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新部署『Human-centric AI Lab』紹介 #4:「E資格」合格を目指すスクーリング講座開始!

これまで3回にわたり、Human-centric AI Labの新規事業を紹介してきました。

過去の記事はコチラ ➾

前回の記事では、「スクーリング事業」の全体像や目的を説明しました。今回は、E資格合格を目指す「フルコース講座」に焦点をあて、その内容や特徴を詳しく紹介していきます。

  • 新部署『Human-centric AI Lab』紹介 #4:フルコース講座 ⇚ 今回です!
  • 新部署『Human-centric AI Lab』紹介 #5:カスタマイズ講座
  • 新部署『Human-centric AI Lab』紹介 #6:生成AIと機械学習入門講座

Q : 木村さん、よろしくお願いします!

木村:はい、よろしくお願いします。

Q:「フルコース講座」はどのような内容ですか?

木村:「E資格」合格に必要な全ての要素を詰め込んだ長期継続型(目安:4ヶ月くらいから最大1年まで)の講座になります!本講座は「JDLA認定プログラム」に対応しており、修了することでE資格の受験資格を取得できます。

Q:全体像の説明をお願いします!

木村:「フルコース講座」には、以下の内容が含まれております。

  • (1) 講義:少人数制の対面形式(東京都文京区千駄木周辺)、各回2時間の講義が全23種類
  • (2) プログラム演習:講義と連動した演習課題を提出・添削
  • (3) 認定試験:本試験相当のテストを実施(60分50問の多肢選択)
  • (4) 個別対応:講義の内容や試試対策などを個別に相談
  • (5) 試験対策講義:弊社オリジナル問題や参考書を用いた試験対策講義
  • (6) 講座修了者限定サービス:受験資格取得後の追加の学習サポートなど

E資格の受験資格を取得するためには、(1)指定の講義への参加(2)プログラム演習に合格(3)認定試験に合格、を満たす必要があります。

Q:価格を教えて下さい!

木村:「フルコース講座」の価格は54万円(税抜き)になります。

Q:そうなりますよね。50時間ほど対面で対応してもらって、プログラム演習、試験対策、個人面談もありますからね。でも、せっかくなんで割引セールとかしませんか?

木村: もちろんです!現在、新たに開始する「フルコース講座」に参加して頂ける受講生を募集しております!そして、新事業のスタートを記念した特別割引を実施いたします

ご興味を持たれた方は「Human centric AI LabのHP」のE資格講座から、お問い合わせ下さい!


Q:改めて「E資格」の試験範囲を教えてもらえませんか?

木村:JDLAのHPでは、以下のように分類されています。キーワードを数えたら300種類くらいありました。

  • (1) 数学基礎
  • (2) 機械学習
  • (3) 深層学習の基礎
  • (4) 深層学習の応用
  • (5) 開発・運演習境

木村:弊社の講座では、この内容を順序立てて学べるよう以下の構成で講義を用意しております。

  • (1) 機械学習(回帰と分類・性能指標など)
  • (2) 応用数学(情報理論とベイズ推定)
  • (3) 深層学習の仕組み(最適化、誤差逆伝播、CNNやRNNなど)
  • (4) 画像処理(CNNからResNetまで)
  • (5) 自然言語処理(RNNからTransformerまで)
  • (6) 生成AI(AEからGANまで、拡散モデルとフローベースモデル)
  • (7) 深層学習の応用(AIの説明性や軽量化など)
  • (8) 強化学習(強化学習からAlphaGoまで)

Q:知ってる単語が「機械」くらいしかないですね・・

木村:そうなんですよ。これを個人でやるのは相当大変です。合格記などをみたりしましたが、つよつよの人ばっかりです。AIは専門外です!と書いている人もコンピュータサイエンスの修士卒だったり、プログラムはあんまり書けません!という人も数学で博士号を持っていたりなんです。難しいことは専門家に聞くのがいいと思います。ちなみに私は学部では物理学を専攻し、神経科学で博士号を取得し、国内外で研究者をしておりました。工学修士と理学博士を持っているのでそこそこの専門家になります。



Q:「E資格」合格には、どのくらいの学習時間が必要ですか?

木村:個人の前提知識にもよりますが、100-300時間くらいだと言われています。私の体感では、以下のようになります。

  • 画像処理や自然言語処理のアプリ開発などをされている方:100時間ほど
  • 理系の大学でコンピューターサイエンス関係の学部をきちんと卒業した方:200時間ほど
  • Pythonでデータ分析をされている方:250時間ほど
  • Pythonで機械学習関連のプログラムを書いている方:200時間ほど
  • 理系の大学で数学の基礎をきちんと学んだ方:300時間ほど
  • DS検定やG検定を取得された方:400時間ほど

Q:なるほど大変そうですね・・

木村:ですから、300時間で終わる人もなかなか凄いんですよ。自分で学習すると迷子になるので、専門家に習ったほうがいいと思います(全て最初から独学でやると500時間はかかると思います)。個人的に、先に進めない「わかったつもり」の人を沢山みてきました。

Q:しかし300時間といわれると、やってみようという気にならないですね・・

木村:せっかくなので私たちが300時間で何をしているのかを考えてみましょう!

  • 毎日30分お風呂に入ると、半年で90時間で、一年間だと180時間

Q:意外とお風呂の時間あるんですね・・

木村:次は通勤時間を考えてみましょう!

  • 片道30分の通勤電車に乗ると、半年(毎月20日出勤で計算)で120時間、年間だと240時間
  • 片道60分通勤電車に乗ると、半年(毎月20日出勤で計算)で240時間、年間だと480時間

これくらいの目安になります。

Q:数字で考えるのは、理系の人って感じがしますね・・

木村:半年で難しいようであれば、1年間ゆっくり進めることも可能です。隙間時間だけでは難しいので、語学スクールに通って新しい言語を学ぶくらいの気持ちが丁度いいかもしれません。

Q:フルコース講座の難易度はどれくらいですか?

木村:E資格が難しいためフルコース講座も簡単ではありませんが、私たちが全力でかみ砕いて説明いたしますのでご安心下さい。決まった時間に会場に来る生活リズムを維持してもらえたら、後は何とかなります(何とかします)。講義の参加可能期間も一年設けておりますので、仕事が忙しくなって数か月これなくなっても十分間に合います。語学の授業に参加する気持ちで、毎週、AIの考え方に触れて頂ければ知識と理解力は自然に向上していくはずです。

Q:私のような文系人間でも参加できますか(フルコース講座を受講するための条件はありますか)?

木村:大丈夫です!と言いたいところですが、残念ながら条件はあります。以下の項目を理解していることが必須事項になります。

  • (1) 数学:線形代数、微積分の基礎(行列計算と偏微分など)
  • (2) プログラム:Pythonでのプログラム経験(各種ライブラリの使い方やクラスの書き方など)

「微分」がわからないと、本講座を受講するのは難しいと思います。また、プログラム演習にはPythonのインストール方法や簡単なアルゴリズムの書き方などは含まれていないため、プログラムの基礎を勉強してから検討して頂けると助かります。HPにも必要な前提知識を記載してありますので、参考にして下さい。

Q:数学やプログラムの基礎講義は行わないのですか?

木村:今の所、用意しておりません。可能ではありますが、既に無料の動画や安価な書籍が豊富にあるので、わざわざお金を払わなくても自助努力で解決できると考えています。

Q:なるほど、わかりました。膨大なように見えるカリキュラムでも十分厳選したということですね。


Q:改めて、講義の詳細を説明してもらえますか?

木村:講義は少人数制の対面形式(スクーリング形式)で行います。内容は専門講義36時間と基礎講義10時間に分けられます。

  • 専門講義:E資格の試験範囲を全て網羅
  • 基礎講義: 前提知識とE資格の間を埋める内容

各回の講義は2時間ほど。2~4回で、ひとつのテーマを学習します。E資格の受験資格取得には、専門講義の受講が必須になります。

Q : 短期集中の研修型や動画視聴形式ではないのですか?

木村:違います。短期間でこの分量を理解するのは聖徳太子でも難しいと思います。知らないことをきちんと理解するには頭の中を整理する時間が必要ですし、記憶が定着するまでには休むことも大事になります。語学の勉強と同じで、毎日少しづ取り組むのがいいと思います。

Q : なるほど、脳科学者の意見なので説得力が違いますね。

木村:わざわざ会場まで行くのは面倒くさいという気持ちもわかりますが、難しいことは基本をきちんと専門家に教わるほうがいいと思います。E資格の内容をきちんと理解するのは本当に大変なので、時間をかけて重要な箇所をきちんと説明してもらい、誤読を修正してもらいながら学ぶことが近道だと考えています。もちろん、チャットで問い合わせるなどの方法もありますが、「わからない」というのは「何がわからないのかがわからない」状態のことなので、あまり効果は期待できないと考えています。私たち専門の講師陣が、受講生の「わからない」を察知して、上手に理解へ導くことができる、というのが対面式のメリットになります。

Q:わかりました。講義の予習や復習はどうすればいいですか?

木村:そうですね。復習が大事です。勉強全般に当てはまることですが、大事なのは「頭の中を整理すること」です。帰りの電車の中で、今日学んだことが何だったかを整理し、言語化するのが一番いい方法だと思います。学んだことを順序だてて説明できるならば理解できていると思います。

Q:講義の日程を教えて下さい。

木村:講義は、平日の夜と土曜日に開催します。

  • 平日:週2回程度
  • 土曜日:午前1回、午後最大2回(月に一回は休み)

講義の内容と順番は事前に決めてありますが、いつ、どの講義を実施するかの日程は皆さまの希望を踏まえた上で決定します。

Q:フレキシブルな対応は助かります。仕事が入って行けなくなることはありますからね。

木村:はい。なるべく受講者の皆さまの都合にあわせるよう努めます。

Q:ということは、いつ参加してもいいのでしょうか?

木村:講義の開催日時は受講者の希望を基に事前に決定します。それに基づいて参加予定日を決めてもらいますが、仕事の都合で急にこれなくなるということは起こりうると考えています。その際は、別の日に同じ講義を受講できるよう調整いたします。

Q : プログラム演習はどういう形式になるのでしょうか?

木村:プログラム演習は講義形式ではなく個人の裁量で進めてもらいます。提出して頂いた課題を、弊社の専門講師がコメント付きで添削いたします。プログラム演習は(3)「深層学習の仕組み」の単元から(7)「深層学習の応用」まで実施し、演習課題は各項目の半ばごろに配布する予定です。説明ファイルも用意しているので、それを参考に演習問題に取り組んでもらいます。この一連の流れが5回ほど繰り返されるイメージです。機械学習も学びたいという方には、その範囲の解説資料もお渡しできます。不明点があれば講義のあとに質問することも可能です。

Q:フルコース講座の修了要件をもう一度確認させて下さい。

木村:弊社の認定基準は以下の項目になります。

  • 1. 講義への参加
  • 2. プログラム演習課題に合格
  • 3. 認定試験に合格

木村:講義は、専門講義(36時間)に参加すれば条件を満たせます。プログラム演習は課題を提出してもらい基準に到達すれば合格です。再提出は何回でも可能なので、継続して取り組めばクリアできます。ただ、ChatGPTに答えてもらうのは、そもそも何を求めて受講したのか分からなくなってしまうので、おすすめしません。

最後の認定試験は、本番と同等の難易度の試験を60分50問の多肢選択形式で実施します。合格点に到達できなければ、もう一回挑戦できます。それでも合格できなかった場合は、有料にはなりますが、追試を何回でも受けることができます。

Q:フルコース講座はどれくらいで終了できますか?​

木村:毎週1回ほど講義に参加できるならば、5ヶ月くらいで終了になります。土曜日に2コマ来られるようでしたら、4か月くらいで終了の予定です。講義、プログラム演習・認定試験に合格するとE資格の受験資格証明書を発行いたします。

Q : E資格の受験資格はいつまでに取得する必要がありますか?

木村:受験資格は試験当日の4週間前くらいまでに取得する必要があるので注意して下さい。JDLAの方針で受験資格保持者の登録をする必要があるため、事前に認定プログラムを終了している必要があります。



Q:E資格合格の先には何がありますか?

木村:まずは、半年ほど継続的に頑張った自分を褒めてあげてください。その努力の結果は、AI技術に対する知識や開発技術の蓄積のみならず、AI業界全般に対する視野のひろがりなど多岐に渡り実感できると思います。すでにエンジニアとして開発を行っている方にとっても、新しい視点と技術が身に付くはずです。これからAIエンジニアとして就職活動や転職活動をしていく際にも、これ以上ない知識と技術の証明になると考えております。

木村:何にでも共通することですが、簡単に手に入るスキルをみにつけても他の人との差別化を測ることはできません。世の中には、三日で学べる~とかいろいろ宣伝されていますが、三日で学べるものは、三日の価値しかありません。じっくりと腰をすえて、変化の激しい時代を切り拓いていくために挑戦する皆さまのお役に立てるよう、我々も尽力いたしますので、よろしくお願いいたします。

Q:本日もありがとうございました。

木村:こちらこそ、ありがとうございました。


ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

今回は、「Human-centric AI Lab」で新しく始まるスクーリング事業の目玉でもあるE資格合格に向けた「フルコース講座」の紹介をしていただきました。他の講座に関しても次回以降、説明していこうと思いますので、どうぞお楽しみに!

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