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1年生〜3年生を対象にしたデザインハッカソンのイベントレポート

こんにちは、デザイナーのひとみです。

2019年1月12日 土曜 に、ALCHEMYさんとメゾンマークの共催デザインハッカソンに、メゾンマークのデザイナーと一緒に参加させていただきました。私は運営として企画や資料作り、アドバイザーとしてお手伝いさせていただきました。全体の流れや概要はこのALCHEMYさんのフィードに記載されているので割愛します。

イベント目的

ALCHEMYさんとメゾンマークでは、未経験からデザイナーになりたい人を採用し、一人前の技術者に育てていく文化があります。そこで今回はデザイナー1年生〜3年生を対象にして作業はもちろん、はじめましての人とともに一つの作品を作り上げる力をつけてもらいたいというALCHEMY代表の都築さん、そして弊社代表の葉倉の想いから企画しました。

1年生〜3年生は企画から参画したりチームの主体となって最後まで責任をもって自走する機会があまりない方が多いと思います。そんな方でも、どんなプロセスでデザインが出来上がっていくのかや1つの作品を作り上げていけるようにと考えました。

主にこんなことを重視しました

  1. 自ら主体となってチームワークで作品をつくりあげていくプロセスを体験
  2. クライアントの要望や悩みなどを把握してデザインの力で問題解決をしていく
  3. 企画を自分の力で提案する
  4. チームワーク中と懇親会でのコミュニケーション

上記を達成するために運営側が気をつけたこと

  1. 全員が作業と対話ができるようにすること
  2. 提出物を完成させて発表できない箇所がないようにすること

上記2項目を達成するための解決方法

  1. 1チーム最低限の人数として3人ずつの構成にする
  2. リーダーにはあらかじめリーダーであることとグループ編成、目的を伝える
  3. リーダーは2〜3年生のデザイナーにしてまとめてもらう
  4. なるべく会社ごとにメンバーをバラバラにして普段一緒に働いてない人と一緒にする
  5. 条件やルールはデザイナー目線で欲しい情報をなるべく多く記載
  6. 運営側に質問やアドバイスなどは禁止

こんなかんじで大丈夫かな〜と思っていたのですが、実際にはじまってみると皆さんそれぞれ声を発して制作を進めていて、提出物が出来上がらなかったというチームがなく時間通りに終えることができました。

私は後ろで仕事をしながら各チームの声に耳を傾けていたのですが、企画を頑張っていたチームもあればコンセプトの話を入念にしているチームもあったりと、それぞれ方向性が違っている中でも進められていてなんだか嬉しくなりました。

ランチもそれぞれで行ってもらったのですが、テーマが「パン屋さんのサイトリニューアル」ということもあり多数のグループがパンを食べていました!かわいい!中にはサイトのデザインに掲載用のパンを買ってきて撮影するグループもあり、あらためてデザイナーがこだわりをもって作ると足を運び手と頭を動かし、よりよい"作品"になっていくんだなと感じました。

(テーブルにお酒が置いてありますがチーム名をかっこいいお酒にしたため看板となるようにテーブルにお酒を置いていました。今思えばお酒ではなくパンの名前にしたほうがテーマに合っていて可愛かったかもしれないです笑)

当日の資料

一部抜粋しての掲載です。

もっと改善できるよう、ハッカソン終了後にアンケートを配布してご意見をいただいています。

各チームの発表とフィードバック

提出物はまた後日まとめますが先にどんなものだったのか、概要を記載しておきます!

ST-GERMAINチーム

提出概要:アプリを使用して焼きたてパンの情報やお店の場所情報などを取得できる便利な機能を中心に考えたもの。サイトのファーストビューに現在焼いているパンの写真を用いて「このパンが焼きあがるまであとn分」と記載し、焼きたての美味しさにこだわったお店を演出

フィードバック内容:アプリにしたのが新しい反面、クライアントはリニューアルを想定していたけどアプリに注力したことで予算が不安になりそう

MAKER’S MARKチーム

提出概要:リブランディングを中心に、新しいターゲット層の取り入れに注力した内容。店舗名を英語表記から今っぽいカタカナ表記にしたりコンセプトをイチから考えたりと、ストーリー性重視の資料。サイトデザインではスクロール制御で1スクロール1セクションずつスクロールしていくという設計で、左にスクロールナビがついていました。

フィードバック内容:ロゴを作り直してリブランディングで新しい層に向けた方向性が良い。また、アクセスで駅直結と言い切っている(ユーザーのためかどうかは置いといて)ことで店の位置が分かりにくいという問題を解決していると感じる。スクロールメニューの位置や大きさが気になるところ。


SUZEチーム

提出概要:パンよりも働いているスタッフをアピールする内容。ファーストビューでもパンを手に持つスタッフの笑顔の写真を用いていたりスタッフのおすすめパンなどの紹介セクションがあったりとコンテンツだけではない部分でも店の雰囲気を知れるデザインに。

フィードバック内容:スタッフにフォーカスしたのがおもしろくて良い。全体の雰囲気も人にフォーカスされているだけありポップで柔らかくお店にくるお客様を安心させられると感じる。スタッフのおすすめパンのセクションだけ左右に大きく余白があいたことが気になる点。また、お店の概要セクションでも文字が少なくどんな内容か想像がつきにくい。


PRUCIAチーム

提出概要:新しいターゲット層にフォーカスするより、既存のお客様も多く利用しているため新しいことはせずに既存のサイトを最近のデザインになおかつ使いやすい設計に。(10年前につくったばかりのサイトは全体が狭く読みづらいデザインと仮説)グロナビを左に置いたりメインカラーをグリーンにすることで既存の男性客にも使いやすいようにしてある。パンの写真も陰影がはっきりしていて分かりやすく、シンプルですっきり。

フィードバック内容:グロナビを左に置くことで10年前からwebサイトを使用している層の使用感を損ねないと感じる。また、パンのメニューセクションでは写真の大きさを変えるなど、視線誘導をしていて良い。アクセスセクションの店名に下線が引いてあるのとファーストビューとアバウトセクションの間にある余白が気になる点。


以上がハッカソンです。

発表後はみんなで懇親会としてピザやお酒をいただきました。

次回のデザインハッカソンではもっといろんな人も参加いただけるよう拡大していけたらと思っています。

ALCHEMYでは技術者コミュニティがあるそうなので、ご興味があればぜひ参加してみてください。

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