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「企業文化」が会社を強くする企業カルチャー


「カルチャーフィットで採用し、カルチャードリブンな組織を作り、創業〇年で上場」というように、
カルチャーを軸とした経営、組織作りによって業績を伸ばし、成功している企業が増えていると感じるのは私だけでしょうか?

注)カルチャーフィットとは「企業の文化・社風にどれだけ適しているか」といった意味で使用され、
  近年注目を集めている基準のひとつです。

注)カルチャードリブンとは、企業風土など仕事上で手に入る主観的な判断ではなくデータをもとに
  経営戦略の策定や人事配置に冠する意思決定を行うこと。

この様に、カルチャーを武器にサービスを生み出し、人を採用、教育する事で企業価値を高めている企業が、規模を問わず増えている様です。
なぜ、一見業績とは直接の関わりが無さそうな「カルチャー(企業文化)」が、企業価値を高めるのでしょうか? また、そもそも企業におけるカルチャーとは何なのでしょうか?
今回はこれらを私なりに調べてみました。

企業におけるカルチャーとは

まず、そもそも企業におけるカルチャーとは何か?という前提から考えていきます。
カルチャー(culture)は、日本語に訳すと「文化、教養、文明」を指す単語です。
(出典:https://ejje.weblio.jp/content/culture)

これらを基に定義するならば、企業におけるカルチャーとは「組織風土、社風、らしさ」といったものが当てはまるのではないかと思いますが、皆さんはどうでしょうか?

なぜカルチャーは企業価値を高めるのか

カルチャーは人の意志決定や行動に影響し、業績を大きく左右するため、企業経営において重要であると言えます。

しかし、なぜカルチャーは業績に大きく左右するのでしょうか?
なぜ人の意思決定や行動に影響するのでしょうか?

【1】仕事を頑張る理由が明確になる。
「なぜ頑張って働くのか?」という根本への問いに対する答えを持つことができると、業績につながるモチベーションや行動に大きなプラスの影響をもたらします。このwhyが明確になればなるほど、働く一人一人の行動の質と量が高まり、業績が上がりやすい、ということです。

【2】組織開発や人の採用、育成には企業や上司の”一貫性”が重要であり、
   一貫性はカルチャーでつくることができる。
「軸がブレないリーダーについていきたい」と考える人は多いため、リーダーとしてメンバーを率いる上で一貫性を持つことはかなり重要です。

【3】他社との差別化は商品、サービス以上に、カルチャーで実現可能になる。
顧客から選ばれる為には自社の強み、自社にしかできないサービスに磨きをかけるべきだが、顧客目線で見ると、そういったオンリーワンの何かを持つ事ができている企業は極めて少ないのではないでしょうか。多くの企業が、他社でもできるサービス、商品で顧客に価値提供をしているのではないかと思います。

同じ商品、サービスであれば、どんなカルチャーの企業が、すなわちどんな考えや価値観で提供されているサービスなのか?ただ自社の利益追求なのか?大きな社会課題の解決を目指しているものなのか?といったカルチャーによって左右される部分で自社のカルチャーを今一度、考えてみて下さい。

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