと。
色んなことをやってみたい、知ってみたい、そんな想いを日々持てる人であれば、ジェネラリストとして市場価値を高められる素質はあると思います。
あと、プラスアルファで求めたいこととしては、ビジネス的な視点ですね。そもそも新規事業が成り立つのかを判断する感覚などです。
ただ、これは入ってから養えるので、マストではありません。
スタジオアランではエンジニアを積極的に採用中なので、これらに当てはまる人がいたら是非、会社に遊びにきてください。(河西)
ありがとうございました。(米倉)
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