1
/
5

入社歴は関係ない、社員を信頼しているからこそ任せられる【社長インタビュー】

〈代表インタビュー〉

【只石昌幸について】
法政大学卒業後、株式会社キーエンスへ入社しマーケティング戦略を学ぶ。
退職後、2006年にレバレッジを起業。
2016年よりフィットネス領域でメディア運営を開始し、2019年にフィットネスブランド「VALX」を立ち上げると、10ヶ月で月商1億円を達成。
手がけるビジネスは全てにおいて『日本一』か『誰もやらないことしかやらない』と決めている。チャンネル登録者数69万人を誇るYouTubeを中心に、広告に頼らないマーケティング戦略で2021年に売上が前年比362%を達成し、EO成長率アワードを受賞。

圧倒的な存在でありたい

ー当時、年収1,500万円の企業に就職。
 順風満帆な生活を送られていたにも関わらず、退職して自ら起業しようと思った経緯を教えてください。

「サラリーマン」という属性が自分には合わなかった、が一番の要因ですね。
当時の僕は、年収が高いからという理由でキーエンスに入社することしか考えてなくて、打倒キーエンスと書いた紙を部屋中に貼るくらい、夢中になって就職活動をしていました。
その年の就活生において自分がほかの誰よりも就活にエネルギーを注いでいたと言い切れるくらいキーエンス内定のためにやれることはすべてやりました。

そんな想いまでして念願の内定をゲットできたにも関わらず、入社後、仕事を楽しいと思えなかったんですよね。
今振り返ると、与えられた方法で与えられたことをするのが自分の性には合っていなかったんだろうなって・・・。
仕舞には、あんなにも憧れていた企業を3年で退職してしまいましたから。
自分で望んだ退職なのに、社会不適合者の烙印を押された気分でしたね。

その後、生活のためにも何とかしないと、と思っていた時に出会ったのがアメーバブログです。
当時はブログが大流行していて、衣食住のどれかを書くと注目されやすいと聞き、誰もやっていなかった「新規開店のレストラン」に特化したレストランブログを書くことにしました。
ありがたいことに色々なご縁もあり、そのブログが大盛況だったんですよ。
一瞬ですが、サイバーエージェントのアメブロランキングで1位を取ったこともありました。
そこで、そのノウハウを活かそうとブログコンサル事業をスタートさせました。

ー創業当時はコンサル事業が順調でしたね!
 そこから異なる分野のフィットネス事業へ切り替えたかと思います。
 なぜフィットネス事業だったのでしょうか。

正直、事業を切り替えたという認識は全然無くて、時代の流れと共にニーズが変わっただけです。
なので、会社としてのスタンスは何一つ変えていないです。
ただ、自社サービスに取り組んだ理由が1つだけあって、
「圧倒的な1番になりたい」という想いがあまりにも強かったから、ですね。
ブログコンサルをする上で「圧倒的な1番を目指しましょう!」「前例のないことをしましょう!」と言っても「そこまでしないで欲しい、他と一緒で良い」お客様に、そう言われちゃうんですよ。
思いっきり事業をやらせてもらえないなら、自分たちで圧倒的な自社サービスを始めようと思って、新たなサービスに踏み込みましたね。

フィットネス事業だった理由としては、得意としていたSNSを活用して、何が一番需要があるかを調査した時に「フィットネス」だったというところから選んでいます。
でも、やることは同じで「圧倒的な日本一を目指す」というスタンスは、一切変えていないです。

ちなみに、なんで1番を目指すかというと、2番、3番は覚えてもらえないからです。
日本一高い山は何?と聞かれたときに、みんな「富士山」と答えられるのに、2番目を聞かれると答えられないんですよね。
ビジネスも一緒で、1番じゃないと続かないと思っています。
ビジネスは結局、弱肉強食の自然界の摂理そのもので、2番を維持し続ける労力を永遠に続けることよりも、集中して1番になって維持する方が労力は少なく、存える確率が高まるかと。

大事なのは空気をつくること

ー今では120人以上も従業員を抱える組織になりましたが、組織作りで大切にしていることは何でしょうか。

正直僕は、マネジメントが得意じゃなくて、むしろ出来ないと思っています。
だから1番大事にしていて、1番時間をかけているのは「会社の空気づくり」です。
例えば、オペラを見るとき、どこにも張り紙が無いのに誰一人として大声を出さず、小声で話しますよね。
なぜだと思います?
それはきっと、会場がそういう空気だから、自然とお客さんがそれに従っているんですよね。
結局人間は、時代も場所も全てにおいて、空気に従って動くと思うんですよ。
レバレッジという箱の中にいるなら「やるからには圧倒的」「できるできないよりもどうやるか」「どんな業界でも1番になる」それが当たり前という空気をつくるのが自分の仕事、役目だと思っています。

ー社長としての役割は空気づくりとのことですが、社員にはどのようなことを求めていますか。

求めていることは無いです。
ただ、気付いて欲しいとは思いますね。
人間は可能性に満ち溢れているということに。

みんな、大活躍している人と自分は別世界の人間で、彼らがすごいだけだと思いがちなんですよ。
でも、脳の構造自体は一緒で、ただ使い方が違うだけなんですよね。
なので、脳を上手く活用できれば限りなく圧倒的な成果を上げることができると思っています。

だから、会社として人の可能性をつぶすような発言、細かいところまで上司が指示を出して思考を停止させるようなマネジメントは、一切したくないし、してほしくないんです。
「これをこの回数いつまでにやっておいて」っていう細かい指示はうちの会社では無いんじゃないですかね。
基本的には、「このプロジェクトを圧倒的に仕上げたい、目標もやることも決めて良いから全てを担って欲しい」という風に仕事を任せています。

ー社長から見て、どんな社員が多いと思いますか?

心の底から自慢できる社員たちだなって思います。
正直、再現性はあると思いつつも、なんでこんなに優れた人たちが集まっているんだろうって思ってるんですよね(笑)
平均年齢も若いのに、熱量が高くて、きちんと成果を出している人が多いです。
活躍している人の特徴を見ると、素直で向上心を持っている人が開花している気がします。
そう思うと、レバレッジはピュアで素直な社員が多いんですよね。
自分のやり方に固執せず、人の意見を聞き入れながらも、最後までやり切って結果を残す。そんな社員が大半です。
何かアドバイスを受けたときに「参考にします」って返す人もいると思うんですけど、そう言う人って多分参考にしないんですよね。
素直な人はもっと深掘ると思うんですよ。
自分と違う視点で見ている人の意見ってもっと聞きたいじゃないですか、なぜなのか、どうしてなのか。

僕は今、物が溢れ、テクノロジーが進化している時代なのに、いつまでも昔の考え方、個人の考え方に固執していたら時代の流れに乗れないと思っています。
そう思うと、あらゆることを0ベースで受け入れる、これが素直さなんだろうなと思いますし、そういう社員が多いのは、レバレッジの特徴ですね。

ーVALXの今後の展開について教えていただけますか。

「VALXを世界一の日本ブランドにしたい」これに尽きます。
その過程において、それに携わる全ての人が成長を感じて心から楽しめる、これが常にできている状態でありたいですね。
よく日本一になるためには、人件費を削って過酷な環境で働かないと難しいって聞くじゃないですか、でも、その考え方は経営者のエゴだと思っています。
社員には、1番を目指すことは人生においてプラスになるし、自分のためになるって思いながら楽しんで働いて欲しいですね。

その先を考えて動くこと

ー社長がいつも社員に向けて「楽しんでほしい」と伝えていますが、なかなか仕事を楽しめない人もいると思います。
 そういった方が仕事を楽しむポイントはあるのでしょうか?

環境を変えるのも良いと思います。
ただ、今の場所で楽しいことを見つけるのも大事だと思うんですよね。
例えば、毎日ホチキスを止め続ける仕事があったとします。
もし僕がその担当だったら、会議中にその資料がどんな風に使われているのかを見てみたいんですよ。
右利きの人、左利きの人両方いるとしたら、利き手に合っためくりやすい向きに止めてみます。
後日、「この仕事、誰がしたの!?」って驚かれたら勝ちなんですよね。
与えられたことをそのままこなすんじゃなくて、自分でもっとアレンジしてみると楽しめると思います。
その資料が使われる未来を想像しながら仕事をするとワクワクできるんじゃないですかね。

歴史上の人物でも、少しの工夫で大成功した人がいるじゃないですか。
豊臣秀吉は、信長の足を冷やさないようにと草履を温めておいたことがきっかけで、出世することができたんですよね。
僕にとって、その草履の日は今日かもしれない、常にそう思いながら生きています。

ーもう一つ、やりたいことが見つからないという声も聞くのですが、やりたいことを見つけるにはどうしたら良いでしょう。

そういう人は、ランキング上位からやっていけば良いと思います。
人気の理由は必ずあります。
口コミとお店の印象がニアリーイコールなのと一緒です。
就活だって、やりたい仕事がわからないなら、人気の職種ランキングで上位のものを試してみるのが良いんじゃないですかね。
もしくは、ランキングに入っていなくても、今話題になっていることって必ず話題になっている理由があるんですよね。
ミーハーを嫌がるんじゃなくて、ミーハーになって、理由を知る工程が大事だと思います。

社員にも伝えているんですけど、僕は体験ってものすごく大切だと思っていて…。
そこで感じたことはストックしていって欲しいです。
「待ち時間が長くて嫌だな」「今回のお店は待ち時間長いのに嫌な感じがしないのはなぜだろう」と、そんな風に体験を深堀ってほしいんですよね。
比較したり、経験したりすることで、仕事にも活かせるし、体験した人ならではの視点で物事が見れます。

今はネットにありとあらゆる情報が溢れかえっています。
それが故に、経験したつもりになりがちなんですよね。
きちんと足を運んで、経験することでアウトプットできるんだと思います。
つまり、ビジネスは経験が大事ってことですね。

ー最後に何かメッセージはありますか?

僕が伝えたい1番のことは、「人間は可能性しかない」。しかし、同時に弱くて、できないという思い込みに占拠されて萎縮して生きようとしてしまうのも、人間かと。だから、レバレッジでは、どんな人物であれ、経験や知見の有無よりも、その人のエネルギーや存在そのものを信じて、徹底的に仕事を任せてます。

人間の可能性を思いっきり開花してみませんか?人は応援されて信じてもらえるだけで、ありえないエネルギーが放出されて、信じられない結果を生み出します。
そんな人たちをレバレッジの社員たちからたくさん見てきました。

次は君の番。さあ、一緒にナンバーワンを目指して、一緒に思いっきり暴れようか!


株式会社レバレッジでは一緒に働く仲間を募集しています
5 いいね!
5 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

吉田 琴美さんにいいねを伝えよう
吉田 琴美さんや会社があなたに興味を持つかも