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【社員インタビュー vol.6】システム開発を志す原体験はコンピューターウイルス!?ーーーシステムエンジニア Y・Tさん

ソフトウェアもハードウェアも大事

ーー以前はどのようなお仕事をされていたのですか?

専門学校で情報系の勉強をしたのち、BtoBのソフトウェア会社へ就職しました。
そこでは、精密機器の部品を動かすプログラムを作るのが仕事でした。自社オフィス勤務ではなく、お客様先に常駐していました。

私は実家が九州の方なので、そちらの方に行けないかと会社に相談したところ、ひょんなきっかけで九州にある専門学校の講師をするようになりました。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の情報処理技術者になるための講座や、その他ゲーム系やシステム系のプログラミングも教えていました。

その専門学校では、いわゆる「学び直し」で入ってきた私と同年代の学生も多く、そんな方々と一緒に学んでいく中で、新しいことに挑戦していく楽しみを得たいと思って、再び技術の現場に戻りたくなり、転職をしました。

そこでは、iPadやiPhoneなどのiOSでのソフトウェアやシステム開発に携わりました。主に商業用施設で使う業務システムを開発していました。

実際にシステムを稼働させている中で、その商業用施設を利用されているお客様から受けた問い合わせ対応をしていたところ、どうしてもある一定の条件のもとでは通信状態が不安定であることがなかなか改善しづらく、100%スッキリ解決できた感じがなかったんです。

そういった経験から、ネットワークや物理的な環境のインフラ系の仕事にも興味が湧き始めました。

そこで、次にインフラ系、そのヘルプデスク対応なども行なっているシステム開発会社に転職しました。その会社では、ビルのフロアを広く使っている大きな会社の使用するネットワーク機器を交換したり、サーバーを搬入して設置したり、それ以前の物理的な物も含んだシステム設計の段階から携わったりして、色々な経験をすることができました。

また、世の中の企業には情報システム部門の担当者を専任として置かないところも多く、そういった会社の情報システム機能のアウトソースを受けるという仕事もすることができました。

おりしもコロナ禍によってリモートワークが増えたことで、半ば強制的にオンライン対応を余儀なくされる会社が増え、ネットワーク環境の強化などの必要性が生まれ、需要が増えました。
その結果、多くの仕事の現場を体験することができて、良かったと思っています。

そもそも、専門学校を卒業して入った一社目の会社では、ネットワークやセキュリティ分野にもともと興味を持っていたので、そういった分野に関する部署への配属を希望していました。
希望は叶いませんでしたが、それだけに、いつかネットワークやセキュリティに関する仕事ができればと考えていました。

また、ソフトウェアを作っていても、そのソフトウェアのプログラムを修正するだけでは解決できない問題も多いなと感じていました。
そのソフトウェアを含むシステムが納入されている現地の物理的な環境に手を加えることで解決の糸口になることも多々あり、ソフトウェアとハードウェアの双方からアプローチしていかないと、なかなか解決策というのは判断できないなと感じました。


ーーそもそも、なぜ情報系、とりわけネットワークやセキュリティの仕事に興味をもったのでしょうか?

そのきっかけは、小学生のときにさかのぼります。
当時、1つのPCを家族で共有して使っていました。しかし、あるとき誤ってウイルスを入れてしまい、そのPCが正常に動かなくなってしまったんです。後に正常に動くようにはなったんですが、それが原体験となって、システムが正常に動くことってとても大事なんだなという思いが強く私に根付きました。

そういったきっかけもあり、情報系の学校に進学し、システム、ネットワーク、データベースなどの授業を受けるようになり、それが楽しいと感じたので仕事にしようと思いました。


ランウェイへの入社のきっかけ

ーーそのような中、どうしてランウェイに?

前職ではインフラ系の仕事をしていたので、その知見を深めていくのも大いにありだと思っていました。しかし、マニュアルをひとしきり作ったり、後輩や部下などの育成もひと段落したタイミングで、開発担当部署からヘルプを要請されたんです。
そこで開発系のエンジニアをしたりテスト業務に関わったりする中で、もっとシステム開発の初期段階から携われるようになれればと思うようになりました。

通常、お客様の求めるシステムが明確になったら、ある程度そのシステムの仕様が固まります。
ただ、会社によっては、実際にシステムを開発する担当者まで下りてくるまでにいくつかプロセスを経ることがあって、実際担当者が仕様を見たときに、「お客様のご要望がこれだったら、もっと違う仕様にした方が良かったのではないか」ということもままあります。

このあたり、専門学校で講師をしていたときには、「こんなこともあります」と学生に教えていたりもして理解していたつもりだったんですが、実際にその場に置かれると「やっぱりどうにかしたいなぁ」と思うようになりました。

そういった経緯で、転職を考えるようになって、ランウェイを転職サイトで見つけたんです。
お客様の声を直接聞けて、自社開発もしている点で興味を持ち、私の方からメールを送りました。それから面接となり、すぐに採用となりました。採用が決まってから「いつ来てくれるの?」と自分を必要としてくれている感じがあったこと、その熱量が高かったことはとても印象的です。

IT企業の、しかもシステム開発の仕事を主にする人材の採用となると、「このスキルはありますか」「こんな経験はありますか」といった形で、冷静に進めるイメージがありました。それでも熱意や誠意、ひたむきさといった人間的な魅力を感じると、心動かされるものだなと思いました。


システム開発という仕事の「やりがい」

ーー今までの仕事の経験から、システム開発という仕事の醍醐味というか、やりがいみたいなものはどんなところにあるのでしょうか?

まずは、当たり前ですが開発したシステムが正常に動くことが嬉しいですね。
そのトレードオフといってはなんですが、日々の自己研鑽がとても大事だと感じます。勉強して身に付けたスキルを仕事に生かし、そのおかげでシステムが動き、お客様のお役に立つ。さらに勉強しようと思える。この循環は大事だと思います。

また、一緒に仕事をしている仲間との関係も大切ですね。
お互いは別のことをやっていても、同じシステムの開発を成功させるという点では一致しています。
その意味では、同じ目線を持ち、プロジェクトの成功へ向けて同じ方向を向いて頑張っているわけです。そこには、ある種の一体感があるなと思います。
そのあたりも、やりがいにつながっているんじゃないかと思います。

今後の目標、一緒に働きたい人

ーー今後に向けての目標はありますか?

今やっている仕事は、プロジェクトマネージャーがいかに動きやすいように助け舟を出せるかという役回りをしています。プロジェクト全体を把握しつつ、その中でメンバーとコミュニケーションをうまくとってプロジェクトを回していくことが、今の自分に求められているものと考えています。

そのためには、「話しやすい人」であることが大事だと思っています。
「こんなことを言ったら、どう思うだろうか」と構えられない人になりたいです。

嬉しいことに、専門学校で講師をしていたときに学生からは「圧が無い」と言われました。もしかしたら、威厳が無いだけかもしれませんが(笑)

ただ、社内でも、社外からでも、「こんなことって、もしかしたら可能でしょうか?」と軽く言葉を投げかけてもらえるような存在になりたいと思っています。

ーー一緒に働きたい人はどんな人ですか?

目的をしっかり見据えていて、その目的を達成するためには、今までの常識にとらわれずに行動できる人ですね。社会人経験を積み重ねると、どうしても「これは普通やらない」「常識的にいってこうするだろう」と考えてしまうものです。そういうのを取っ払って動ける人がいいですね。

また、多角的な視点を持っていて、それを臆することなく言えるのもいいですね。

メリットとデメリットの双方を常に意識して、その上で最善の打ち手を採れる人。目上の人が白だと言っても、いい意味で批判的な視線を忘れずに「黒ではないか」と検討することができて、その上で「そのとおり白ですね」「いや、黒です」と確信をもって言える。そんな人がいいですね。


ーーシステム開発に関する多種多様な現場をくぐり抜けることで培った冷静な姿勢は、とても参考になります。これからもよろしくお願いします!

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