私たち株式会社ルーチェは「クライアントの未来をトモニ描き、トモニ創る」をサービスビジョンに掲げ、リクルートメントサクセスパートナー事業を通して企業様の経営革新に貢献することを目指しています。
今回は代表取締役の文社長にインタビューを実施。新たなMVVに込めた思いや、今後の展望についてお話をうかがいました。
【プロフィール】
文 水将(ブン スイショウ):
前職は商社にて、監視カメラ、ビデオレコーダー等のセキュリティー商材の国内営業を行い、全国を巡業する。主な顧客ターゲットは、商業施設やホテル等を担当で、韓国製品の取り扱いが多く、当時より韓国内のネットワークを構築。最後の2年間は、営業部のプロジェクトマネージャーとして、各案件の統括を担当。6年間の勤務を経て、2007年に起業、株式会社ルーチェを設立。
新たなMVVやパーパスに託した思い
――ルーチェは2023年にミッション・ビジョン・バリュー(以下、MVV)を再策定し、新たにパーパスも掲げました。その背景を教えていただけますか?
まず、当社では2022年に会社のコアバリューを再検討し、「トモニ採用」というサービスをローンチしました。当社は以前から「お客様とともに、未来を描き未来をつくる」ことを事業理念としていましたが、「伴走する姿勢」をどう表現しようかと考えたときに、社内公募で選ばれたのが「トモニ」という言葉でした。
その後、2023年度末に役職者(役員、マネジャー、リーダー)合宿にて、話し合いを重ねてパーパスや新たなMVVを言語化するに至りました。これまでのMVVは、どちらかというと“自社がどうなりたいか”に視点が寄りがちだったのです。一方で、新しいMVVには、当社が大切にするお客様への考え方や、世の中に対してどんな影響力を発揮し、価値を提供したいかというメッセージを込めています。
――パーパスとして掲げる「世界の完全雇用を実現する」について、“完全雇用”という言葉が印象的でした。
はい。壮大なテーマではありますが、ルーチェが存在するかぎり追い求めていきたいと考えます。具体的には、意欲があるが働けない人や、採用できない企業をゼロにする。それが実現できたときに、社会はより良い人や会社で溢れるのではないかと思います。まさに当社の「ロマン」を反映した言葉ですね。
――ミッション(「採用支援を通じて、企業の事業成長と働く人々の発展に貢献する」)とビジョン(「リクルートメントサクセス「トモニ採用」を経営のスタンダードにする」)にはどのような思いを込めましたか?
ミッションについては、人材の採用がゴールではなく「入社した方が成長や活躍をし、ひいては企業が発展することを支援したい」という思いを明文化しました。また、ビジョンに関しては“採用といえば「トモニ採用」だよね”と言われるよう、お客様の経営のスタンダードになることを目指しています。
「ルーチェWAY」がさまざまな意思決定の礎に
――バリューについてはいかがでしょうか。
「目的/目標ドリブン」「責任」「三方良し」の3つを設定しています。
「目的/目標ドリブン」は、目的とゴールに基づいてすべての業務を行い、優先すべきことに集中すること。
「責任」は、お任せいただいた仕事に100%結果で応えるため、妥協せず常にベストを尽くすこと。
そして「三方良し」は、すべてのお取引先様と働く方々の満足も考え、3WINを追求しつづけることを表しています。あえて「3WIN」としたのは、私たちの事業は、採用する企業と働く人がいるからこそ成り立つ仕事だからです。
――これらのパーパスやMVVを社内に浸透させるために取り組んでいることを教えてください。
当社では、パーパスやMVVをまとめて「ルーチェWAY」と呼んでいます。「ルーチェWAY」はまず事業計画に反映されていて、例えば「トモニ採用」サービスでは、伴走支援や採用広報支援を通じて、人材の定着率向上を目指したサービスなどを展開しています。
さらに、人事評価においても「ルーチェWAY」の項目を盛り込んでおり、半期に1度の人事考課のタイミングだけでなく、毎月表彰する月間MVPの選定の際にも1つの基準としています。
また、定期的な研修や面談の場での伝達もそうですし、当社には「夜会」という特徴的な取り組みもあります。月に1回、終業後に社内で気軽な飲み会を実施するというものですが、その際に事業にかける思いや目指したい姿などをメンバーたちに直接伝えるようにしています。
▼先月の夜会の様子
カスタマーサクセスチームの「ヒーロー」を作りたい
――リクルートメントサクセスパートナー事業におけるルーチェの強みは?
大きく2つあります。1つ目が、お客様のニーズに幅広く対応できる体制を整えていること。当社のRPO(採用業務のアウトソーシング)は、フルパッケージで行うサービスもあれば、スポットで必要なときに必要な内容だけを行うサービスもあります。一般的なRPOサービスの場合、パッケージ化されているものが多く、不要なメニューが含まれることもあるのですが、当社は「本当に必要なメニューだけサポートする」姿勢が大きな強みです。
2つ目が、コストメリットの高さです。採用実績やサポート内容の豊富さと比較した際の価格的なメリットが大きく、お客様からもご評価をいただいています。
これらの強みの背景には、ノウハウや実績数はもちろんのこと、各メンバーの高い専門性が挙げられます。具体的には「フィールドセールス」「インサイドセールス」「カスタマーサクセス」の分業制で業務を行っており、各ポジションがそれぞれの成果を追求しながら仕事をしています。
特にRPO業務においては、運用面でどう効果を出すかがとても重要です。当社はカスタマーサクセスチームにプロの専任スタッフを置くことで、効果や成果にコミットしやすい環境が整っていますし、競合他社との差別化にもつながっています。
――今後の展望を教えてください。
事業の成長戦略としては、3年後に取引企業数を1,000社以上に増やすこと。そして現在85%程度で推移しているリピート率を、95%に伸ばすことが目標です。特にリピート率はお客様からの評価に直結する指標となる数値ですので、非常に重視しています。
そのための施策は主に2点です。1つが、独自のプロダクト開発。「採用担当者向けコンテンツサービス」をはじめ、新たなサービスの企画開発にも積極的に取り組んでいく予定です。
そしてもう1つ、カスタマーサクセスチームの拡充とレベルアップにも尽力していきます。個人的に、カスタマーサクセスチームのメンバーから“ヒーロー”を作りたいんですよ。お客様から「ルーチェの●●さんに運用を担当してほしい」と指名してもらえるような、プロフェッショナルの集団を作っていきたいですね。
年次を問わず挑戦しやすい環境が魅力
――ルーチェではどのような人材を求めていますか?
先ほどお話した3つのバリューが、新しく入社される方にも求める資質です。職種を問わず、目的・目標達成のためにロジカルに考えつつ、自ら積極的にアクションできる方。そして、結果にこだわるプロ意識や責任感を持った方。また、コミュニケーションやチームワークを大切にできる方を求めています。
実際に当社で働くメンバーは、真面目で誠実な人が多いですね。ただし、共通してポジティブなマインドや高い熱量を持っていて、「ルーチェWAY」を意識しながら日々の業務に取り組んでくれています。
――社長が目指す組織のあり方は?
全員が仲間でありながら、お互いを各専門分野のプロとして認め合い、尊敬し合える関係が理想ですね。また、各ポジションのリーダーが一定の裁量を持ちつつ、常にチャレンジしてくれる組織づくりを目指しています。私は、人が役職をつくるのではなく、ポジションが人を成長させると考えています。現在も若くしてリーダーやマネジャーのポジションに就いているメンバーがたくさんいますし、よりスピード感を持って意思決定できる経営体制を整えていきたいですね。
――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!
分業制を進めてはいるものの、当社はまだ小規模な会社ですので、業務の幅も広く、スピード感を持って成長できる環境があります。早い段階で裁量権を発揮できる点も当社ならではの魅力でしょう。
また、「ルーチェWAY」の策定の際も、最終的に現場のメンバーに意見を聞いたうえで内容を決定しました。新規事業やプロダクトの開発においても、メンバーたちが現場で吸い上げた企業の採用課題を大いに参考にしています。そのような意味で、入社年次を問わず会社の方針や事業の創造に関われる点が特徴的ですし、とても挑戦しがいのある仕事だと思います。当社の理念や「ルーチェWAY」に共感いただける方のご入社をお待ちしています。