突然ですが、みなさんは東京都と沖縄県の学生の大学進学率は、それぞれ何%かご存知でしょうか?
文部科学省が発表している「学校基本調査」の出身県別の大学進学率調査によると、
東京都72.7%に対し、沖縄県は37.6%という結果が出ています。
同じ国とは思えないほどの、進学率の差があるのが今の日本の現状です。
そこで弊社では、全ての学生たちが平等な教育を受けるためのプロジェクト
「STANDproject」を立ち上げました。
STANDprojectとは?
STANDprojectとは、全ての学生たちが平等な教育環境のもと、自らの夢を実現できる選択肢をもてるようサポートする活動です。
近年の AI・ICT の発展技術を活用して、サポートしていきます。
冒頭でお伝えした通り、同じ国とは思えない進学格差が今の日本にはあります。
格差をなくし、どの学生も「自分の夢」を実現できるようサポートすることがミッションです。
なぜ格差は生まれているのか?
そもそもなぜ格差は生まれているのでしょうか?
こちらの表は、2018年の都道府県別進学率です。 濃いブルーで表示されている地域が、大学進学率50%以上の地域になります。
見て頂くとわかる通り、進学率が高い地域は、関東圏・関西圏と都心部に集中。
この進学率の差は学力格差ではありません。「社会経済指標」の差が理由です。
地方の学生は、自分の親が大学に進学していないというケースが多くあります。
これは、
親が大学に進学行っていないから、自分も大学に進学しない
⇒将来自分の子どもも大学に進学しない
という進学格差の連鎖に成り得ます。
経済的理由もあれば、周囲に大学進学をした人がいないという「ロールモデルの有無」も格差の要因です。
私たちは、本来誰もが「大学進学」などさまざまな選択肢を持っているはずなのに、選択肢が限られている学生が多くいることが問題であると感じています。
学生の夢実現に向けたサポート
STANDprojectでは、全国の学生に平等な選択肢を提供し、学生たちそれぞれ夢の実現に向けて、
1.AI/ICTを駆使した教育機会
2.学生とロールモデルとの接点
3.現地のスタッフのサポート
3つのサポートを行っていきます。
1.AI/ICTを駆使した教育機会
地方によっては、
・自宅近くに通える学習塾がない
・大学受験に向けた勉強を教えるノウハウがない
などの問題を抱えています。
これらの問題を解決すると同時に、ひとりひとりの学力に合わせた学習提供を行うことも目的のひとつです。
・基礎学力向上が必要な学生
・志望大学合格を目指す学生
課題はそれぞれ異なります。
各学生に合わせた教育機会を整えるため、
・弊社サービス(受験コンパスなど)の提供
・各地方の課題に合わせた教育ソフトの提供
を行います。
2.学生とロールモデルとの接点
「大学に進学したい」
「将来こんな仕事をしたい」
など、進路の選択肢を増やすために、社会で活躍しているロールモデルとの接点を提供。
さまざまな業界や国で活躍する人出会うことで、自分の目標を見つけることは、「勉強する意味」を見出すことにも繋がります。
2019年9月に高知県・四万十町で開催した「シゴトフェス」では、ロールモデルとなるオトナ10人を呼び、学生との接点を持つ機会を提供しました。
3.現地スタッフのサポート
学生たちが、それぞれの夢や目標を見つけ、実現していくためには地方の現地スタッフがサービスを適切に使いこなせるようになることが必要不可欠です。
現地スタッフとのサポート体制を整え、提供しているサービスを使いこなせるように、定期面談を設定しています。
今後について
今後も現地との連携体制を整えて、STANDprojectを進めてまいります。
2019年9月に開催した「シゴトフェス」のイベントレポートもぜひご覧ください。