こんにちは!株式会社レバレッジ広報担当です!
突然ですが、今日の私はこの記事を最後まで読んでくださった皆さんを後悔させない自信があります。
それは、私が心から尊敬し憧れる、業務推進課課長の藪田さんの記事だからです!
藪田さんは、入社1年未満で未経験にも関わらず課長に昇格。
気遣いのプロ過ぎて、業務外でもフォローに入った方が良いと思ったことにはすぐさま行動、色々なところに救世主のごとく現れます。
小さなことにも一早く気付いて的確な言葉をかけてくれる、誰もが頼りにしているレバレッジの社員。
そんな私の尊敬する藪田師匠が、どういう経験を経てきたのか、レバレッジに入社して2年が経とうとしている今、何を思っているのか等インタビューしました!
──本日はよろしくお願いいたします!
学生時代の挫折を経て、自分の得意を見つけたと伺いました。
どのように過ごしていたのですか?
バレーボールが好きで、全国を目指すような人になりたいと思い、練習に励んでいました。
中学時代はキャプテンを務めるレベルだったので、それなりに自信はあったのですが、高校で全国を目指すようになると周りとの格差に挫折してしまいました。
自分よりも背が高く、レベルも高い。
そこで気付いたことは、
“選手ではなく、サポートに回った方がこのチームは全国を目指せるのかもしれない”
それからは選手としてではなく、サポート役に回るようになりました。
監督から「一度ユニフォームを着ないか」とベンチ入りするチャンスを頂けたのですが、自分が入るよりも後輩を入れた方がチームは勝てると思い、お断りしました。
「活躍したい」という想いがあるからこそ輝ける人もいると思いますが、私は自分が「活躍したい」という感情は全くなくて、チームが良い方向に進んだらなと思っていました。
──前に立って戦う人もいれば、後ろで支える人もいる。
攻めと守りですね!
私は後者なんだと思います。
マネージャーが向いていると多方面から言っていただけたので、大学で挑戦することにしました。
ただ、マネージャーになるからには『日本一』を目指すチームに入る、これだけは自分の中で決めていました。
それが野球部だったんです。
ですが、マネージャーの一般応募を受け付けておらず、紹介していただくしかありませんでした。
そこで相談したのが、高校時代の野球部の監督。
私にマネージャーを勧めてくださったことがあったので相談してみました。
「本気なら推薦するけど、4年間ずっと笑っていられる?自分の気持ちは選手には関係ない。どんなに疲れていても、苦しくても、そんなの関係なく選手やお客さんを迎え入れられる?その覚悟がある?」
「あります。」
私のこの一言で、野球部のマネージャーになることが決まりました。
私がやりたくてやるんだから、私の気持ちは誰にも関係ない、そう思い4年間その約束を守り続けました。
──深い言葉…。確かに自分の感情を人に押し付けるのは違いますね。
きっとその言葉が今のチームの雰囲気を作っているんですね。
こうやって大学時代に出会った大人の方々がたくさんのことを教えてくださいました。
他にも、社会人の監督やスカウトマンが選手を見に来るのですが、ある日こんなことを言われました。
「同じくらいのレベルの選手がいるとしたら、マネージャーやチームを見る。将来何億も支払うことになる選手たちなんだから、人間性も見るよね。」
この言葉を聞いて、私たちマネージャーは、ただその場にいる選手をサポートするだけではなく、彼らの将来を手助けする大切な役割なんだと実感しました。
毎日笑顔でいること、掃除すること、来客の対応をすること、選手たちの手伝いをすること、全てが彼らの未来に繋がっているんだと気付けた瞬間でした。
また、私たちの代で日本一を取れたというのも大きな成功体験です。
監督に「マネージャーが良いチームが勝つ」と言われたことがあります。
もちろん私一人ではなく、他のマネージャーの力があってこそですが、日本一を取ったとき「あぁ、自分たちは間違ってなかったんだな」と思えました。
私は決して前に出て戦う立場ではありません。あの緊張感を味わっている訳ではありません。でも、どこかでチームの勝利に貢献できることってあるんだなと改めて思えた瞬間でした。
──すごい!きっと見えないところで支えている強さが、勝利を導いたんですね!
そんな経験を経た後は、どのようなお仕事をされていたんですか?
そのまま野球関係の仕事に就こうと思ったこともあります。
ただ、当時の野球部は『THE 男社会』。
トップマネージャーというマネージャーの中でも上になる人がいるのですが、これは男性しかなれないんです。
どんなに努力しても、どんなに仕事ができても、『女性』という理由でなれないんです。
更に、女性のマネージャーはベンチに入ることすら禁止されていました。
もちろん今は環境が変わっていると思いますよ…!
そんな経験から、逆に女性特有の性質を活かせる仕事に就きたいと思い、某リゾート施設でのサービス業を選びました。
また、もう一つ就職する上で大切にしていたのは「言われたことをやるのではなく、自分で考えて行動したい」という想いでした。
第一線でのサービスが大好きで、お客様にどうやって喜んで帰ってもらうかを常に考えて行動していました。
サービス業ということもあり、お客様への物の渡し方、ゴミの拾い方、手の位置や身だしなみの作り方等様々な事を学ぶのですが、これが楽しくて仕方ありませんでした。
(↑美しいごみの拾い方を教えていただきました…!左が悪い例、右が良い例。ポイントはきちんと足を閉じてしゃがむことですね。美しい…。)
自分ができるようになればなるほど、お客様が喜んでくれるんです。
せっかくお金を払って来てくださっているのに、自分の行動一つで嫌な思いをさせたくない。 むしろ自分の行動でお客様がハッピーになってほしいと思っていました。
ある程度仕事ができるようになり、考え始めるのは『5年後、同じサービスを提供できるか』。
夜勤が結構大変だったので、自分の将来を考えた時に続けていく自信がなくなり、転職を決意しました。
──なるほど。確かに一つ一つの行動やサービスで良い方向にも悪い方向にもいきますね。
ホスピタリティ溢れる藪田さんが、サービス業ではないレバレッジに転職された理由は何でしょうか?
大学時代の野球部の後輩が、レバレッジで秘書をやらないかと声をかけてくれました。
「絶対レバレッジの社長は、藪田さんに合う。」と口説かれ、大学時代に家族よりも長い時間を過ごした人が言うんだから信用できると思い、面接を受けることにしました。
ですが、社長は面接の最初から
「オレ秘書取りたくないんだよね。スピードが落ちるから。自分でやる方が早いじゃん。」
はっきり言うんです(笑)
私にとってそれは決してマイナスな事ではなく、その気持ちもよくわかるなと。
この人は相当素直な人なんだなと思いました。
そもそも、なぜ秘書が必要になったかと言うと、会社の規模が大きくなるにつれて管理が大変になり、社長がダブルブッキングや、時にはトリプルブッキングをするようになっていたみたいです。
そんな様子を見た、当時の経営管理部長が「社長は違う仕事に集中すべき。スケジュールの管理は他の人に任して良いと思う。」と説得したんだそうです。
結果として2人から秘書を取って良かったと言ってもらえたのが、何よりの成果だと思っています。
──そんなにはっきりと言われたんですね(笑)
秘書で大活躍した藪田さん、次は事業部の課長からもサポートに入ってほしいと声をかけられていましたね!
当時、レバレッジが運営するフィットネスブランド VALXは急成長中。
人手が足りず、事業部にもアシスタントが必要な事態となりました。
ある日手伝いをということで、一度撮影に同行させていただきました。
本当はモデルさんと身長が一緒だったので、立ち位置やポーズ確認のためだったのですが、前職のクセで気付くと行動していて…。
撮影の準備や、スタッフの方々への対応、動ける範囲の事を全力でお手伝いしていたら、その行動を評価していただけました。
ぜひうちの部署でアシスタントとして入って欲しいとお願いされ、異動することになったんです。
──当時、社長からも経営管理部からもお願いされていて、あちこちで藪田さんの取り合いでしたよね…!
そして入社して1年経たずにチーム長へスピード昇格!
事業部は、新商品の開発・コラボ案件・企業様とのやり取り等、毎日様々な業務が発生します。
会社の規模も大きくなり、対応や準備、サポートをするチームが必要なのではないかということで、営業事務チームが立ち上がりました。
そして、そこのチーム長として選任していただきました。
今まで一人でやればよかったものを、部下が入ることで全体のバランスを見てやっていかなければならないという不安はありましたが、やることは変わらずみんなのサポートをすること、と思い必死に働いていました。
そしてチーム長になった頃、社長から「もっと上を目指して。秘書じゃもったいない。」という言葉を頂きました。
その言葉を聞いてから、確かに私は得意な範囲から出ていない、自分は試合で勝つか負けるかの1点勝負のようなことをしてこなかったなと気付きました。
それから3か月後、課長に昇格。
課長になったということは、経営陣により近づいたということ。
下りてくる案件が今までとは異なります。
自分のチームだけでなく、もっと全体を見て意識していかないといけないなと自覚するようになりました。
──経営陣に近づいたからこそ見える景色もありますよね!
普段色々な部分に気を遣われているかと思いますが、意識していることはありますか?
まず第一に、秘書になると決めたとき、私の後ろには社長がちらつくと思ったんです。
私の発言=社長の発言。私にネガティブな話をしたらそれも社長に筒抜け。
そうやってマイナスに捉えられるのではと考えました。
それならそれを逆手にとって、他の社員が何か困ったとき社長に一番近い私だからできることをしようと決めました。
なので、社長に言いづらいことは私が間に入って伝えたり、誰かが困っているなと思ったら助けにいくようにしたり、私がいることでプラスになる行動を意識していました。
もう一つは、周囲の変化に気付くという点です。
学生時代の「私の感情は誰にも関係ない」という監督からの言葉が染みついているのか、私は「自分以外みんなお客様」と思うようにしています。
なので社員のしぐさ一つでも気にするようにしています。
例えば、表情だけでなく、キーボードの音や荷物をドンと置いたとき、視線やクセ等が普段と違うなと感じた時は気に留めるようにしているんです。
これも前職のクセかもしれませんね(笑)
お客様の変化に気付くことを大切にしていたので…。
また、前職では『業務は想像力と思いやり』と教えられてきました。
例えば、電話を受ける際のメモを裏紙を切って作るというタスクがあったとします。
ある人は両面印刷された紙をそのまま使用、またある人はものすごく小さく切る。
すると、どう考えても書きにくい用紙が出来上がります。
意外とそのメモを使う人のことを想像できていない行動が多いんです。
私は、ホームランバッターのように大きな事は出来ませんが、こういった細かい部分を支えたり、気付けたりする役割も大切だなと思っています。
(↑社員全員が集まる月例会で、決算書について説明しているところ)
──確かに、野球では打席に立つのは一人ですが、それを応援するチームや観客、支えてくれる監督やマネージャーの力があってこそですもんね!
最後に、今後の目標を教えてください!
私は全体を見られる立場にいるからこそ、気付くことがあると思います。
例えば、レバレッジはスピード感が本当に早いです。
他社にない速度で意思決定がされ、他社の2,3倍成長できる環境だなと思います。
ただ、そのスピードの速さが故に置いていかれている人もいると思うんです。
私はそういう人たちを救いたいです。
経営陣の意思決定は「こういう理由で行われたんだよ」「もっと会社がこうなっていくためなんだよ」と。
そうやって伝える役回りを自分が担いたいと思っています。
また、女性は生物学的に難しいなと感じることが多々あります。
テレビやネットでも、女性の社会進出について取り上げられることが多いのですが、仕事が上手くいっている時、成長している時に結婚や妊娠が被ってしまう事ってあると思うんです。
どちらかというと家庭を取って仕事を諦めてしまう人が多いのではないでしょうか。
なので、私は女性がライフステージの変化に関係なく、役職に就けたり、もっと活躍できるようになったりするような環境を作りたいです。
後もう一つあって…。
私は、仕事よりも他の事を大切にしたい人がいても良いと思っています。
「決められた時間内で最高の結果を出す」それはその人の考え方なので。
もちろん何も成し遂げていない人が権力ばかりを嘆くのは変ですが、活躍している人にはたくさん選択肢があって良いと思います。
それを選べる環境を作っていきたいです。
いつか性別や考え方に関係なく、家庭も仕事も私生活も、大事にしたいと思うものを何一つ諦めなくて良いんだと思えるようにしていきたいです。
だからこそ自分の部下にも、もっと選択肢を持てるように能力を身に付けて欲しいと伝えています。
レバレッジでも、そうでなくても、自分の行きたいと思う方を選んで欲しいからです。
私たちの業務は営業事務で、一般的には目立たない仕事です。
でも、広告審査も、契約書の対応も経理関連のこともやっています。
これをただ言われた通りにやるのか、なぜ必要なんだろうと疑問を持つのかで今後が変わってくると思います。
そういうところをもっと意識して行動していって欲しいなと思っています!
活躍してる人が選べる選択肢があるような会社を作り上げていきたいですね!
──藪田さんありがとうございました!
そういう考えが浸透しているからこそ、藪田さんのチームは皆さん活躍されているんですね!
引き続きよろしくお願いいたします。