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「できるできないでなく、まずやってみる」元アナログ人間が動画クリエイター向け講座をつくるまでの話

「あの会社って、なんで〇〇やらないんだろう? 自分だったら絶対やるのに……」

なんて、他社に対してあれこれ勝手な意見をしたくなることってありませんか? たいていの人は言うだけで終わるのですが、弊社には実際に社員として入社し実現してみせた人物がいます。

その人物とは、こちらのしょうへいさん。

LIGが運営しているWebクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(以下デジLIG)」にジョインし、新規講座の立ち上げや卒業生の受け入れ先開拓など、新たな施策を次々と立ち上げ実行に移してきた人物です。

デジタルやクリエイティブとは無縁だった彼が、なぜWebクリエイタースクール運営に興味を持ち、クリエイター向け講座を次々作り出すことができたのでしょうか

今回はLIGで働くしょうへいさんのストーリーをご紹介します。

  • クリエイター育成スクールの運営ってどんなお仕事?
  • 接客・営業経験を活かしてキャリアアップしたい!
  • 人の人生に関わるお仕事がしたい!

そんな方はご興味を持っていただけるかもしれません。

デジLIGにはゼロイチで作っていく面白さがある

――これまでの経歴を教えていただけますか?

もともとホテル業界に興味があったのと、人の人生に関わるようなお仕事がしたいと思っていたことから、ホテルの人事を経験したあとに、ホテル業界に特化した採用支援会社で法人営業や求職者のキャリア支援に携わっていました。

――長らくホテル業界に携わっていらっしゃったんですね! そこからどういった経緯でLIGにたどり着いたのでしょうか?

コロナの影響でホテル業界が衰退し、仕事が激減したんです。人材支援という軸はそのままに新たに仕事の幅を広げたいと、転職を考えるようになりました。

LIGを知ったきっかけは、高校時代からの親友であるトラさんの紹介でした。安心して働ける環境であることを事前に聞いていたのと、Web制作やシステム開発を手掛ける会社ということで、アナログなタイプであった自分の欠点であるデジタル分野を身につけられるチャンスと感じ、興味を持ちました。

――もともとは人事志望と伺ったのですが、最終的にデジLIGのリクルーティングアドバイザーを選んだのはどうしてだったんでしょう?

過去の経験を生かすなら人事として即戦力になれると考えていたのですが、前職で新規事業を任されたときにゼロイチで売上を作ることの楽しさを味わっていたことや、ビジネスがオンラインでも成り立つ「IT×教育」分野に魅力を感じたんです。これまでは接客メインのアナログな環境にしか身を置いたことがなかったので。

新規施策開発に携わることができ、コロナ禍でも伸び盛りの事業で勢いもあるデジLIGならもっと面白いことができると確信し、リクルーティングアドバイザーを選びました。

Web制作会社直下のスクールなのに、どうしてもっといろいろなカリキュラムを作らないんだろう? やれることがたくさんありそうだ」とワクワクしたのを覚えています。

「クライアントに求められるクリエイター」を育成するには

――入社後はどんなことをされたのでしょうか?

半年をかけてスクール運営の一通りを学んだあと、動画制作関連の講座をグロースさせるタイミングで新規講座の立ち上げに関わることになったんです。スクールの主力講座であるWebデザインについてはある程度充実していたものの、動画分野についてはまだまだ手がつけられていない状態でした。

――たしかにLIGはWeb制作会社ですし、Webデザイン関連の講座は作りやすそう。動画分野にはどのようにアプローチしていったのでしょうか?

LIGの強みである「デザイン力」が売りになると思いました。デザイン力はWebだけでなく動画制作にも必要なスキルですし、実際に「もっとデザイン力を鍛えるカリキュラムが欲しい」という受講生さんのニーズがあることもわかっていました。

そこからできたのが「AfterEffectsデザイン講座※」という、動画全体のデザイン力向上を目的とした講座です。

AfterEffectsデザイン講座とは?:動画クリエイターとして仕事をするために必要な思考力と技術、知識を実践的に学べる講座。実際のクライアントワークの流れに沿って、企画・構成から絵コンテの作成、デザイン、編集、プレゼン、納品方法までを体験する。After Effectsを使ったモーショングラフィックスの制作力を磨くことができる。

LIG社員が直接指導に携わることはないですが、講座の枠組みや指導スタイルは、以前LIGデザイナーと協力して作ったオリジナル講座「LIG直伝!即戦力デザイン集中講座」からヒントを得ています。

――クリエイター向けの講座作りって、それこそクリエイターじゃないと難しいように思えるのですが、どうやって設計していったのでしょうか?

専門的スキルについては指導トレーナーと話し合いを重ねながら、就・転職の実現や副業獲得のためにはどんなスキルや経験が必要か、ということを逆算しながら設計していきました。

そもそもの発想は、「短期で学べる」といった市場のニーズに合わせた3〜4ヶ月という短い受講期間に疑問を抱いていたことにあります。

本当にクライアントから求められるスキルを身につけられているのか? 実践を繰り返して精度を高める期間が必要ではないのか?

日々受講生と向き合いながら根本にあるニーズを探っていると、やはりプラスアルファのスキルや期間が必要と考えている方々がほとんどだったんです。

――プラスアルファということは「AfterEffectsデザイン講座」は追加講座的な位置づけになるんですか?

おっしゃるとおりです。常設講座で基本的なスキルを身につけていただき、「AfterEffectsデザイン講座」では、企業やクライアントが求めるクオリティの動画制作を見据えて、デザイン思考や配色・フォント・レイアウトなどの知識を学んでいただきます。さらにそれらスキルを一連のクライアントワークの流れのなかで身につけていくことで、企画から提案できるようなクリエイターになってほしいと考えて作りました。

――なるほどです。既存講座との相乗効果も生まれるし、スクールを知っていただく入り口にもなりそう。戦略的な意図もあるのでしょうか?

もちろん売上ありきのためビジネスチックに捉えられてしまうこともありますが、売上は二の次だと私は思います。デジLIG生として入ってきていただく方々の想いに、想いで応えたいからこそ講座を作ってきました。本当に必要なものだからこそ、売上も付いてくるのだと思っています。

――しょうへいさんの熱い想いが伝わってきます……! 他にはどんな講座を作られたのでしょうか?

「クライアントワーク実践講座※」という、講座のなかで実際の案件を受けていただける講座を立ち上げました。

クライアントワーク実践講座とは?:実際にクライアントから依頼されている動画について、企画から構成、プレゼン、撮影、編集、納品までを2ヶ月間でおこなう講座。クライアントは一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会が運営する「Xリーグ」。

未経験者にとってはじめの実績づくりはハードルが高いもの。「クライアントワークの実績を作りたい」というニーズにどストレートに応えた講座にしました。

どちらの講座も制作会社直下だからこそ実現したのだと感じています。教科書に沿って教えるだけでなく、現場のノウハウを還元し、実際にプロとして活躍できるレベルにまで育てられる環境がデジLIGにはありますから

――ちなみになぜアメフト協会様とコラボを?

実はたまたま卒業生に協会所属の方がいらっしゃったんです。さまざまなバックグラウンドを持つ方とのつながりができる点もデジLIG運営の面白さだと感じます。

アメフトに限らず、そもそもスポーツって人に感動を与えるストーリーがあるよねって話をメンバーとしていて、認知不足や不況で伸び悩む業界を盛り上げるお手伝いができたらいいな、デジLIGや受講生がそんな存在であったらいいな、という想いで一緒にはじめました。

――素敵なお話です。徹底的なヒアリングやさまざまな人とのつながりのなかで、新しい講座は生まれていったのですね!

終わりがない楽しさ

――新講座立ち上げのアイデアマンという顔以外にも、しょうへいさんといえば「人材事業の開拓者」というイメージがあります!

いまはデジLIG生の就職先をひたすら開拓していますね。とはいえ私が営業活動できているのは、これまでデジLIG生が本当に頑張って築き上げてきたスキルの積み上げや転職の実績があるからこそです。

IT業界特化型のエージェントとの連携をしたりもしていますが、やはり「デジLIG卒業生を直接企業に紹介できる」というのは強みになりますし、卒業後も安心して働ける環境を一貫してサポートできることはスクールの信頼にも繋がります。

――永久キャリアサポートもデジLIGの強みのひとつですもんね! ちなみに企業へのオファーはどのようにおこなっているのでしょうか?

いまはお電話を中心にアウトバウンドで開拓していますが、今後はLIGの繋がりやブログを活用してインバウンド化させていきたいです。

――クリエイティブな商材開発から泥臭さの残るテレアポまで……本当に仕事の幅が広い!

裁量権を持って新たなことに取り組ませてもらえるので、本当に飽きないです(笑)。業界的にも伸びしろが大きく、扱う商材も注目度が高い自分でよりよくすることもできるので、終わりがないですね。新しいことにチャレンジするのが好きだったり、飽きっぽい人にはぴったりの環境だと思います。

――「LIGは飽きない」という人は全社的にも多い気がします! ほかにこういう人が向いているというのはありますか?

ポジティブな方はうちの部署とマッチすると思います。メンバーが一丸となって全力で取り組む姿勢は気持ち良く、前向きに仕事ができます。お世辞抜きで、このメンバーの一員になれたことを誇りに思っていますし、紹介してくれたトラさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

あとはやはり人の人生に関わるお仕事なので、誰かのためになることにやりがいを感じる方は向いていると思いますね。スクールに通う受講生や卒業生のことをなにより大切に考えてほしいです。

――スキル面で重宝するのはどんなことでしょう?

根本に必要なものがなにかを考えられる力です。目先の利益にとらわれずに、本当に受講生のためになるのか、長い目で見たときにスクールにとってプラスになるのかを、冷静に見極められると良いと思います。

――なにより信頼が重んじられるスクール運営には大切な視点ですね。その他クリエイターの知見などはあったほうがよいのでしょうか?

専門的なスキルはもちろんあるに越したことはないですが、私みたいなアナログ人間でも問題なく働けています(笑)。できるできないで考えるよりも「まずやってみる」ことが大切です。リスクを考えつつ、トライ&エラーを繰り返せるチャレンジ精神はどの業種でも必要だと思います!

――ありがとうございます。さいごに今後のデジLIGの向かう先を教えてください!

「DX人材の提供・育成」はLIGが全社をあげて取り組んでいるパーパスでもあります。

今後は、より質の高いサービス提供による現場から求められる人材の育成、そして卒業生活躍の場の開拓、この両面を伸ばしていくことで業界内外の信頼を獲得し、「デジLIGブランド」をより確立させていきたいと思っています!

さいごに

しょうへいさんはじめデジタルエデュケーション部のメンバーは、人として真っ直ぐな方が多いと感じます(わかりやすく言うと人の悪口を言わない)。人の人生を左右する仕事だからこそ、常日頃から誠実であろうという意識が高いのかもしれません。その一貫した姿勢にもプロフェッショナルを感じます。

余談ですが、人材業界出身のしょうへいさんは、しきりに「市場価値の高い20代中盤から30代前半のメンバーが大半を占めているのは、LIGが魅力的な会社であるという証拠」と熱弁されていました。熱い。

新卒もたくさん入社し、若手メンバーが活躍しているデジタルエデュケーション部。第二創業期のLIGを象徴する事業といっても過言ではない、Webクリエイタースクール「デジLIG」にぜひこれからも注目してください!

デジタルエデュケーション部で働くことに興味を持ってくださった方は、ぜひ募集をご覧ください!

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