スタートアップ・ベンチャーのイメージと目指す姿
みなさん、スタートアップやベンチャー企業と聞くとどんなイメージがありますか?
こと、ウェブ業界で捉えるとこんなイメージが浮かぶのではないでしょうか。
- 上場を目指して急成長
- ベンチャーキャピタルからX億円の資金調達
- 社長が大学で起業して20代(なんなら今だとJK社長とかもよく聞きますよね)
- 本社は渋谷や六本木ヒルズ
- 広告予算をかけて売り上げ急成長
- 画期的なビジネスモデルを生み出して世の中を変える
などなど、人によって異なると思いますが、資金調達をして急拡大していくイメージが結構あるのではないでしょうか。
ちなみにスタートアップとベンチャー企業の定義が日本ではふわっとしているようで、人によって解説が異なりますが、米国では創業したての企業をベンチャー企業と呼び、創業したてかどうか関係なく新しいビジネスを生み出し、短期間で急成長やエグジットする企業をスタートアップと呼ぶようです。
レプスは創業5年目で社員もまだ少数ということでベンチャー起業というカテゴリーになりますね。
レプスの目指す企業の姿と働き方
レプスの目指す姿
レプスはこれまで資金調達をせず、自己資金だけで会社を成長させてきています。今後人員の拡大やサービスのスケールによって借り入れをすることがあるかもしれませんが、出資をうける考えはありません。
また、メンバーの増員もある程度のところまでしか考えていません。
どんなに増えても社員全員の名前と顔がわかる範囲の人数までの拡大に留め、その中でいかに売り上げを最大化できるかを考えていきたいと思っています。
その理由は、レプスのありたい働き方を実現するためです。
レプスの目指す働き方
レプスの目指す働き方は、どこで仕事をしていても何時仕事をしていても良いと考えています。やらないといけないタスクさえ実現できれば、働き方を一切縛ろうとは思っていません。
もちろん、勤務日数も事前に相談して週4日や週3日としてもらうこともOKとしています。休みの日を副業に当ててもらったり、家族との時間に当ててもらったりしても構いません。
もちろん、こういった働き方をするためには、個々の自己管理能力と技術的な実力が必要です。人によってはルールを決めて働きたいという方もいると思います。そういった方は出社できるようになっていますし、実力がある程度伴うまでは出勤していただくと思います。
仕事よりも家族や自身を大切に
レプスがこういった考え方をしている背景には、それぞれの社員が置かれている状況は違う中で、それを画一的なルールで縛ることをしたくないと思っているからです。
家族や自身の生活があって、その上で仕事があると思っています。仕事がストレスになり、家庭に持ち込んでしまうことはあってはいけないと思っています。また、働き方を縛らないことで、海外に住んだり、新しいことにチャレンジする余裕ができたりすると思っています。
そういったことは、仕事の効率が上がることや、遊びや趣味でやった経験が増えれば増えるほど、新しい事業のヒントになったりと、回り回って会社にとってもプラスになると信じています。
実際、自己責任で取り組む仕事はハードではありますが、社員全員仕事が楽しいと感じて働けています。
少数精鋭で大きく売り上げる
会社が拡大していくことは、メリットとなることもあると思います。一方で、それは果たして全社員が幸せになれるのかと疑問に思う部分もあります。例えば会社が上場したとして、それで利益を得られるのは創業期のメンバーだけかもしれません。会社のメンバーを増やしたり、広告に予算を割くことによって、見せかけの売り上げが上がっていても、実際の利益は少なくなり、業務量がふえてハードなのになかなか給料が伸びない、なんてこともあるかもしれません。
レプスは、少数精鋭で大きく売り上げることを目指しています。
個々の責任が増える面もありますが、いたずらに社員を増やさないことで、利益を社員に還元していくことが大切だと考えるからです。
売り上げを追っかけて、そのためにリソース(人)を増やしていくのではなく、限られたリソースの中で大きく売り上げる方法を追求していくのが、レプスのスタイルです。
REWORK 〜小さなチーム、大きな仕事〜
日本でも導入企業の多い「ruby on rails」の開発をした37シグナルズの創業者が書いた本に「REWORK 〜小さなチーム、大きな仕事〜」というものがあります。
レプスの目指す企業のあり方や働き方に近く、私たちも1章から最終章まで頷ける内容が多いものでした。
これまでに書いた内容に共感できる部分や気になる部分がある方にはぜひお勧めの1冊です。
(AmazonのKindle版だととても安かったりするのでよりお勧めです!)