1
/
5

なにをやっているのか

串間市のさつまいも畑
香港での催事販売の様子
弊社は、宮崎県串間市(くしまし)でさつまいもの生産・加工・販売を一貫して自社で行う農業生産法人です。 南九州では唯一、5品種のさつまいもを栽培し、年間約800トンを出荷しました。 国内は約150店舗、海外は香港、台湾、シンガポール、マレーシアに輸出をしています。 現在約20名で活動する弊社の目標は、串間市を世界一のさつまいものブランド産地にする事です。 さつまいもを生産する農家、そしてそれを買って下さる消費者の方、そして私たち全員が豊かになるべく日々、前進しています。

なぜやるのか

串間市は日本のはじっこ、宮崎のはじっこに位置し、かつては日本一のさつまいもの産地として知られていました。 農業従事者も高齢化し、若者は安定した給料がもらえる仕事を求めて串間市から外へ出てゆく人も多いとききます。 さつまいもの産地も多様化してゆく中で、串間市のさつまいもの売上高も年々減少しているのが今の現状です。 現在、現役で活躍されている60代~70代の先輩方が、約20年後になると引退をされるでしょう。若手後継者は依然、少ないままです。 どれだけプロの腕を持っていて、美味しいさつまいもをつくっても、「生産者にとって十分な対価を得られない」と、廃業される方もいるほどです。もちろん、先祖代々、伝承されてきた知識や経験も伝わらないまま、潰えてしまうのです。 串間市の農業は今、限界をむかえているといっても過言ではありません。 そこで立ち上がったのが、弊社の代表である池田誠でした。 池田もまた、串間市の一個人農家でした。市場に出荷する日々を約20年続ける中で、「美味しいさつまいも」を消費者に届ける事より、「見た目が良く、傷の無いきれいなさつまいも」を消費者の為でなく、市場に評価される為だけに作り続ける日々に、疑問が深まっていきました。 【強い農業を目指して~生産者・消費者・弊社が豊かになるために~】 作り手、売り手、弊社で働く同志、そして消費者の気持ちに極限まで寄り添い、共に豊かになって行ける農業を実現してゆく事が弊社のビジョンです。 弊社はこれを 【強い農業】と呼びます。 約3年前から市場流通を一切やめ、スーパーや直売所に直接営業・出荷するスタイルに切り替え、徐々に取引先を増やしました。 現在、5種類のさつまいもを生産し、年間約800トンを生産し、国内では約150店舗、海外では香港、シンガポール、台湾、マレーシアの4カ国に輸出をしています。

どうやっているのか

スタッフの写真
オイモールガールズ
これまでは家族経営を行っていましたが、法人化を機に宮崎県内の若いスタッフを雇用しはじめ、若く、柔軟な発想を積極的に経営に取り入れはじめました。 必ずしも全員が農業に触れてきたわけではなく、動画作成の個人事業主や、経営コンサルティング会社、冷菓の配送会社など、まったく違う業界から、農業界に入りました。 さつまいものブランディングも、宮崎県内の若いプランナーやデザイナーと組み、これまで「常識」とされてきた概念を打ち破るプロモーションも仕掛けています。