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会社の認知度ゼロに愕然(゚Д゚) エンジニア認知度を上げるべくLT会を開催するまで

この記事は会社の認知度をあげようとエンジニア向けの勉強会を開催したことで認知度が爆上がりするまでの顛末を記したものです。なにかの参考になれば。

きっかけ

ことの発端は2023年4月5日。AWS Startup Meetup Fukuokaに参加したことから始まった。 簡単にいうと福岡のスタートアップ企業のエンジニアの交流会で、毎回勉強になることが多く実りのある会だ。 場所は、福岡のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」1階のイベントスペースで行われた。 参加者はconnpass上では54人。以前より非常に多くの参加者がいたように見えた。

会の途中に懇親会の出欠確認があった。自分も勇気を出して手を挙げて参加。勉強会終了後に全員で近くの居酒屋に移動して懇親会が始まった。おおよそ30人くらいは参加していた。その中で同じ卓になった人はおおよそ10人ほど。AWSの中の方が先陣を切って自己紹介を始めてくれたおかげで、全員自己紹介をする流れとなった。

自己紹介で悲しい現実を知る

知っている企業名がずらずらと並ぶなか、自分の番が回ってきた。「株式会社レイヤードからきました。吉竹です」と自己紹介する。ところが、なんとなく反応が悪い。一瞬の間と、変な空気を感じ取った(ようなきがした)。

おそらく「株式会社レイヤード」を誰も知らないらしい。社名が変わって約1年たったが、医療業界ではない方への認知度の低さを実感した瞬間だった。

認知度を上げたい!でもどうすれば?

次の日。たまたま隣にいた弊社の経営企画の堀部さんに顛末を話した。認知度が低いときでもうまく立ち回って相手に印象付けられるいい方法を、堀部さんなら教えてくれると思ったからだ。「堀部さん。昨日のイベントで会社の認知度が無くて被害妄想しちゃいました。堀部さんだったらどうやって会社のアピールしますか?」と。軽い雑談のつもりだった。が、堀部さんはしっかりと考えてくれた。そして「エンジニア向けのイベントやりましょう!」と堀部さんが言った。

エンジニア向けのイベントは弊社では1回もやったことが無かった。参加することはあっても、登壇したこともなければ、ましては運営なんてしたこともなかった。でも、「あーいいですね。面白そうですね」と軽く答えてみた。

それから、あれよあれよと話は進み(堀部さんがしっかり進めてくれたから)、社長承認もいただきLT会形式でエンジニア向けのイベントを開催することが決定した。開催日は2023年5月18日(木)。堀部さんに相談してからたった1週間で決まった。

目標は20人。集客できるのか?

なにしろ、知名度の低い会社のLT会なので目標は低く「参加者20人」とした。つもりだったが、登壇者を5名募集したので、合計25人になってしまった。これはやばいぞ・・・。なんとか集客するために5件の福岡開催のエンジニア向けイベントに参加し、そのうち2回登壇させていただいた。努力の甲斐あってなんとか満席となった。

いよいよ開催!盛り上がるLT会

当日は雨だった。ドタキャンを心配したが、結果21人も来場いただいた。社内でボランティアを募り3名が手伝ってくれた。3人とも積極的に参加していただき、つつがなく運営できた。来場者アンケートも満足度が高く評価いただいた。社内メンバーの強さを感じた。

LTの一人目は社内から森さんが登壇してくれた。LLMを使ったWebアプリ開発の話をしてくれて、勉強になったし、盛り上がっていい空気を作ってくれた。続いた登壇者の方々もうまく話を盛り上げていただき、1回目の弊社のイベントに花を添えていただけた。

↓まとめていただきました

レイヤード Meetup に参加してきた - くもをもくもくまなぶ
レイヤードさんで行われたミートアップに参加してきました
https://astro.midnight480.com/posts/layered-meetup-vol1/

ファンを作りたい

欲が出てくる。2回目もやりたくなった。さらに、参加いただいた数社から「一緒にやりませんか?」と声をかけていただいた。これも無駄にしたくなかった。そして、あれよあれよと話は進み(堀部さんがしっかり進めてくれたから)2回目はグルーヴノーツ様、ふくおかフィナンシャルグループ様に共催いただくことが決まった。

せっかく継続開催するならば、なにか目標を作りたい。とりあえず勝手に「来場者をファン化させる」ことを目標に掲げた。福岡には多くのコミュニティや勉強会があるが、他に負けないような強みを作って、2回3回と来たくなるようなイベントに育てることを目標にした。特に古参の参加者を大事にして深く濃く繋がりたいと思った。

またまた勝手に強みを決めた。「おしゃれでうまい酒が飲めるLT会」とした。自分がお酒が好きだから。そして、他のLT会にこの軸なら勝てる見込みがあった。ワイン/焼酎/ウイスキーをこだわって調達し、前回のピザに加えて、ケータリングとタルトを発注し、写真映えするような食事を用意した。これが出来たのは、共催の2社がいたからだ。自社開催だった1回目の3倍の予算を用意できた。そして、集客のために登壇した際には「おしゃれでうまい酒が飲めるLT会」と謳った。

さらに、第1回目に登壇いただいたひょうどうラボの全面協力のもとレゴシティが弊社のオフィスに出現しました。(詳しくはこちら

社内の反応

社長OKは頂いたものの、約5万円の予算を使って飲食を提供したため、他部署の方からは批判も来るかと思った。しかし、いまのところ大きなクレームにはなっていない(余ったお菓子を配っているからかもしれない。そんな甘くないか)。とはいえ、勉強会の文化について、他職種ではあまり知られていないように感じる。エンジニア界隈では「アウトプットが重要である」という認識が十分に行き届いており、その延長線上に勉強会があると思うが、一方エンジニア以外の職種では勉強会に参加したこともない、あるいは、勉強会が開催されていない職種もあるらしい。そのなかでエンジニアばかりお金を使って飲み食いをしていることは簡単に理解してもらえないだろう。

一方、経営層からは以下のような反応を頂いた。

認知度は上がったのか?

上がった。「JAWS FESTA 2023 KYUSYU」に誘っていただけた。同じトラックに福岡の有名な企業が並ぶ中、25年目の弊社がスタートアップトラックとして肩を並ばせていただけるのはとても嬉しい。

JAWS FESTA 2023 KYUSHU
JAWS FESTA 2023 in Kyushuの公式HPです。
https://jft2023.jaws-ug.jp/

DevRelというらしい

さて。このブログは社内から指示をいただき書いている。会社のPRと採用のためだ。その際に「DevRel」という職種を教えてもらった。

自社や製品、開発者が、外部の開発者と相互のコミュニケーションを通じて、
良好で継続的な関係を築くためのマーケティング手法である

らしい。正直よく分からない。​どうやら、認知度が低くてつらい思いをした経験をバネに勉強会を開催したらDevRelっぽい人にになれたらしい。とりあえず、新たな自分の役割をいただけたようだ。

単純に認知度が低くて悔しい思いをしたことを払しょくするために開催したLT会だったが、なんだかんだで楽しくなってきて2回も開催することが出来た。今後はこれを会社の文化にしていけるように続けていけたらと思う。たぶん、それがDevRelっていうことなんじゃないかなと思う。しらんけど。そして、もちろん採用にもつなげたい。1回開催が5万くらいなので、20回中に一人採用出来ればトントン。そうすれば客観的にも理由が立つのでうれしい。

みなさん遊びに来てください!

ということで、Vol.3の開催が決定!!!!!!!!!今回はマネーフォワードさんと一緒に実施!!!!!!!バチボコ盛り上げるのでぜひ遊びに来てください~!

【博多|オフライン開催】レイヤード×マネーフォワード Meetup LT会 vol.3 (2023/11/16 19:15〜)
イベント概要 本イベントは、株式会社レイヤードが開催するエンジニア向けミートアップです。 株式会社レイヤードの知名度を上げるために2023年5月から始動し3回目の開催です。 Vol.1の時に来ていただいたマネーフォワードさんが、弊社のバーカウンターを褒めていただいた上に、一緒にやりませんか?と声かけていただきました!! ...
https://layered.connpass.com/event/298121/



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