日本最大級の自動車メディア「MOBY」を事業譲渡、4.5億円の資金調達をして、 おかげさまで第二創業期に突入した「株式会社HANABISHI」。
世界一の温泉コミュニティを目指す「温泉部」をはじめ、新規事業を複数展開するなど、“好きが原動力” のたのしい会社です。
そしてプロダクト同様重視しているのが、働くメンバーたちの個性。採用面では「誰と一緒に働きたいか?」をベースに、やる気や人柄を最も重視しています。
代表が志すのは、「みんながいつでも遊びにこれる会社」。これから仲間になるメンバーの良き友であり、人生の先輩になるためにも、まずはわたしたちのご紹介から。
社内インタビュー「HANABISHI VOICE」。4人目は、みんなのお兄さん的な存在の八巻さんです。
Interview & text :HANABISHI人事
photo :三浦 眞嗣(株式会社HANABISHI)
【HANABISHI VOICE / #004 Takeshi Yamaki】
八巻毅(愛称:やまきさん)
株式会社HANABISHI新規事業立ち上げ担当。フリーランスから転身し、大きな事業で一旗揚げようと奮闘中。フリーランスで培ったマーケティング力をフルに活かし、事業責任者としてみんなを引っ張るリーダー的存在に。また、ボードゲームで展示会に出展するなどその才能は多岐に渡る。
― HANABISHIで事業責任者として活躍している八巻さん。まずは入社のきっかけを教えてください。
きっかけは、30歳手前になって「結婚したい!」と思ったことです。社会人3年目からフリーで仕事をしていて、食べるには困らない環境だったんですけど、めっちゃ稼いでるわけでもない。
それでふと、もし彼女ができたとして、相手のご両親に「フリーランスです」って打ち明けたら心配されるよなぁって。正社員のほうがウケがいいじゃないですか。
― 真面目な理由でびっくりしました(笑)。フリーランスより正社員がいいと感じた理由は?
当時、中小企業向けにコンテンツマーケティングの提案をしていたんですね。ニッチなキーワードを攻めていたのですが、そこに大手がどんどん参入してきて、「一人のままではスキル面でも資金面でも戦えない」と危機を感じていた頃だったんです。中小企業は大手に比べて予算も多くなく、プランは思いつくけれど実行できないという状況が続きそうでした。それだと2~3年後にすごく悔しい思いをするんじゃないかって焦りもありました。
そこで、WEBの最前線で働ける場所があれば良いなと考えるようになったんです。個人でやるよりも、大きな仕事ができる組織で働いて、コンテンツマーケティングのプロになりたいなと。
ー 正社員になろうと決意してから、どんなカタチでHANABISHIと出会ったのでしょうか?
ぼくは会社員経験が、新卒後の2年間しかなかったんです。ずっとフリーでやってきたので、まともな転職はまずできないなって覚悟を決めていた。そもそもこんな人間を雇ってくれるのかな?と不安に思いつつ転職エージェントに相談したら、「おもしろそうな会社さんを知ってますよ」とHANABISHIを紹介してもらったんです。
一次から代表面談だったのですが、その時すでに「MOBY ※」は自動車情報系メディアのトップレベル。今後は温泉メディアとかおもしろそうな領域もやっていくと聞いて、めちゃくちゃ魅力を感じました。
※MOBY・・・立ち上げ半年で黒字化、2年で1000万UUを達成した自動車情報系メディア。新規事業に注力するべく、2018年11月に事業譲渡。
ー どのあたりに魅力を感じたのですか?
日々いろいろな施策を実行していたところですね。あとは社風が自由な感じで、業務に全力を尽くせそうなところにも惹かれました。予算も個人でやっていた規模と全然違います。
それと代表の物腰がやわらかく、「パワハラしなさそう」だったっていうのも決め手です(笑)。他会社からもWEBディレクター職の内定をいただいていたんですけど、HANABISHIでチャレンジしたい欲が上回りました。
― 面談時、前のめりだったと聞きました(笑)。
そうそう。
「ここで働かせてください!!」って(笑)。
― 入社後、八巻さんが大切にしている働き方はどんなものですか?
フリーランス時代は「誰でも出来ることはやりたくない」「数字で貢献できないようなこともやらない」という信条があったんですけど、いまは自分の力を発揮できるポジションならなんでもやりたいと思っていますね。
― 入社当時は、いきなりハードモードだったとか。
入社したての頃は「MOBY」の仕事量が膨大で、毎日ひたすら編集してました。数字も伸びづらかった時期で、そんな時にジョインしたのは正直大変でしたね。ただ、そこから2~3ヶ月で目標を達成して、チームみんなでなんとか立て直したんですね。Googleさんから良いメディアだと評価されるようにと、一生懸命頑張りました。
そのあと代表から「ちょっと新規事業やってみてよ」と言われて、「大きなメディアの立ち上げ経験はないですが、頑張ってみます!」と。そんなわけで、いまは新規事業をみています。
― 入社して間もなく、新規事業を担当するようになったんですね。チームを引率するにあたり、工夫していることはありますか?
ぼくのチームでは「MVP制度」というのを作って、各々の業務を可視化し、評価する制度を導入してみました。まいにち17時45分にみんなで集まって、「今日はこういうことをしました」と報告しあうんです。いま流行りのスクラム的なやつですね。
それで、参加者がお互いを評価して、MVPに選ばれた人は200円以内のご褒美がもらえる、という制度です。
― まいにちMVP制度! 素晴らしい制度ですね。
チームって、人が増えれば増えるほど「あの人は何をやってるんだろう?」って疑問がうまれるとか、疎遠になりがち。なので、メンバーに自分の仕事内容を発表して、それを口頭で褒めてもらうことが重要だと思っています。
というのも、人は自分が取り組んでいる仕事の目的を忘れたり、過小評価してしまったりすることが往々にしてあります。だけど、各々がチームにとって必要不可欠なタスクを背負ってるんですよね。
メンバーから感謝や評価されることで視野が広がりますし、自己肯定感が強くなる。そうやって、自分に自信を持てるようになって欲しいんです。
いずれはありがとうを送りあう、ピアボーナスも導入したいですね。
ー 八巻さんはコミュニケーションを大事にしていますよね。入社間もない新人さんなど、メンバーに積極的に話しかけている印象です。
コミュニケーション能力と言うとちょっとカッコ良くなっちゃって恥ずかしいんですけど(照)、自然と身についていますね。
ぼくが一番得意なのは、相手のガードを崩すこと。フランクに接することで相手の本音を聞き出すとか、緊張している人をリラックスさせる空気作りはうまいのかなと。
― 八巻さんのマネジメント力を生かして、今後はどのような仕事をしたいですか?
とにかく夢中になれる仕事がしたいです!
生物の魅力を伝えるとか、月間利益1億のサービスを作るとか、自分が面白いと感じるサービスに携わっていきたいですね。
もちろん、弊社の「笑顔咲く、世の中に。」をはじめとするミッション・バリューは大前提で、人の笑顔が咲くようなサービスを作りたいです。
中途半端な仕事はしたくありません。
― 八巻さんは「宇宙好き」で知られていますが、まさか宇宙に関わる事業も考えているんですか?
はい、メンバーが宇宙に行ける事業をやりたいです。
ぼく、物心ついた時からずっと空を見上げているような少年だったんです。
なのでZOZO・前澤さんの「#dearMoon Project」がすごくうらやましい。宇宙にアーティストを連れていくなんてロマンチックですよね。
せっかく会社に入って大きなことができるようになったので、ぼくもでっかい宇宙事業を打ち上げたい。
いまHANABISHIは新規事業を複数動かしていくタイミング。アイデアを出しまくって、宇宙事業に無理やりつなげていこうと企んでいます。
―でっかい夢ですね! そんな八巻さんは、どんな幼少期を過ごしたのでしょうか?
北海道が実家なんですけど、父親が転勤族だったので、札幌、函館、岩内、室蘭あたりを転々としていました。転校を繰り返しつつ良い友達と出会って、ぼくがクラスの中心にのし上がるとか、楽しい日々を過ごしていましたね。
ただ、転校生という理由でちやほやされ続けたあげく、調子に乗っちゃって最終的に省かれてしまうという悲しい経験も。
ー 調子にのっていた……?
イキった言動を繰り返したり、注目を集めようとして大滑りしたり。
思い出すたびに反省と後悔をしています。
そんなこんなで性格がひねくれた中高生時代。ここで、ぼくの人生を変える「インターネット」と出会うんですよ。
ネット上ではぼくが書き込みをしているとバレにくいじゃないですか。もうね、匿名なのを良いことに、2ちゃんねるやらチャットを色んな人格で遊びまくりましたね。掲示板にアスキーアートを貼って荒らすとか、小学生チャットに殴り込みをかけるとか、ネカマをしておっさんを騙すとか。全部黒歴史です。
オンラインゲームもやっていて、一番ハマった「ボンバーマンオンライン」では、全国100位以内にランクインするなど、勉強もせずにネットの世界にどハマりしてました。
― インターネット黎明期にネットの住人としてどっぷり浸かっていたのは、ある意味貴重な体験ですね。現在ハマっている趣味は?
いまは、世の中に必要とされる事業について考えるのが趣味です。チームマネジメントとかそのあたりも含めて、とにかく仕事が楽しい。
一方でスキル不足を感じているので、暇があれば書籍や記事を読み漁ったり、個人で実験的にメディアを運営したり、日々勉強しています。
あとはボードゲームにもハマっているんですよ。ボードゲームはすぐに本音でぶつかることができて仲良くなれるし、頭を使って思い通りの結果になったときの爽快感がたまりません。
負けた時はすごく悔しいんですけど、ドロドロの心理戦や、達成困難な協力プレイが終わった後に飲むお酒がめちゃくちゃ美味しい! この感覚をみんなと共有したくて、HANABISHIにボードゲーム部を作る計画もしています。
― ランチタイムも、八巻さん主導でみんなでボードゲームをして楽しんでますよね。今後の理想のHANABISHI像のようなものがあれば教えてください。
もちろんちゃんと稼げるというのが前提ですけど、そういう環境の中でボードゲームでワイワイ騒いだり、事業ごとに目標達成ができたり、疲れた時に気軽に飲みに行けたりとか。
みんなで家族みたいに仲良く、普通のことができれば満足です。
― HANABISHIは本当にみんな仲良いですよね。家族という言葉が出ましたが、家庭と働き方については何か思うところがありますか?
ぼくはとにかく、早く結婚したいです(笑)。収入に余裕がある状況で家庭を持ちたいので
「会社が伸びればお金が稼げる = 結婚ができる」っていう風に考えています。
なので、良い事業アイディアはないか、どうやったら良い感じに会社が伸びるか、ということを常に考えながら行動しています。
家庭を持つと会社にコミットできる時間が少なくなるかもしれませんが、どんな環境の変化があっても、事業が成功するために全力を尽くしたいですね。HANABISHIでは家庭がある人もない人も、一緒に気持ちを共有しながら、お互いに理想的な働き方を目指せたらいいなと思っています。
―それでは最後に。これから新しいことをやりたいと入ってくる、未来のHANABISHIメンバーに向けてメッセージをお願いします。
ギラギラしたなにかがあれば響く会社なので、「本当に自分にめちゃくちゃ自信がある」とか「ちょっと恥ずかしいけど言えない大きい目標がある」とか「新しい環境でチャレンジしたい」とか、そういうのを秘めてる人がいれば一緒にその夢見ようぜっていう気持ちです。
恥ずかしがらずにぜひジョインしてください。ぼくの宇宙事業も、言っていて恥ずかしい感じがしますけどね。大丈夫です。勇気を出して、夢に向かって一歩踏み出してください!
そしてぼくと結婚したい方も、ぜひHANABISHIに遊びにきてください!
あとがき
いつも先頭に立ち、みんなを引っ張ってくれるリーダー気質の八巻さん。誰とでも仲良くなれる、コミュニケーション上手な優しいお兄さんです。そんな八巻さんがいる弊社で夢を追いかけたい方、宇宙事業を応援したい方はぜひジョイン!「HANABISHI VOICE / #004 Takeshi Yamaki」読了ありがとうございました! 次回もどうぞおたのしみに。