LIGは昨年のコーポレート・アイデンティティ(CI)の変更を機に、「Web制作と面白ブログを運営している会社」から「グローバルな開発体制で企業のDXを支援する会社」へと大きな方向転換をいたしました。
この記事では、そもそもLIGのことをよく知らないという方に向けて、これまでLIGが歩んできた16年間を、当時のLIGブログ(当社オウンドメディア)とともに振り返っていきます。
「Life is Good」のはじまり
2007年にWeb制作会社としてはじまったLIG。Webが好きな若者が集まってできた、6畳半のアパートを拠点とする小さな会社でした。
はじめの目標はWebの世界で「Life is Good」を実現すること。
みんなの生活や人生が少しでも豊かになるようなサービスやソリューションを提供し、誰かを楽しませたり、誰かの役に立つサービスを創りたい。直接的ではなくてもクライアントに満足してもらってその先のユーザを満足させたい。
そんな思いでものづくりに励んできました。
LIGとオウンドメディア
創業時からWeb制作事業と並行してブログ発信をする文化がありました。まだオウンドメディアという言葉ができる前から、誰かの役に立つような技術系のノウハウ記事を中心に、コツコツと書き溜めていたのです。
しかし当時はまったくPVもなく、「真面目系だけでなく、笑いによったことにもチャレンジしていこう」と、どれが当たるかなんてわからない状態でいろいろなことにチャレンジしていました。
転機となったのは2012年に公開した「伝説のウェブデザイナーを探して」という記事。デザイナー採用を目的とする記事でしたが、「社長を砂浜に埋める」というユニークさで一気にLIGの知名度を高めました。
Web制作事業に加え、メディアに一層力を入れはじめたのもこの頃です。「コーポレートサイト兼メディアサイト」として、社員一丸となってブログを執筆しはじめました。
「Life is Good」とはなにか?
LIGはメディアの力で事業を拡大させ、Webコンテンツ制作、オフショア開発、人材紹介サービス、ゲストハウス・飲食店・コワーキングスペース・スクール運営など、さまざまな事業を展開していきました。
たくさんの人たちとの関わりのなかで、いつしか「Life is Good」を実現したいという思いは、LIGに関わるあらゆる人たちが対象になっていったのです。
しかしなんにでも挑戦してきたためか、次第に「LIGってなんの会社?」と言われることが多くなり、社員の「Life is Good」の解釈も人それぞれになってきていました。
LIGはこの先どこへ向かっていくのだろう? 長年問い続けていくことになります。
第二創業期のはじまり
そんななか二度目の転機が訪れたのは、2022年。
この年の6月にコーポレート・アイデンティティ(CI)の変更があり、Webサイトとロゴを一新。
「Webサイト制作と面白ブログを運営している会社」から「グローバルな開発体制で企業のDXを支援する会社」へと一気に舵を切りました。
「一気に」と表現しましたが、実はCIを変更する以前より、海外拠点の拡大に力を入れ始めたり、売上構成に変化があったり、ゲストハウス関連の事業を別会社化したり、代表が変わったり……と、少しずつ会社を取り巻く状況は変わりつつありました。
事実として現在のLIGの強みは、Web制作で培った「デザイン力」と、着々と拡大してきた「グローバルな開発体制」。これらいま持っている強みを最大限に活かせるフィールドが「DX支援」だったのです。
これまで幾度となくサイトやロゴのリニューアルはありましたが、創業以来培ってきたLIGのイメージをガラッと変えるような変革はおそらくこれがはじめて。
いまだ根強い「Webサイト制作と面白ブログを運営している会社」という周囲からのイメージとのギャップを解消するために、思い切ったCI変更に踏み切りました。
とはいえ、まだまだ社内外ともに浸透しているとはいえない状況。
若者が集って好きなことをやっていた会社から、いままさに、大人の会社へ生まれ変わろうとしている最中なのです。