1
/
5

なにをやっているのか

丸太から購入した木材
今日もどこかで こどもたちが座っています
laboratoryは、無垢材家具や木製食器をデザイン・製作する埼玉県の狭山湖近くに位置する家具工房です。 樹齢80年~100年にもなる一本の原木に、その生命を尊重しながら丁寧に刃を入れ、昔ながらの職人の技によって、「今」に似合う家具として新しい命を吹き込みます。 近年はこども家具のご相談も多く、新設する保育園に置くイスや机、ロッカーや絵本棚など、空間づくりのプランニングから携わることで、育ちの場を創造する機会も多くなっています。 そんな背景から、最近ではオーダーメイド家具にとどまらず、器やカトラリーにも展開を広げております。 お客様のご要望に添えるよう、「色(shiki)」、「空(kuu)」の2ブランドを立ち上げを開始したばかりです。 ■オフィシャルサイト参照 http://labo-style.com あくまで家具をつかう人と家族が主役であり、家具はその引き立て役。 とはいえ毎日の暮らしに寄り添うものとして、長く、大切に使えるものであること。 その人にとって最も心地よい空間を創り、美しい暮らしを叶える家具を追求しています。 《メディア掲載・特集》 ■「ほぼ日刊イトイ新聞」より『指の匙、壊れる椅子』 (https://www.1101.com/store/donabe/laboratory/2016-05-20.html) ■「ほぼ日刊イトイ新聞」より   TOBICHI② 展覧会 こどものいす すわるのいす たいけんかい。 (http://www.1101.com/store/laboratory/2018-03-24.html

なぜやるのか

すわるのいす
Credo(理念) 1.美しいものづくり 2.組織が持続可能な経済活動 美しいものとは、ただお金をかけて美を追求したものではなく、その地や暮らしぶりに相応しいかを吟味し、作り上げられたものだと考えます。 その地で生まれ育ったものなら、野花も美しく映えるように。 私たちからお客様へ、ものづくりにおけるお約束があります。 ■国産の木材を使い、国内生産、手仕事であることを大切にしています。 ■木材の産地、樹齢を明らかにします。 ■作品をお届けした後も、末長く責任を持ってメンテナンスや補修対応を行います。 お気に入りの家具を生涯にわたって愛用していくためには、メンテナンスが必要です。 そのためには一代限りで終わってしまう経済活動ではなく、活動を通して価値を積み上げ何代にもわたって続く持続可能な組織でなくてはなりません。 私たちは、セールやディスカウントはいたしません。 どのようなお客様に対しても、工数や製作期間を考慮して適切なお値段を提示しています。 適切な予算算出の仕組みは、継続的な制作活動のために必要な私たちの骨格であり、形のない作品として次世代に継承してゆきます。 全ては、何代にもわたって私たちの家具を愛用していただきたいから。 ものをつくること、数字をつくること、日々の暮らしをつくることと、その価値の交換における原理原則は同一と捉え、大切にします。 まだ小さなこどもの親でもある私たちは、次世代に何をバトンタッチできるか、ということに大きな関心があります。

どうやっているのか

メンバーは全7名ですが、プライベート時間・休日まで一緒に居てしまうような仕事とつながりが強いのが特徴です。 チームにいるメンバーは、職人のみならず何かしら 何だかのカタチで「美しいものづくり」に携わっています。 《チームの雰囲気》 30代を中心とする職人、運営スタッフ、パートナースタッフの総勢7名で活動しています。 仕事のモットーは、「全てを我が事と捉え、主体的に考え動く」。 仕事は与えられるものではなく、自ら作るものという考えから、laboratoryではリーダーが仕事を割り振っていくやり方はしません。 自分のやりたいことで、かつ工房のためになることを皆が進んで取り組んでいくので、出来ることの幅がどんどん広がっていきます。 《職住一体の暮らし》 埼玉県の自然豊かな狭山丘陵にlaboratoryのアトリエ「母屋」はあります。 暮らしに根ざしたものづくりを実践する田中英一の自宅兼工房として2010年に竣工した骨太な木造建築で、1階の仕事場と2階の自宅は天井高4mの吹き抜けで緩やかに繋がっています。 周辺には葡萄園や梅林、狭山湖の森が広がり、自然の一部として静かに佇む長閑な仕事場。 今日もウグイスやホトトギス、虫の声とともに加工の音が響き渡っています。 私たちの朝は早く、皆それぞれの仕事に取り掛かり始めます。 「同じ釜の飯を食べる」ことを意識して、12時には作業の手を止め、手作りのお弁当を持ち寄って皆でランチをとります。 皆の体調やその日の気分を観察したり、オンオフ問わず嬉しかったことや悩みを共有しあえる、家族同然の関係性を形づくっています。