LCの社長室メンバーとして活躍するもとやさんに入社してから現在に至るまでの苦難や、LCが目指している未来についてインタビューしました。
プロフィール:田中 情也(たなか もとや)
生まれは千葉県。大学4年次の2020年12月にLeading Communication(以下LC)にインターン入社。社長室に所属し、新規事業PMとして事業立ち上げからPR戦略策定までを行なった後、事業管理室に移動。主にプロダクション事業部とクリニック事業部の経営管理を行い、現在は社長室で、予算策定から採用業務、環境整備まで行なっている。
-もとやさんはLC“初”そして“唯一”の新卒社員だとお聞きしました。
元々は別の会社への入社を考えていたのだとか。なぜLCに入社することになったのですか?
LCにインターンとして入社したのは大学4年生の秋頃です。
新卒としてコンサルティング企業に内定を頂いて、入社するつもりだったんですが、社会人として働くことが現実的になるに連れて段々と迷いが生じるようになりました。
自分の性格上、大きな組織の一部として仕事をするより、正解がない中で挑戦できるベンチャー企業の方があっているんじゃないかという思いが拭えなかったんですよね。
そこからインターン先を探し始めて出会ったのがLCの社長室インターンの募集でした。
正直なところ、プロダクション事業に興味があったわけではなくて、「社長室」という響きがかっこいいなという軽い気持ちで応募しました(笑)
ただ社員として働くことを見据えて入社先を決めたいと思っていたので、社長との面接の時に「3ヶ月で成果を出せたら社員として入社させて欲しい」という条件を交渉して承諾してもらいました。
-なかなかチャレンジングな賭けに出ましたね。現在入社されているということは目標が達成できたということでしょうか?
結論から言うとそうなりますね。奥の手を使って目標を達成させることができました(笑)
与えられたミッションの内容は、LCが運営するクリニックのPRを目的として、「3ヶ月間で◯十名の方に来院してもらう」という目標が設定されました。社内の過去の事例から考えると高めのハードルだったようで、達成するためには1週間で100人のペースで声をかける必要がありました。
進め方は自由だったので、インスタグラムでクリニック近くの観光地の投稿をしている人を地道に探しました。初めのうちは順調に進んでいたんですが、対象となる人がどんどん枯渇してきてしまって。
危機的状況に陥っていたので、最終手段を取ることにしました。クラウドワークスを使って、調査を手伝ってくれる人を探したんです。会社に決済をもらってなかったので実費でやってました(笑)高い金額ではなかったですし、これを成功させないと評価されないわけで、今後の人生を考えたら安いものだと思って依頼しました。当時仮に提案してたらクラウドワークスで発注すれば僕いらないじゃんってなってしまうと思って、今まで誰にも言ってなかったのでここで始めて言います。すみません(笑)
そのおかげで無事に目標達成できたんですが、社員の方たちにはできるわけないと思われていたんじゃないかと思います(笑)
調査を手伝ってもらっている間に自分のリソースが少し空くことになったので、その時間を使ってKGIやKPIなどの基本的なことから経営についての勉強をするようになりました。そこで得た知識が今の業務に繋がっています。
(顔のマッサージをしているもとやさん)
-機転を利かせて入社されたんですね!知識もインプットされていたようですが、入社されてからも順調に成果を上げられたのでしょうか?
なかなか順調にとはいかず、壁にもぶつかりました。社長室の業務として庶務や秘書系の業務、社内の環境整備などの細かい業務を行っていたんですが、自分が直接的に売上を作っていないことに面白みを感じれなくて、モチベーションが下がってしまっていたんです。仕事なので当然楽しいことばかりではないと分かってはいたのですが、この先続けていけるのか、と心の中で葛藤がありました。
そんな時にターニングポイントになった出来事があったんです。社長から「クリニック事業に関して課題抽出をしてほしい」というタスクを任されました。もちろんやったことのないタスクですが、自分なりに調べて、契約に至るまでのステップを細かく分解してどこに課題があるのかを抽出していきました。看護師さんへヒアリングしたり、広告のROASを改善するために何が必要か分析したり。分析の結果を元に立てた仮説を事業部の目標に落とし込みました。そこから2ヶ月後に売上目標を達成させることができて、初めて社長室としての役割を果たせていると実感できました。
自分の得意な部分が明確になったので自信にも繋がりましたし、常に会社の先のことを見るようになったので、今となってはどの仕事に対しても前向きに取り組むことができています。本音を言うと庶務的なタスクに関してはまだ苦手意識はありますが...(笑)
-会社に貢献できたことがやりがいに繋がったんですね。社長室メンバーとして事業や組織の舵を取る役割を担っていると思います。新卒としては責任の大きなポジションだと思いますが、怯む気持ちなどはないのでしょうか。
そこに対してマイナスな気持ちはないですね。社長室の役割として、経営が事業計画通りに実行出来ていなければ指摘をしますし、余計な感情は介在させません。スポーツに例えるとすると、キャプテンはチームが良い成績を収めるためには、他のポジションであっても足りていないことやミスを指摘しあうと思うんですよ。それと同じ感覚です。
ただ、仕事をするようになってこの感覚が芽生えたというよりは、中高生の頃に野球、アメフト部のキャプテンをやっていたことが影響している気がします。
LCの面接を受けた時にも話したエピソードなんですが、高校生の頃に部活でキャプテンを努めていた頃から現状と目標のギャップを期間内にどう埋めるかだけを考えていました。退部率やスキル面を自分だけでなく他部員にも現状を突きつけて「これじゃ勝てない、こうしよう」というのを毎日行なっていました。あとは幼少期からテストで良い点数を取れという環境で育てられたのでいかに部活に精を出しながら好成績を取れるか試行錯誤してたので要領は良いかもしれません、親に感謝してます(笑)
-最後に、LCが目指しているところと現在の課題について教えてください。
LCは「クリエイターの“個”が消費される世の中を解決する」というビジョンを掲げています。TikTokを中心としたSNSのトレンドは一過性のブームである物が多く、変化するスピードもとても早いです。才能のあるクリエイターが継続的に活躍していける環境を作ること、より熱狂度の高いファンコミュニティを形成していくことをミッションとしています。
事業内容はそれらのファンコミュニティの影響力と、20年以上エンタメ事業を行ってきて年商120億を作った代表の細矢のナレッジを活用して、SNSマーケティング、プロダクション、ライブ配信アプリ、医療クリニックなどの事業を展開してます。もちろん大小様々な課題がありますが、今一番注力していることは、人員を拡充させることです。社内に蓄積されている豊富なアセットがあるので、それらを元に事業をグロースしてくれるプロフェッショナルな方に参画いただきたいと思っています。
SNS市場は変化のスピードも早く、事業が“将来的にこうなっていく”と言う明確な予測を立てることは難しいですが、そこに面白さがあると感じています。正解もなく、誰もやったことがないことを模索しながら勝ち筋を見つけていくことに楽しみを感じる方はぜひ一緒に働きましょう。少しでも興味があればぜひ面談にご応募ください!