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5年間のキャリアブランク、家族の大反対からスタートした正社員への道。成し遂げたい事業テーマに出会えた私のチャンスを掴む方法

道がないなら私が作る。悩めるママさんに、キャリアの選択肢を持ってほしい。

5年もの離職期間の後、縁あって参画したLiBプロジェクトにかかわって早3年。アルバイト、業務委託、契約社員、正社員と少しずつキャリアを取り戻してきました。今は週3出勤、週2リモートワークという業務形態で、法人営業職に挑戦しています。

働くことに反対するパートナーや家族を根気強く説得し、仕事に必死で食らいついていたら、いつの間にかリモートや時短という「働き方」も、正社員という「立場」も、「家族からの応援」も手に入れることができました。 人材業界や企業人事の出身で、ライフイベントで離職したママさんの中には、転職市場に詳しいがゆえに自分のキャリアに悩んでいる方も多いと思います。そんな方にこそ、私がどうやって5年ものブランクからキャリアを取り戻すことができたのかについて伝えたいと思いました。

就職活動が楽しくてたまらなかった学生時代、やりがいしかなかった人材業界での新卒時代。

高校生で初めて上京した日、私の東京生活は、兄に連れられて行った都庁の下で仰向けに寝転んで空に突き刺さるビルを眺めた時の衝撃から始まりました。熊本の大自然に産まれ山を走り回って育った私は、それ以来すっかり無機物の造形美に魅せられて、暇さえあれば工場見学にいったり、大きなビルや橋などの建築物を見てうっとりしたり、日本の技術力やモノづくりに心酔していきました。

そして、学生時代には就職活動にはまっていました。中でも事業について学べる就職セミナーがとにかく面白くて、毎日ウキウキしながら企業訪問していました。4年間で200社ほどのセミナーに行ったと思います。自分の知らない世界が、ビジネスが、こんなにも世の中にはあふれているんだと気づいたときには、震えるほどワクワクしました。

その結果7社ほど内定をもらいましたが、新卒では大手人材紹介会社にキャリアアドバイザーとして入社することにしました。人材紹介会社に入ったらずっと就職活動ができる!もっともっと新しい会社や仕事に出会える!と直感的に決定したのですが、この選択は大正解でした。

日本のモノづくりを支えるエンジニアを、その技術力を必要としているメーカーに紹介した結果、新製品が生み出される。EMC(電気・機械・化学)チームへの配属を希望した私にとって、そのきっかけに立ち会えるキャリアアドバイザーという仕事は最高にエキサイティングでした。 ずっと人材領域で働きたいと心底思っていましたね。

あんなに望んでいた子供と1日中一緒に過ごす時間は幸せなはず。でも、どうしてこんなに不安なの?

しかし、そんな天職だと思っていた仕事を、妊娠時のトラブルで手放すことになります。長く子供を夢見ていた私には、出血止めを飲みながら働き続けるという判断はどうしてもできませんでした。 出産後も「乳児の母親が働くなんてありえない」という家族の価値観の中で、そういうものなのだと自分に言い聞かせて育児に没頭していたら、2人目の子供の授乳期間が終わったころには離職期間がすでに3年を超えていました。 離職期間3年というと、すでに転職市場では書類通過さえ難しいと判断されるレベル。人材業界にいたからこそ、自分の市場価値を理解してしまう。キャリアアドバイザーとして培ってきた相場感に、自分自身が苦しめられるとは思ってもみませんでした。 毎日ふとした瞬間に「ああ、また離職期間が1日伸びた。」という不安に襲われて涙が出る、そんな毎日を過ごしていました。

突然訪れたチャンス。足りなかった覚悟と根回し。

子どもが乳離れしたとき、仕事への渇望は一気に高まりました。それで、「働きたい、社会とつながりたい。何か価値を生み出したい。」と周囲に訴え続けていたら、学生時代の先輩から「そんなに働きたいならうちで採用アシスタントをやってみないか」というお誘いがありました。 飛び上がるほど嬉しかった私は、翌日には子供を抱えて保育園の手続きをしに区役所に行きました。 しかし、保育所には驚くほどに空きがなく、直近の入園は非現実的なものでした。 すっかり傷心して帰宅し、家族に復職の相談をしたところ、パートナーにも、義両親にも、実親にも猛烈に反対されました。

「突然何を言い出すの?専業主婦の何が不満なの?」 「こんなに小さい子を預けて働くなんてあなたは鬼ね。」 「お金でしょ?一体いくら欲しいの。そのお金はうちが払います。」

家族に全方位から否定され、ずっと夢見ていた復職はいよいよ非現実的になりました。働けるかもしれないというワクワクは、夢見ることすら許されないという絶望に変わりました。 お断りする時には涙がでました。先輩にもただただ申し訳ない気持ちで、働きたいなんて安易にいうのはもうやめようと自責の念でいっぱいでした。

「働き続けたい女性たちのために多様なキャリアの選択肢を」という事業テーマとの出会い、お前ならできる。という言葉にもらった勇気。

LiB代表の松本から初めて事業テーマを聞いたのは、その約1年後。松本はLiBを立ち上げる前にたくさんのキャリア女性にインタビューをしていて、その一人が私でした。LiBのビジョンにあまりに共感してしまった私は、その場で「なんでもいいからやらせてください」と懇願しました。ぐいぐいお願いする私の血走った目に松本もやや引き気味だったと思いますが(笑)、ビジョンを聞いた瞬間にこれは私がやるしかないと使命感すら感じてしまうほど、LiBは「私自身」でした。

創業からサービスローンチまでは、キャリア女性がよく見るサイトや転職サイトなどを大量に読み漁り、ひたすらそれをレポートしてせっせと松本に送り続けていました。頼まれていたわけでも、対価を求めていたわけでもなく、ただひたすら「働き続けたい女性のために、何かの役に立ちたい」という想いだけが自分を突き動かしていました。

その熱意を評価してもらえて、サービスローンチ後はカスタマーサポートとしてジョインしてほしいとオファーを受けました。 不安でいっぱいでしたが、「とにかくやってみろ。やってから無理だったらその時考えろ。お前ならできる。」という代表の言葉を信じて挑戦することに。 悩める転職者からの問い合わせにメールで回答するという業務は、キャリアアドバイザーの経験を活かしたいという自分の志向や、自宅でも対応可能という希望のワークスタイルにもぴったりはまり、以降2年ほどメインミッションでやりつづけました。

母親が見せた働く背中。それが父親への敬意に変わった。

会議の日には預け先の無い子どもたちを連れてオフィスへ子連れ出勤していたのですが、これは想定外の好影響がありました。 子供たちは会社に行ったことで「毎日家にいないお父さんは、仕事に行って頑張っていたのか。」と、その意味と大変さを理解したようでした。それからは「お父さんお疲れさま!」と毎日玄関へ出迎えるようになり、父親を尊敬の眼差しで見るようになったんです。そんな息子たちを見て、主人も、母親が働くことのメリットを実感しはじめました。「父親としての尊厳」は、私が働くことで逆に重んじられるようになったのです。 また、家で働くことで子どもたちは「お母さんが頑張っているから僕も頑張ろう」と私の横でドリルをするようになり、集中して長時間机に向かうこともできるように。 そうやって、家族も少しずつ応援してくれるようになってきました。

まずはLiBメンバーの選択肢を増やしたい。いずれは子供の選択肢も。

カスタマーサポートと併せて、アシスタント的な業務や雑務も、とにかくすべてがLiBのミライにつながっていると心から信じ、どんな小さな仕事にも全力で向かっていたら、ある日突然「法人営業をやらないか」というオファーを貰いました。あまりにも想定外の打診でしたが、私はその場で「やります!」と答えました。「ベストなタイミングなんてわからない。だからチャンスがあったら即答で受けよう。」とずっと心に決めていたからです。

今は週3出勤、週2リモートワークで営業に挑戦しています。こんな働き方が実現できるなんて、思ってもみませんでした。自分の希望を叶えてくれたLiBにはとても感謝しています。もともとキャリアアドバイザーだった経験を活かして、日中の時間に業務ができる法人営業はとてもやりがいがありますし、もっと経験を積んで成果を出し、お客様にも会社にも貢献していきたいと思っています。

LiBには、営業マネージャーとして働くママや、トップクラスの売り上げを誇るママ、私のようなリモート勤務のママなど様々な働き方をする女性がいます。多くの母親たちがそれぞれの事情に合わせて活躍しているので、若い女子社員たちにも心強いのではと思います。

また、私は自分が「稼げる母親」になることは子供たちにとっても重要だと思っています。子供たちがどんな学びの道を選んだ時にも安心して背中を押せるような経済力を身につけたい、子供の選択肢を増やしてあげたいという想いも、仕事のやりがいにつながっています。

女性の働き方は十人十色。貴方の働き方に合わせたミッションで働けます。

私はとにかく泥臭い努力型の人間です。子供達にも努力の大切さを教えたいと思っています。そして努力の先には素晴らしいご褒美が待っていることも。 LiBにはそんな「子ども想いで、仕事も子育ても頑張りたいママさん」にぴったりの、「キャリアフレックス制度」という働き方があります。この制度はアルバイトや派遣といった契約形態よりもやりがいと安心のある環境で、正社員よりもハードルを下げた雇用形態の制度です。パフォーマンス次第でどんどん裁量の大きな仕事を任せてもらえます。

ゆくゆくは営業として復帰したいけど、今はサポート業務からスタートしたい方。仕事を離れてから時間がたってしまったけど、人材領域の経験を活かしたいという方。ご興味があれば気軽にご連絡くださいね。 https://www.wantedly.com/projects/68348

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