クヌギのSEOコンサルは、売上・経営に直結することを重視しています。
SEOコンサルとしてお手伝いしているクライアントのジャンルや企業規模は非常に多種多様です。そのため、コンサルティングする市場も多岐にわたります。
クヌギは、そこでレベルの高いSEO視点のマーケスキルを身につけることができれば、他領域のマーケティングに携わるときにもそのスキルを活用することができると考えています。
また、マーケ業務は一部作業がどんどん自動化されつつあり、今後もその流れは加速すると予想されますが、そのためにクヌギでは自社で働いている人の市場価値を高めるために「人じゃないとできないこと」をスキルとして伸ばしていくことをとても重視しています。
この記事ではそのためにクヌギのマーケターは実際どのような仕事をしているのかをとても簡単にざっくりまとめてみました。
前述したとおり、クヌギはSEOを得意としている会社なので、ここで紹介する例はすべてSEO視点です。
SEOを活かしたマーケティングは、ページごとに流入しているキーワードのコンテキストを深く考慮・調査して改善を行う必要があります。
また、SEO視点でのCV改善を行う場合は、そのページが適切なキーワードで上位表示していることが前提になりますので、その段階のお仕事(記事を上位表示させること)に興味がある方は、以下の記事をご覧ください。
クヌギが考える「よいSEOコンテンツ」と、編集者・ライターのキャリアについて
https://www.wantedly.com/companies/kunugi-inc/post_articles/150201
① 流入キーワードの中からCVする可能性が高いキーワードを見つけ出す
たとえば掃除機を売るページのCVRをアップさせたい場合、そのページの流入キーワードを確認します。その中で、とくにCVする可能性が高そうなキーワードが以下であったと仮定します。
1.掃除機 比較
2.掃除機 おすすめ
1も2も掃除機の購買意欲があるのは同じなのですが、ユーザーインサイトや検索したあとの行動を細かく考えると、それぞれ以下のように仮説を立てることができます。
【キーワードに対する仮説】
・1の「掃除機 比較」は、掃除機調査段階のユーザーが検索する傾向が高いと考えられるため、すぐに購入はされにくい。商品を比較する中でいくつか検討を付けたあと、「ダイソン 性能」などのキーワードで再検索する可能性が高い。
・2の「掃除機 おすすめ」は、掃除機を購入する意欲はあるが、自分で深く調査する意識のないユーザーが検索していると考えられるため、商品をおすすめする根拠にさえ納得してもらえれば購入される可能性が高い。
つまり、同じようなキーワードでも、2の「掃除機 おすすめ」の方がCVRは高いと予想されます。このようにCV意欲の高いキーワードを選定し、さらに流入数が充分でない場合は検索順位をさらに向上させて流入数を増やすことが大切です。
極端に言うと、朝の子ども向け番組の合間に入れ歯のCMを放映しても購入意欲を刺激される人は少ないですが、その番組の関連グッズは視聴者である子どもの購買意欲を大いに刺激することができる状態と似ています。
つまり、CV意欲のあるユーザーが集まる場所を開拓することがマーケターとして重要な仕事のひとつだと言えます。
②サイト流入者の欲求を疑問や解消する
CVするのは、ユーザーの疑問や欲求が解消された瞬間です。つまり、「この商品を使えば自分の悩みが解決される」と感じたとき、ユーザーはCVします。
たとえば、「掃除機 おすすめ」のキーワードで流入してきたユーザーは、「使っている掃除機が壊れた」という背景を持っていたり、「最近掃除機の調子が悪いので、新しい掃除機が欲しい」と考えています。しかし、掃除機の詳細なスペック(ex.吸引力にどのように関係するかなどの説明が困難な項目)などにはさほど興味が無く、とりあえずおすすめの物を買えば間違いはないだろうという考えで検索してサイトに流入してくることが多いです。
しかし、サイト側のおすすめ商品を押し付けるだけだと、ユーザーは納得しません。流入ユーザーは、潜在的に次のような疑問点や欲求をもってページを読み進めるためです。
1. 掃除機の価格
2. 掃除機の性能
3. 安心感・ブランド力(聞いたことのあるメーカーか)
4. 口コミ・使用感(他の人も使っている)
ユーザーは、なるべく安く高性能で、他の人も満足して使っている安心感のある「おすすめ」の掃除機を潜在的に欲しているというわけです。
そのため、Aの掃除機は有名ブランドで使用者の評判も良く、最新機種のなかでは比較的安く性能も良いことをきちんと伝えれば、ユーザーがAの掃除機を購入する立派な動機になります。
このように、SEOの長所は、ユーザーがどのようなキーワードでサイトに流入してきたか分かる点にあります。流入キーワードからユーザーの疑問や欲求を分析し、それを解消をすることで、自然とCVする流れを作ることができます。
③分析ツールを使いながらサイトやページのパフォーマンスを上げる
ある程度ユーザーの疑問や欲求が解消される状態になったら、次はサイトや各ページへの流入経路や、サイト内でのページ遷移、またはページ内でのユーザー行動をツールで分析し、CVのパフォーマンスをさらに向上させます。
たとえばAのページに流入してBのページへ移動しているセッションのCVRが高いことがGoogle Analyticsで分かったなら、AページにBページへのリンクを増やすなどの施策を行うことでパフォーマンスが向上する可能性があります。
実際にはもっと細かく様々な視点でのCVR向上を図りますが、すべて解説するのはとても大変なので、ここではこの程度の説明にとどめます。
クヌギで働くマーケターは、経営と密接に関わる施策を打ち出せる戦略眼を持ち、各種ツールを使いこなす技術力を同時に持ち合わせています。
とくに「業績・売上を上げる」という、ビジネスにおいて一番重要なスキルが培われるので、どの職場であろうと実力のあるマーケターとして力を発揮することができるはずです。
そのことについては、以下の記事で代表の矢萩が詳しく語っています。
二人のWebマーケターが語る。データストラテジストに必要な素養
https://www.wantedly.com/companies/kunugi-inc/post_articles/123289
また、データ分析・アクセス解析は今後自動化できるようになる部分が非常に多いと予想されるため、人の手はあまり必要がなくなる可能性が高いですが、当面の間は人間しか行えないと思われることがあります。
① 仮説を立てて施策を考える
数値と現状を読み取り、そこから仮説を立てて施策を考えるのは人間の仕事です。施策の部分はクリエイティブな要素も多分に含まれます。
② 自動化の設計そのものを行う
そもそも自動化を活用するにあたっては、人間が「どの作業をどの程度自動化するか」を決めて、設計する必要があります。
この2点は、まだまだ人間が生み出す必要がありますし、今後果たして人間が必要なくなるかと言われると決してそんなことはないと言える領域です。そのためクヌギでは、常に上の2点を意識しながら業務に取り組んでいます。
もし、クヌギのSEOマーケティングについてもっと詳しく知りたいことがあれば、お気軽に話を聞きに来てください。
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