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【メンバーインタビュー】世界の市場と対峙するグローバル事業推進室の今とこれから

ー こんにちは、採用担当の渡辺です。エルピクセルはライフサイエンスと画像解析AIをかけ合わせて事業を展開しています。現在、エルピクセルは日本の市場を中心に事業展開をしています。
一方、日本で培ったAI医療機器のノウハウを、人口増加や経済発展が続いている海外マーケットに活かすことができると、将来の事業成長に大きく寄与することができます。そのようなミッションを持ち海外を飛び回っているのがグローバル事業推進室です。今回は、グローバル事業推進室の2名からお話を聞き、エルピクセルならではの仕事の楽しさや働き方をお伝えします。

ー 本日はよろしくお願いします。まずは、お二人の自己紹介をお願いします。

(金子)
グローバル事業推進室の室長をやっています金子です。2022年にエルピクセルに入社をし、営業本部の責任者をしたのち、提供サービスをそれぞれ独立した事業本部に分けるタイミングでグローバル事業推進室を立ち上げました。2023年12月から室長として海外マーケットの事業開発責任者をしています。エルピクセルに入社するまでは、30年以上にわたり総合商社に勤務していました。転職当時は、香港に駐在をしており、そこでの仕事が一区切りついたタイミングでした。自分自身の次の挑戦として成長産業でイノベーションに関わる仕事をしたいとの思いを持ち、次の自分のキャリアを考え始めたタイミングに、ちょうど知り合いからエルピクセルを紹介してもらい、そのまま働くことになったのがきっかけです。

(Elliot - 以下、エリオットと日本語表記)
エリオットです。エルピクセルには2023年10月に入社し、最初の6ヶ月はインターンとして働き、2024年3月から社員になっています。元々はイギリスで医者をしていました。医学部の時に、日本の病院でインターンシップを行う機会があり、そこで日本で働きたいなと思い、奨学金を取得して再度日本にきました。テクノロジーがヘルスケアに与える影響に興味を持っていたので、そういった領域のスタートアップを探していました。働くことになったきっかけは、エルピクセルを見つけて、インターンシップをしたいと直接メールを送ったことです。インターンから社員になるとは当時思ってもいませんでした。

(金子)
ちょうどエリオットが来た時にグローバル事業の検討に入っていたので、私がエリオットを受け入れて手伝ってもらっていました。やっていくうちにお互いに価値観を共有し、一緒にやっていけるんじゃないかという思いになり、エリオットに正社員になってもらえないかとオファーを出しました。


ー 自己紹介ありがとうございます。グローバル事業推進室は立ち上げて間もないですが、その経緯を教えてください。

(金子)
営業本部時代で強く感じたのは、国内は想像以上に規制が強く、どれだけいい製品やサービスを提供しても会社の成長には自分たちでコントロールできない要素が絡んできてしまうことです。そういった状況下で、成長余力が大きい海外市場、特に医療リソースが不十分で医療課題克服にテクノロジーを必要とする東南アジア市場にできるだけ早く手をつけておくべきだろうなとの考えに至りました。経営陣とディスカッションを重ねていったところ、「それじゃあ金子さんよろしく」と言われたのが始まりですね。
そこから何もないところから一人でゼロから立ち上げをし始めました。なので、このタイミングで医学の知識を持つエリオットが参加してくれて本当に心強かったです。

ー グローバル事業推進室でゼロイチを作っているお二人の挑戦について教えてください。

(金子)
特に挑戦と感じるのは、各国が持つ独自の商習慣を理解しきれない中で、手探りで商談を進める部分です。
日本に特有の商慣習があるように、別の国にも独自の商慣習があり、やっていいこと・やってはいけないことが違います。海外事業をゼロから立ち上げているため、そういった商慣習を把握しきっていない中で売り込みに行くのは精神的にもかなりハードルが高いですね。
ただ、恐れていては何もできないので、多少失敗をしてもそこから学ぶくらいのつもりで取り組みました。すでにアジアを中心に複数の国で事業開発の芽が出てきており、なんとか前に進んでいます。


ー 自身の役割もマーケットも大幅に変わり、本当にゼロからのスタートで挑戦し続けるなんて、強いですね。

(金子)
いえ、本当のところは、ちょっと尻込みしていました。笑
でも、実際に飛び込んでみて、事前の調査をもとに自分が仮説としていたニーズがズレていないことがわかり、いけるかもしれないと思えたことは大きかったですね。
ただ、まだまだ結果に繋がりきれていないのと、海外向けの開発によって同僚にも結構な負担をかけてしまっているので、なんとか形にしたいです。

(エリオット)
私は、医者から事業開発への転身自体が一番の挑戦でした。入社当時、医学領域では専門的な知識を持っていましたが、事業開発のバックグラウンドは全くありませんでした。
しかし、実務をしながら事業開発としてのスキルをキャッチアップしていく過程はチャレンジングと同時にエキサイティングでした。乗り越えられたのは、同僚のサポートが大きかったです。
わからないことを質問した時にみなさん快く答えてくださり、自分に足りない部分を埋めて行くことができました。

ー 挑戦の中で生まれてくるやりがいについても教えてください。

(エリオット)
会社のグローバルマーケット進出の一歩目を作れることと、日本のテクノロジーを国際マーケットで発展させることに貢献できることにやりがいを感じます。

(金子)
エリオットの言う通りです。世界にチャレンジすることは重要だと思います。
エルピクセルは優れた技術を持っており、そこで生み出されるイノベーティブな製品たちを世界に持っていく仕事というのはとてもやりがいを感じますね。

ー グローバル事業推進室ではどんなことを大事にしていますか?

(金子)
グローバル事業推進室は、顧客ニーズを汲み取ろうという姿勢だったり、相手にこの人の話を聞こうと思ってもらえるような人柄やインパクトを身につけることを最も大事にしています。
もちろん販売だったり契約の実務は生じるので、事業開発に関して一定程度理解は必要です。ただ、どうしても知識や経験がなければいけないところは、いきなり全部自分でやる必要はなくサポートをしていきながら事業開発の専門性を身につけていってもらえればいいと思っています。
それよりも、相手が求めるものは何で、私たちから何を聞きたいと思っているかを一生懸命考えていけることや、相手に話を聞いてもらい説得力をもたせる凄みのようなものを持っていることが、特に海外に出ていく上では重要だと考えています。
エリオットも、顧客ニーズに応えようと考え続け、いざ顧客の前に立った時は自身の医者としてのバックグラウンドを活かし、話に説得力をもたせることで相手に話を聞いてもらう状況を作っています。

(エリオット)
はい、医者としてのキャリアを事業開発に活かせているというのは、業務を通じて日々感じています。


ー 今後グローバル事業推進室が大きくなっていく際にどのようなチームを目指していますか?

(金子)
グローバル事業推進室が大事にしていることとつながるのですが、先ほどお話ししたグローバル事業推進室が大事にしていることを土台とし、個々人がエッジを持っているチームを目指しています。
エッジとは、薬事、アルゴリズムや製品開発などのいずれかに対して基本的な理解を持っていることを指しています。
例えば、エリオットは医学分野にエッジを持っています。
事業化に向けてチーム内で基礎的な検討を行える状況にするためには、それぞれのメンバーがちょっとずつ違うスキルを持っている必要があります。

というのも、ここまで事業開発をやってきて、最初の調査段階では自分たちで動けばよかったのですが、進んでいくほど開発チームや薬事チームといった社内でサポートをしてもらう場面が増えていきます。
海外の事業開発はゼロイチ、かつ、国によって規制も異なることから検討項目が多くなります。
目下案件が増えているなか、社内の各部署に協力を求める必要が生じるのですが、最初から全てお願いすると彼らの負担を増大させてしまうことになり、できるだけ基本的な要件を押さえた上で協力を求めたいと思っています。
また、事業開発自体でも、会える機会が限られているため、海外とのコミュニケーションはどうしても時間がかかってしまいます。初期の方針をチーム内ですぐにうち出せると、その分だけ迅速に意思決定ができ、事業化までのスピードを加速することができます。

ー最後にエルピクセルのグローバル事業推進室に興味を持って頂いた方にメッセージをお願いします。

(金子)
立ち上げて間もない若いチームなので、事業のダイナミクスを感じつつ自身を成長させたい人にとっては最適な環境ではないかと思っています。
一方、私は、グローバル事業推進室に入って、必ずしもそこに骨をうずめてもらう必要はないと考えています。海外の事業開発のキャリアも多くある中の一つであり、例えば、海外事業開発の経験を積んだ上でエンジニアとして挑戦する選択もありだと思っており、そういったチャンスはエルピクセル内にあります。

ただ、グローバル事業推進室は、社内外多くのステークホルダーとの接点になり、事業を1からつくっていきます。そういった業務を経験することで製品開発から事業化までのあらゆるところをおさえることができます。
そういった視野を持っていくと、その分野で専門性を磨いている人たちとは違ったキャリアの発展させ方ができるようになるかもしれないと思っています。会社がこれから大きくなっていくにつれて、そのチャンスは十分あると思ってます。

(エリオット)
エルピクセルの人たちは、ポジティブで自分が困っている時には時間を見つけてサポートしてくれます。
事業開発の経験があまりなくても、金子さんや周りの皆さんがサポートしてくれるので、自分の専門性を事業開発に活かせるかもしれないと思われた方は是非お話しをしたいです。

(金子)
現在はポジションをオープンしていませんが、日本の何十倍ものマーケットサイズがあるので、どのタイミングで参加されても常に事業を立ち上げていく経験を積むことができます。
そのため、中長期的に海外マーケットでの事業立ち上げのキャリアに興味があるという方にじっくりとグローバル事業推進室について知ってもらいたいと考えています。
カジュアル面談はいつでも大歓迎ですので、お話しをできるのを楽しみにしています。

ー 最後までインタビューを読んで頂きありがとうございました。私自身も、海外を飛び回り、文字通りゼロから市場を作っているお二人のやりがいや大事にしていることを、普段はゆっくり伺うことができないため、貴重な機会になりました。

エルピクセルでは将来の海外展開に向けて一緒に働く仲間を探しています。
今すぐではなくて結構です。
海外事業開発に興味があり、2年後3年後でも入社する可能性があるかもしれないと感じてくださった方、カジュアル面談のご応募をお待ちしています!


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