こんにちは! 採用チーム江木です。
新卒として入社する機会は1度だけ。創業時にインターンとして入社後、新卒入社を決意し活躍する越後谷さんにインタビュー!企業をどのように選び、入社後挑戦しているのかを当時を振り返りながら語っていただきました。ぜひ、ご覧ください!
越後谷 陸斗 - Rikuto Echigoya
中学生から高校卒業までをアメリカで過ごし、早稲田大学基幹理工学部情報理工学科に入学。アメリカ時代に身につけた語学を活かし、英語により授業が実施される国際プログラムを履修。在学中は、Microsoft のインターンや他企業でのインターンを経験する中、友人紹介で代表の村尾と知り合ったことをきっかけに Magic Moment (以降MMと記載) でインターンを開始。2018年に卒業後、MM へ新卒入社。セールスや CS BPO事業の立ち上げ を経て、現在は Digital Ops 部門を立ち上げ、リードしている。
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人生一度きり、意味があることをしたいと思い入社を決意
ー 越後谷さん、本日はどうぞよろしくお願いします!早速ですが、学生時代のことを教えてください。
とにかく、電子音楽制作やスキー、筋トレ、Android アプリ制作など気になるものや憧れのものに熱中していました。
900名ほど入寮できるWISH(大学の寮)で RA(Resident Assistants)という運営スタッフをやっていました。役割が企業誘致やイベント運営など多岐にわたり、サークルには入っていなかったものの、活動を通じてたくさんの方とのご縁をいただきました。自分と同じ興味関心がある方とその時々で何か一緒に熱中することが楽しかったですね。
ー 寮での運営スタッフも充実していそうですが、インターンやアルバイトは行っていましたか?
はい。Microsoft や クラウドロボティクスのスタートアップ(Rapyuta Robotics)など複数社でインターンを経験しました。
当時、スモールサイズの自作メディアやアプリビジネスを売却し、学生にとって大きな資金を得ることが周囲で話題になっていました。お金もなかったこともありそのニュースを聞くたびに羨ましく、テクノロジーに対する興味も強かったため、何か作れるようになりたいと2年生の時に一念発起しました。
夏休み中は毎日12-15時間 Android アプリ開発の勉強に打ち込み、学んだことをいかしたいと思い、Microsoft に入社しました。最終的にアウトプットを開発部門のトップの方にプレゼンする機会をいただきました。
勉強したことで得た知見やインターンでの経験は「やっててよかった」と心から感じます。また、テクノロジーのみならずそれがビジネス上どのような意味合いがあるのかを考えることが楽しいと思うきっかけにもなりました。
ー 学んだことをいかしてインターンに取り組まれている印象です。インターンや学生生活での経験で印象深いことを教えてください。
Microsoft インターンに合格したタイミングで CEO の村尾さんと出会ったことです。当時、Rapyuta Robotics で営業執行役員を務めていた彼からインターンとして入社しないかと誘ってもらい、Microsoft に行くか、Rapyuta Robotics に行くかかなり迷いました。
その迷いを率直に村尾さんに相談した時、「まずは Microsoft に行ったほうがいい。大企業がどのような場所か知るといいと思う。うちはその後でも良いんだ」とアドバイスをもらいました。
結果的に Microsoft を経て、 Rapyuta Robotics にマーケティングインターンとして入社しましたが、村尾さんの「一人の人間の人生を考え、提案する」という姿勢がとにかく一貫していたことを痛烈に覚えています。
ビジネススキルが長けているのはもちろんですが、人を何よりも大事にするスタンスにとても憧れました。「とにかく稼ぎたい、スキルをあげたい」と思っていましたが、「人生一度きり、意味のあることをしたい」という思いを強く持つようになりました。
その後、村尾さんが MM を立ち上げる時、迷いなくインターンとして入社を決めました。
ー 様々なテクノロジーカンパニーでのインターン経験後、MMへ入社を決意。決め手は何でしたか?
数社でインターンを経験し、お世話になった企業から内定をいただいていたので、就職活動はしていなかったです。その中から MM に決めたのは、自分にはない強さを持っている村尾さんと一緒に働くことで、精神的な意味で成長したいという気持ちが強くなったからです。
本当にこの決断でよいのだろうか と何時間も考えるつもりでしたが、他社を選択したとしても「あぁ、あの時 MM に行っていたらどうなっていたんだろう」と妄想する自分の姿が鮮明に想像できてしまい、10分ほどで結論が出ました。
MM に入社しなかったことを後悔しながら社会人人生を生きる。その姿が見えているのに他社に決めることは、将来の自分にすごく失礼だと思いましたし、そんな自分が嫌でした。
ー MMへの入社は迷いなく即決された印象を受けましたが、新卒入社前に不安はありましたか?
全然なかったです。アメリカでの生活を経験したからこそ思えたことかもしれませんが、ここは日本ですし、立ち直れないほどのことはそう起こり得ないと思います。無難な選択をして後悔する方が一度しかない人生において失うものが大きいと思いましたし、今でもその思いは変わりません。
一方で、親は設立したばかりの企業に息子が入ることについて不安を感じていたようでした。当時、村尾さんがオフィスで親と話してくれて、不安を払拭してくれました。
忙しい時間を私のために割いてくれ、人に対する気遣いや姿勢を感じ安心したことを覚えています。
ちょっとでも冒険してみたい心があるなら、絶対に自分を信じて進むべきだと思います。
「とにかくやってみる」挑戦を繰り返し、経験をいかして Digital Ops を立ち上げ
ー 入社後のキャリアを教えてください。
インターン時代は採用人事を担当し、入社後にプロダクトマネージャーをしていました。その後、ビジネス職を中心に インサイドセールスを経験し、カスタマーサクセスやフィールドセールスを担当した後にプロダクトマネジャーを任せてもらっています。
現在は、これまで経験を活かしプロダクトの先進的な未来を支えるための Digital Ops という部門を立ち上げ、リードしています。
ー Digital Ops の仕事内容について詳しく教えていただけますでしょうか?
Digital Ops は、LLM(大規模言語モデル)や No Code を初めとする先進的なテクノロジーを利用し、会社全体の生産性を飛躍的に高めることをミッションにしています。人間がやる必要のない仕事をどんどん減らし、セールスチームが本質的で意味のある仕事に集中できるようツールや仕組みを作っています。
本来 Digital Ops は、営業職だけでなく営業を通じてサービスを知るお客様のためにも存在していると考えています。
現時点で社内セールスチームに注力しているのは、ハイレベルな提案活動や事前準備を行っているためです。社内のニーズを満たせる仕組みを実現できれば、自ずと全世界に応用できると考えています。
業務効率化や生産性向上を目的に、定型化された業務のテクノロジー利用が浸透してきています。100社あれば100プロセスある定型化しづらい営業業務は、テクノロジーをどのように利活用するかという点から考える必要があり、導入・開発できる人や会社が少ないのが現状です。
チャレンジングな現状ですが、私たちの取り組みが成功すれば、全国400万人の営業に対してインパクトを生むことができます。想像するだけでワクワクしますね。
ー 入社していろいろ経験されていると思いますが、一番苦労したことはなんですか?
セールスとして結果が出せなかった時期ですね。プロダクトが営業の生産性向上を訴求しており、私も利用しているにも関わらず、なかなか結果に繋がらない時は、精神的にも落ち込みましたね。
そんな時プロダクトチームに異動する機会を得ました。苦しんだ経験から、機能開発がどんなことを求められているかがわかりやすく、自分と同じ経験を他の人が味わう必要がないように、と思い日々業務をしています。ポジティブ過ぎるかもしれませんが、経験がいきていると感じ充実しています。
ー 苦しいことも経験にいかしてこられたと感じます。どんなときに自分が成長しているな、と実感しますか?
明確に「成長したな」と実感したことはないのですが、振り返ると「できることがすごい増えたな」と思うことがよくあります。私の根底にある「とにかくやってみる」を積み重ねた結果だと思いますし、MM には実際にやらせてもらえる風土があると感じます。
ー たくさんの経験や挑戦をされてきた中、忘れられないエピソードを教えてください。
インサイドセールスをしていたときのことです。社員が数名でプロダクトもなく知名度もない頃、電話やメールでアプローチしていましたが、99%は興味を持ってもらえませんでした。そんな状況下で大企業の部長クラスにあたる方とオンラインでアポイントを得ることができたため、できるだけ丁寧に接したいと考えていました。
村尾さんに相談したところ「もう一回電話かけて。オフィスに来てもらおうよ」と言われ、ポカンとしましたね。半信半疑で言われたままに提案したところオフィスに来てくださり、SaaS ビジネスでの悩みを全部相談し、満足そうに帰っていかれました。そしてその後、お客様になってくださいました。
なぜオフィスに来ていただけたのかを理解できず、アドバイスの背景を確認しました。お客様の状況を理解し、前提に囚われずに最大価値を届けるために何ができるかを考え抜き実行した結果だ と教えてもらい、得心したことを覚えています。
成果への筋道をゼロベースで立て、積み重ねれば驚くような成果がでる。当たり前だけど考え抜くことの難しさとそのインパクトを学ばせていただきました。
無人島でサバイバルするならMMの人と一緒がいい。信頼できる人と働ける幸せ
ー 一緒に働いているメンバーや会社の好きなところがあれば教えてください。
まず、働いているメンバーは、一言で表現すると「めっちゃいい人達」です。みんなが、成果に対して情熱的かつポジティブなので、後ろ向き・内向きに仕事をする人はいません。素直に心から「ワクワクすることをやっている」と胸を張っている人が集まっています。
無人島でサバイバルするなら MM の人と一緒がいいと思えるくらい信頼をしています。笑
会社については、押し付けがましくなく、自分らしさを大事にできるカルチャーが好きです。“THINK TRUE” というコンセプトを掲げていますが、「TRUE ってなんだろうね」という話をするくらい一人ひとりの解釈に委ねられている。みんなそれぞれ考える TRUE があり、お客様にベクトルを向けつつも自分なりに価値を出そうと頑張る。
「方向は揃っているのにそれぞれの個性がいきる」という状態は働く上で心地良いだけでなく、仲間に対するリスペクトが深まります。
ー 自分らしさを発揮できるカルチャーの浸透を感じます。越後谷さんオススメの仕組みや制度はありますか?
各部門のビジネスアップデートを報告する Business Review の時間です。週に1回、経営陣を含め全社員が集まる場で各部門のミッション遂行におけるアウトプットを説明することが求められるため、仕事への向き合い方を問われます。スタートアップは目まぐるしく状況が変わるので、その時々のコンテクストをしっかりと理解した上で、事業成長へのインパクトを説明する必要があります。俯瞰的に自分の仕事を捉えるチカラが身につくので、どんな会社でも通用すると思っています。
自部門だけでなく他部門へのフィードバックも入手できるので、Business Review の翌日から全社視点で正しい方向へと軌道修正し、考えられる機会があるのも魅力です。
Magic Moment の描く未来に少しでも共感した方とご一緒したい
新しいことにアレルギーを示すのではなく、好奇心強く取り組みたいと思う方とご一緒したいです。素直に、もがきながらも根気強く前向きに進み続けることができれば、スピード感あふれる環境で挑戦し成長できると思います。
スタートアップという環境上、状況や組織は刻々と変わるため、安定して一つのことをずっとやっていたいと考える人には今のフェーズは向いていないかもしれません。また、大きな市場に挑戦していることもあり、ショートカットでの成功はありません。
私たちが掲げる理想や哲学に少しでも共感し、人の生活や働き方により良い価値をもたらすことに挑戦したいと思っている方は、きっと活躍できる場所が見つかります。
そんな越後谷のオフタイム
平日はデジタルどっぷりなので、アウトドアの時間を大切にしています。スキーとキャンプは欠かせないですね。あとはサウナも大好きです。
昨今のブームでキャンプとサウナは混雑していることが多いのでブームが終わらないかなと思うことも。。