なにをやっているのか
マンガ家育成の拠点「多摩トキワソウ団地」では、50人以上のマンガ家が住まいの場で交流しながらプロを目指しています。住まいの提供だけではない、仕事づくりにも関わる仕掛けを行っています。
チェルシーハウス国分寺は、男女混合門限無しの共同学生寮として運営しており、多くの先進的なシェアハウスにおいてベンチマークとなっている存在です。
LEGIKAは、2つの事業軸を組み合わせているベンチャーNPOです。
一つは、人の集まるコミュニティをつくり、コーディネートすることで、人と人との相互作用によって、どんどん能力を増していくことを目指す事業(コミュニティ・デザイン事業)。
もう一つは、企業や公益団体のニーズをくみ取って、伝えたいイメージをより魅力的な形でマンガ表現に落とし込んでいく事業(メッセージ・デザイン事業)です。
ただの不動産賃貸事業でもなければ、デザイン制作事業でもありません。貸しっぱなしもなければ、作りっぱなしもありません。
この二つの事業力によって、表現を武器にした精鋭集団、いわば表現のアベンジャーズをつくり、社会を変えていこうと考えています。
具体的な業務はこのようなことをしています。
◆コミュニティ・デザイン事業
①マンガ分野
・プロ漫画家として中長期的に活躍できることを目指す育成事業「トキワ荘プロジェクト 」
http://tokiwa-so.net/
[主な実績]
入居経験者のうち、130名以上がプロマンガ家としてデビューしています。
50人以上のマンガ家が集う住まい「多摩トキワソウ団地」を運営し、テレビ等で紹介されています。
②学生寮分野
・共同生活を通じた教育の場となるシェア型学生寮「チェルシーハウス」
http://chelseahouse.org/
[主な実績]
コロナ禍でありながら逆に満室になっている様子が日本経済新聞にも取り上げられています。
https://www.legika.jp/2988/
◆メッセージ・デザイン事業
マンガ作品の制作を通じて、企業や出版社等の表現ニーズに応える事業です。
[主な取り組み]
・博報堂生活総合研究所「データコミック」
https://www.legika.com/showcase/958
・神戸市多目的アリーナ コンセプトづくりプロジェクト
https://www.legika.jp/2934/
なぜやるのか
建物オープン前に集まったスタッフの一コマ。理想的な住まいのコンセプトを考え抜き、プロデュースし、居住者の皆さんが喜んでいる姿を見ると達成感もひとしおです。
寮内では自発的なイベントが頻繁に開催しています。運営者が即興的なイベントを押しつけるのではなく、自律的・持続的に物事が進む仕組み(メカニズム)づくりを重視しています。
未来の世界を考えて欲しいと聞かれて、どういう世界を想像しますか?
宇宙船に気軽に乗れる世界、驚くべき計算速度のマシンを誰もが身に付けている世界、便利なロボットが生活を助けてくれる世界……こんなことを思い浮かべるかもしれません。
逆に昭和の常識で驚くことは何ですかと聞かられて、何が思い浮かびますか?(知っている人は……ですが)
職場のデスクで平気でタバコが吸えること、女性が管理職に就けないこと、転職がタブーであったこと、LGBTの方への差別がまかり通っていたこと、スーツを着て仕事をするのが常識だったこと……など色々ありますよね。
未来を想像するというとテクノロジーのことをイメージしがちです。
しかし、過去から変化した点を振り返ると、価値観や社会制度、ライフスタイルといったものが大きく変化し、そのことに驚きを感じていることが分かります。
社会システム全体の変化はイメージしづらいのですが、あらゆる人の生活に影響する大きな変化をもたらします。
私たちは惰性の中で過ごすことが多く、これまでの時代の仕組みやフレームワークを踏襲しがちです。その中でスポイルされてしまう人も大勢います。
私たちは、表現とコミュニティの力によって、社会システムを革命的に変化させることを目的としています。
どうやっているのか
社内会議では多様な意見をグラフィックレコーディングでまとめる取り組みも行われています。職員やインターン生の成長も大事にしている職場です。
全国各地の学生寮でハウスマスターを務める方々との交流もあり、私たちが手がけるコミュニティづくりの事例がモデルケースとなっているものもあります。
スタートアップのような加速度の高い組織であり、仕事に真摯に向き合うことを大事にしています。
私たちはとても小さな規模で事業を行っています。それでもなお、より大きな価値を社会に還元していくに、戦略と戦術をとことん磨いています。これまでやってきた方法を躊躇無く切り捨てることもあります。仕事に対して、良い意味でのドライさがある方に適した組織です。
一方で、同僚を蹴落とすようなギスギスした関係ではなく、チームプレイでの問題解決を大事にしています。個人技で解決しようとすることは推奨されません。
オープン・フラットであることを大事にしています。恥を隠すのではなく、向き合うことになります。それ故に、自分の弱味には正直であることが求められます。
改革期以降、LEGIKAは短期間で大きく進化しています。取り扱う事業や組織も大きく変化していきます。チャレンジ精神がある方には魅力的な環境です。
原則リモートワークとして業務効率を上げながら、自由な発想が求められるときは対面でブレストを徹底するなどオンラインとリアルを切り換え、より大きな成果を上げられるように取り組んでいます。
現在、コミュニケーションのハブとなるスペースを品川区大崎に置いています(共用のコワーキングスペースが併設されています)。出勤する際も服装は自由です。
性別を全く問いません(現状は女性が多数です)。出産後に復帰された方が、時短正職員としても活躍しています。