なにをやっているのか
産後のボディケア&フィットネス教室
NECワーキングマザーサロン
マドレボニータは1998年の創立以来、産後女性のための独自のプログラムを研究・開発・普及してきました。各地で展開している『産後のボディケア&フィットネス教室』は産後女性の心とからだに働きかけ、これまで多くの女性をエンパワーしています。
主な事業は以下の通りです:
●12都道府県、約50箇所で「産後のボディケア&フィットネス教室」を開催
●双子の母やひとり親、障がいのある児の母などの受講料を全額補助する『産後ケアバトン制度』を運営
●産後の実態をまとめた独自の調査報告書「産後白書」シリーズや産後1カ月の正しい過ごし方とサポート方法を啓発する『産褥記』シリーズなどの書籍を発行
●NEC社会貢献室の協賛にて「母となってはたらく」を語る『NECワーキングマザーサロン』を開催
●産後ケアの担い手となる産後セルフケアインストラクターを養成
●会員制度の運営(会員数約350名)
●産後ケア普及のための『マドレ基金』運営
なぜやるのか
母となった女性をエンパワメントするプログラム
産後ケア啓発イベント『Madre Bonita DAY 』は男性も数多く参加
マドレボニータは母となった女性とその家族が子育ての導入期を健やかに過ごすサポートを通じて、乳幼児虐待や夫婦不和の予防、女性の就労のM字カーブの解消、少子化への歯止め、子どもの健全な育成、地域の活性化に寄与することを活動の目的としています。
<妊婦ケアと産後ケアの格差>
日本は新生児死亡率が最も低く、安全に出産できる国として評価されていますが、それは、妊婦へのケアが官民ともに充実しているからです。一方、同じ日本に於いて、出産後の女性は手厚くケアされていません。
<産後ケアの不足が引き起こす問題>
家庭という密室で起きるため、様々な問題の社会的な認知度は低くとどまっています。
【1】 産後うつ年間10万人(10人に1人)
【2】 乳児虐待の犠牲者の44%が0歳児
【3】 子どもが0〜1歳で離婚するカップル39000組/年(すべての離婚の3割にあたる)
マドレボニータは「受け身のケア」にとどまらず、個人の力をひきだす「取り組むケア」の普及により、多くの女性をエンパワーしてきました。
<マドレボニータの産後ケアプログラムの特徴>
●産後女性に必要な3本柱から成り立つプログラム
【1】有酸素運動
【2】コミュニケーション力を高めるワーク
【3】自宅でできる簡単なセルフケア
● 精神論ではなく、身体と心の両面からの具体的なアプローチ
● 「大人の女性として尊重され、大人の対話ができる場」である
● 本来の自分の力を取り戻すことを目的とした、エンパワメントである
教室に参加した後、活動に参画したいと会員になる人も多く、「NECワーキングマザーサロン」などの活動でたくさんの会員・ボランティアが活躍しています。
どうやっているのか
基本は自宅勤務。公共施設やスタッフ宅でコワーキングを行なうこともあります
会議でskypeをつないで全国のインストラクターやスタッフとつながります
事務局スタッフは現在10名。居住地は全国各地(海外含む)。固定のオフィスを持たず、各種クラウドツールを活用した在宅勤務形態にて、ワークシェアリングを実践しています。
フルタイム勤務ではないので、地域活動や趣味、勉強等と仕事を両立しながら働き、そこで得たものを仕事にも還元することが可能です。例えば地元FM局でラジオパーソナリティとして活動しているスタッフや、2つのNPO法人で責任ある業務を担当しているスタッフ、講師業と事務局業務を両立しているスタッフなどがいます。
ワークライフバランスを大切にしながら、責任と誇りをもって働ける新しいワークスタイルと自負しています。