※前編はこちら
プラス1ができる人は「何か本当に好きなものを持っている人」
後半もよろしくお願いします。
少し組織の話をしていきたいんですが、どんな人がライナフ開発部にハマると思いますか?
椎名:昔に比べてプロダクトの種類も増え、エンジニアの人数も増えて、開発チームの中にも複数のチームができました。WebとIoT、フロントエンドとバックエンドとインフラ、0→1フェーズのプロダクトと1→10フェーズのプロダクト、さらにはプロダクトのデザインやUIUX、プロモーションやマーケティングも担当できます。その意味で、結構幅広くハマれる場所はあると思います。
それを前提として、あえて僕が一緒に働きたい人というお話をすると、面白いエンジニアです。
具体的には、言われたコードや機能を淡々と実装して終わり、というだけじゃなくて、そこから一歩踏み出るような何かをやってくれるような人。プラス1をしてくれる、自分の何かオリジナルティを出してくれる人。そんな人だと、周りにも学びがあるので、面白いと考えています。
武平:わかります。
僕も似たようなことを自分の言葉で説明すると、自分の作業に意味を感じてくれる人と一緒に働きたいです。
なぜこの機能が必要か、それを理解したうえでやってくれる、その上で「その目的なら、もっとこうした方がいい」とか発想してくれると最高です。椎名さんのいうプラス1ですね。
そこまで深く理解せずに、とりあえず最低限の要求は満たす範囲で動きました、で終わりってなっちゃうと、受託開発ではなく自社プロダクトを一緒に作っている意味がなくなっちゃうかなと思います。
椎名:そうですね。
受託開発ではない、というのは本当にその通りで、僕らライナフ開発部は、プロダクトをスケールさせるところまで責任を負っていますし、そのための機能開発やプロモーションの決定権を持っています。なので、顧客満足を得られる機能とはなんだろう、社会に貢献できるプロダクトってなんだろう、と想像できる人はハマると思います。
武平:僕としては、そういうタイプの人って、「何か本当に好きなものを持っている人」に多いと思います。プログラムが好きでもいいですし、スマホが好き、IoTが好き、不動産が好き、なんならキャンプが好き、でも何でもいいんです。
そういう人は、その好きなものについて深く思考していて、それを他のものに置き換えて思考できるんですよね。例えば、今社会にこういう課題があると仮定して、それを自分の好きなものに置き換えた上で課題解決を考える、とかができる人って、そういうタイプだと思っています。
また、「何か本当に好きなものを持っている人」の方が、他の「何か本当に好きなものを持っている人」と共感しやすいですし、オープンな議論もしやすいと思っています。
最近入ったヒロさん(Webエンジニア)はマーベル大好きだったり、そういう人多いですよね。
プロフェッショナルが評価される土壌が整っている
コロナ禍になって、ライナフでもリモートワークが中心になりました。とくに開発部はリモートワーク率が高いですが、コミュニケーションの仕方で変わったこと、工夫していることはありますか?
武平:なるべくこまめにオンライン会議を設定しています。リモートになると、口頭でのコミュニケーションが減る傾向があるので、それを埋めたいなと考えて。でも、やはりまだリアルほど流暢なコミュニケーションはできていないですね。話に割って入るタイミングが難しいです(笑)。
椎名:エンジニアだと、もともとSlackやチケットでの情報共有が多いので、引き続きそれらによるコミュニケーションをテンポよく、わかりやすく伝えるようにしています。
こういったテキストでのコミュニケーションが上手なエンジニアは、リモートワーク適性が高いと思いますね。
ライナフの開発メンバーでこの人スゴいと感じる人はいますか?
椎名:(開発部マネージャーの)永井さんです。
永井さんのスゴさは、人当たりの良さと言うのが正確かどうか悩みますが、開発部に限らず、ライナフの他のメンバーに相談する時や質問する時、作業を依頼する時、まったく嫌味を感じさせないんですよ。
どんな仕事も最終的にはチームパフォーマンスなので、他のメンバーとの絡み方が上手いっていうのは、それだけで才能ですよね。
悪い例を出すと、マネージャーというポジションを利用して雑に絡んでも、とりあえずは仕事は回ると思うんですよ。でも、相手が気持ち良く仕事をしたり、喜んで協力したりできる方が、チームパフォーマンスはあがりますよね。永井さんはそれをナチュラルにやってのけるんですよ。
ライナフ全メンバーの全員の後輩みたいな低姿勢で絡むところが秘訣なのかな。後輩力がスゴい。
武平:わかる。笑
椎名:とくにリモートワークになって、他のメンバーとリアルに絡む機会がほぼなくなったにもかかわらず、同じようにスペックを発揮しているのはスゴいですね。
なるほど。武平さんはいかがですか?
武平:(IoTチームの)志田さんがすごいです。歳をとっても、技術的に新しいことを学び続けるスタンスが圧倒的で、ずっと現役で居続けるエンジニアってこうなんだなって思っています。前提として、過去の経歴からレガシーなテクノロジーのことに詳しくて、もうそれだけでもエンジニアとして食べていけると思うんですが、常に情報をアップデートし続けているんですよ。しかもソフトウェアとかハードウェアというジャンルを限定せずに、ライナフで有効そうと思ったら学んで習得するスタンスがヤバいなぁと思います。まさに職人。
ああいう人見ると、よく日本のエンジニアって「キャリアパスとしてマネジメントしかない」って嫌味を言われたりすることあるんですけど、ライナフにはプロフェッショナルがいて、それがちゃんと評価されているよって手本になりますよね。
ライナフのお仕事以外の活動で、好きなものありますか?
椎名:部活でやってるフットサルですね。2時間ガッツリフットサルやって、みんなヘロヘロになった後、そのままBBQするんですよ。ライナフを退職したメンバーも参加したりして、最高に楽しいです。
最近コロナでできてないですけど、またやりたいですね〜。
武平:僕は(部活でやっている)キャンプだなぁ!早くまた行きたい!
ライナフはオフィス飲みもすごく良くないですか?(ライナフオフィスには人工芝の草スペースと呼ばれる場所があり、クッションやキャンプ用のイス、テーブルが置いてあり、社内飲み会でも使われる。)
椎名:良いですよね。(お店と違って、)他のお客さんからうるさいって注意されないし…(笑)
武平:大好きです。座る場所が柔軟だし、移動しやすいので、色んな人と会話しやすいです。寝転がって飲み食いしててもOKですし(笑)。
コロナでなかなか開催できないですが、復活させたいですね。
最後に、今後目指していることも含めて、ライナフに入社される方に一言お願いします。
椎名:ライナフはいずれ上場すると思いますが、僕としてはそれは通過点で、継続的に成長できるチームであり続けたい、と考えています。そのためには、もちろん優秀な人をたくさん採用したい、というのもありますが、それ以上に、ライナフで楽しく一緒に成長できる人と一緒に働きたいですね。
武平:まったく同意です。ライナフのエンジニアの面接では、スキル面ももちろん見ますけど、カルチャーフィットの方を重要視しています。なので、カルチャーフィットしそうで、かつ一定程度のスキルがあれば、あとは今はできなくても、これからライナフでこうやって成長していきます、でも大丈夫ですので、ぜひお気軽に応募頂ければ。
現在のメンバーは、評価軸はさまざまありますが、要するに「ライナフが好き」な人の集まりだと思っていて、それを維持しつつ、チームもメンバーも成長できるようにしていきたいです。