Wontedlyをご覧の皆さんこんにちは◎
日々転職希望者の方とお話ししていると、社会へ出て仕事をする際に非常に重要な素質について考えさせられることが多いです。大切な素質といってもたくさんあるのですが、そのうちの一つに「自分を客観視する能力」というものがあります。
今回は自分自身を客観的に認知する能力、「メタ認知」について調べてみました。
メタ認知とは?
「メタ」=「高次の」。自分が認知している内容…たとえば記憶や思考、学習事項などを、「高次の」(=メタ)視点から認知する、「認知していることを認知する」というのが直訳となります。つまりメタ認知能力とは、「自分が認知するに至ったきっかけから結果、その先に至るまでのすべてのことを、自分自身で把握する」ということです。
皆さんは自分が何かをしているときに、自分の中のもう一人の自分が冷静に見ているように感じた経験はないでしょうか。自分の主観に基づいて行っている言動について、もう一人の自分が客観的な立場から、その言動を調整したり調和したりする能力のことを「メタ認知」と定義しているのです。
この能力が高い人は、対人コミュニケーション、仕事におけるゴール設定、問題解決力などに優れていると言われています。
メタ認知が低いとどうなるのか
たとえば、恋人との初デートでお店選びをする場合。メタ認知能力の低い人は、相手の希望は一切考えずに「自分が好きだから」という理由で激辛アフリカ料理屋に連れていく、というような行動を取ります。もしかすると相手は辛い物が苦手なのではないかという思考に行きつかず、自分の欲求を優先してしまうのです。
デートに限らず仕事や人間関係全般で同様のことが起こるので、周囲から「空気が読めない人」というレッテルを貼られてしまう可能性があります。
メタ認知が高い人の場合
上記のデートの件で、恋人とケンカをしてしまったとしましょう。
そんなときメタ認知能力が高い人であれば、負の感情に支配されず、「どうして相手が怒ったのか?その理由」「今後の傾向と対策」という外側の部分に目を向け、分析することができます。冷静に自分を含めた全体の状況を把握することで、同じ失敗を防ぎ、改善へとつなげることができるのです。
このように、良好な人間関係を築くためにはメタ認知能力の高さがカギとなります。この能力が高い人は、人間関係のみならず仕事もうまく進めることができるはずです。
しかもこのメタ認知能力は自分自身で鍛えることもできます。
どのように鍛えていくかは、また次回!!
ご覧頂きありがとうございました。