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《Maclogic Interview #8》【業務効率化により創造的な時間を増やす!システム部部長と若手エンジニアの挑戦】

今回はMaclogicの業務改革を推進するシステム開発チームから、部長の市瀬さん(左)とエンジニアの須田さん(右)にお話を伺いました!

ーーーーー目次ーーーーーーー

  1. システム開発チームとは
  2. これまでの導入事例
  3. 定着するシステム開発の秘訣
  4. これからの目標

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【そもそもシステム開発チームとは?】

──システム開発チームについて教えてください。

弊社はステークホルダーのビジョンを実現するために、ECにおける戦略立案からページのデザイン・コーディングまでワンストップでサポートしています。

そのため、複数の店舗にコンサルティングを行う上で必然的に手を動かして行う作業が膨大になってしまうという問題を抱えています。

そこで私たちシステム開発部は、自動化できる作業を洗い出しシステムに置き換えることで、会社全体のパフォーマンスの最大化に努めています。

──具体的にはECにおける、どのような業務をどのように改善しているのですか?

市瀬:業務としては、「データの収集・加工」「作業の自動化」「情報の一元化」等を行っています。

須田:私はそのなかで、現場とのコミュニケーションを大切にしながら、ボトムアップで要望を吸い上げ形にしています。

コロナ前は、なるべく多くの部署に足を運び、コンサルタント・デザイナー・ディレクターそれぞれの現場の意見を聞いて周っていました。時には現場の仕事を実際に体験することもありました。

リモートワークに切り替わった今は、「要望シート」を作成し、デザイナーやディレクターが日々の仕事の中で感じた課題や要望を、どんなに些細なものでも、とにかく、思いついたときに書き込んでもらっています。また、以前のように直接部署に伺うことはできないので、定期的に自分からチャットで声をかけ、積極的に現場の声を拾い集めています。

【これまで開発したシステムは30以上!社内でのシステム導入例】

──実際にどのようなシステムを開発したのか、教えてください。

須田:具体的な例を上げると、自動化システムの構築を行いました。

自動化システムというのは、楽天市場に出品している商品の予約管理ツールのことです。

例えば、楽天の店舗ページはセールやキャンペーンによって価格・ポイント・商品ラインナップ等が変わる為、頻繁に更新する必要があります。これまでは、そのすべてを手動で更新するしか方法がなく、担当者はセールの開催・終了に合わせ、その都度イレギュラーで対応せざるおえませんでした。そこで、システム開発チームはページ変更の自動化システムを開発し、導入しました。これにより、ページの変更を事前に予約し、自動で更新をすることが可能になり、担当者の工数を大幅に削減することに貢献しました。

市瀬:他にも、データの収集と加工を行うシステム開発にも取り組みました。

コンサルティングにおいて、データは重要な役割を担います。データがあることで、コンサルタントは事実を比較・分析し、そして改善策を提案できます。ですが、店舗管理システムで公開されているデータでは不十分な場合が多いです。

例えば、人気ランキングや検索ランキングのデータは毎日決まった時間に採取しなければ比較ができませんが、それを自動的収集するシステムは現時点で楽天市場の機能にはありません。

全店舗の全商品のランキングを毎日同じ時間にチェックするのは限界がある為、システム開発チームはデータを自動的に収集し、また、そのデータをグラフや表に加工するシステムを構築しました。これにより、データ収集にかける時間が削減されたのはもちろん、データのグラフ化も自動化された為、資料作成のスピードが格段に飛躍しましたし、これまで以上に、施策や提案を考える「創造的な時間」を多く持つことができました。

──他にも今まで合計どれくらいの数のシステムを開発されたのですか?

須田:EC関連で30程度、その他のシステムが10程度だと思います。

──それはすごいですね!!!それは今でもすべて運用されているのですか?

須田:半数は定着済みです。残りはまだ一部の人しか使っていなかったり、改善が必要なものになります!


【システム開発チームは現場の一番のパートナー。新システム導入成功の秘訣とは?】

──そうなんですね。それだけ多くのシステムを開発していると様々なトライ&エラーがあったと思います。システムを開発する際に苦労する点を教えてください

須田:問題の本質を見抜いたうえで開発をすることです。

システム開発のゴールは、開発したものを実際に現場で運用してもらい、それが定着し、業務が改善されることです。そのためには、上辺の問題を解決するのではなく、実際に働いている人の想いや目的も知ることが重要だと考えています。

特に、要望を出してもらった際に、その文面だけで問題を判断するのではなく、同じ業務を担当している別の人の意見や、やり方を聞くこと、実際に自分が業務を体験してみることで、問題を多角的に理解することを常に心がけています。

システムを構築しても、実際に現場で使ってもらえなければ意味がないので、要望を聞く際から、常にゴール(現場での定着)を意識し、逆算して仕事に取り組んでいます。これが実際に現場に定着するシステム開発の秘訣だと考えています。

──ありがとうございます。現場と連携を図りながら業務改善を行っているのですね。システムエンジニアと聞くと、一人で作業をしているイメージだったので、ギャップに驚きました。

須田:システム開発は「パソコンに張り付いて一人で作業している」というイメージを持たれがちですが、実際には現場とのコミニケションを大切にしています。スタッフがより効率的に、業務しやすいフローをシステム開発を通して設計しています。

市瀬:大手企業ではシステム開発・企画と分かれており、現場との確執が見受けられることがあります。それは、多くの場合システム側がユーザーの意見や目的をうまくくみ取れていないからだと考えています。Maclogicのシステム開発チームは企画から開発、運用改善まで一気通貫で行っています。システム開発チームは現場のパートナーとして理解しているので、常に現場と連携して仕事を行っています。





【業務の効率化・生産性向上をシステム面から支援。新たな価値創造も】

──これからの目標を教えてください。

須田:現場の一番のパートナーして、これからもMaclogicを支えるシステムづくりを続けていきたいです。そして、システム化できる部分はどんどん置き換え、人にしかできない「創造的な業務」に時間をさけるようにして全体の提案や制作のクオリティの維持・向上に貢献していきたいです。

市瀬:システム開発チームとしての目標としては主に3つあります。

一つ目は現場の業務効率化を更に進めていくことです。

これまで作業単位で問題を切りだし、足元の時間がかかっている業務を最適化してきました。まだまだ効率化を図れる部分は多くあるので、引き続き、現場と連携をとりながら、ボトムアップの業務効率化を推進していきます。

二つ目は全体最適の推進です。

これまでは現場の課題を一つ一つ解決していく「個別最適」のフェーズであったと認識しています。これからはそこに「全体最適」の視点も加え、トップダウンの業務改革も本格的に取り組んでいきたいと思っています

最後に、新たな価値創造です。

私たちシステム開発チームは、社内ではいわゆるITコンサルタントのような働きをしています。

今はそのなかで「課題解決」をメインに行っていますが、これからは新たな価値を生み出して行きたいです。具体的には、現場の問題を解決するだけではなく、現場の為になるシステムも積極的に考え開発をしていきたいです。



──須田さん、市瀬さん、ありがとうございました!

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