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なにをやっているのか

本社でもある『有鄰庵』の外観。築100年の古民家が本社という珍しい会社です
江戸時代の町並みが今も残る、倉敷の美観地区。岡山県で最大の観光地でお店を構えられていることは私たちの大きな強みです
江戸時代の町並みが今も残る、倉敷美観地区が拠点。 そこでローカルの文化に根ざし、地域資源を伝える事業を、次々と立ち上げています。 私たちが創りたいものは、以下の四つです。 1.魅力あるローカル 2.良い仲間とチーム 3.スタッフの学びと自律 4.持続可能な世の中 具体的に行っている事業も、以下に挙げます。 単一のエリアで、この7年間でこれだけ業態の違う事業を生み出しているローカルの会社は、日本でなかなかないと思います。 ・築100年の古民家を活用した食事処『有鄰庵』 ・岡山・倉敷のいいもののセレクトショップ『美観堂』 ・手しごとの品に触れる一日一組限定の宿『暮らしの宿 てまり』 ・これからの食とお菓子を創るお店『はれもけも』 ・岡山県産のブランド和牛・千屋牛の専門店『有鄰庵 岡山希少和牛店』 ・果物王国・岡山の歴史と魅力を伝える『岡山くだものミュージアム』 ・地のものを提供しミシュランを獲得した日本料理店『Bricole』 ・倉敷初のイノベーティブ・フュージョンレストラン『然味-sami-』 また、スタッフが生き生きと働きながらこれらの事業を次々と成功・黒字化させてきた知見を活かして、2023年からは他社への人材コンサルティング事業もスタート。 より良い社風の会社が増えることに貢献できればと思い、他社さんのお手伝いもしています。

なぜやるのか

岡山県のブランド牛・千屋牛のローストビーフ丼。地域が誇るものを国内外たくさんの方に伝え、それを地域に還元することが事業の根幹
忘年会の最後の集合写真。それぞれが「心の豊かな暮らし」を目指し実践するための「学び舎」のような場所を目指しています
「心の豊かな暮らし」に最も大事なのは、身近な人を大切にすること。 私たちの会社の事業面で言えば、それは倉敷の美観地区です。 ここで事業をできていること自体を大きなギフトだと捉えて、その責任を「地域への還元」という形で果たさないといけないと考えています。 事業の根幹は、現代の消費者・観光客の方々に通じるデザインを研ぎ澄まし、岡山県内や倉敷の地域資源の魅力を伝えること。 私たちが得意とするデザイン力やクリエイティビティによって価値を伝え、そこで得た「外貨」を地域の作り手・生産者の方々に還元することが、ローカルの会社の責任だと考えています。 同時に、会社にとって最も身近な人は、一緒に働くスタッフ。 スタッフにとって「心の豊かな暮らし」を実現できる場であること、スタッフ一人ひとりがその場を創ることも、私たちの会社の存在意義です。 人生において、働くことによって得るお金ももちろん大事。 ただ、お金だけでは、心の豊かな暮らしは叶えられないと思います。 例えばほかに、こういった要素。 ・心身両面の自立と自律 ・身近な人との信頼関係 ・学び続けられる習慣、環境 働きながら、これらの要素を育んでいく場にすることも、私たちの会社の存在意義です。 そういった意味で、単に働いてお金をもらう場所ではなく、一人ひとりが「心の豊かな暮らし」を目指し実践するための「学び舎」のような場所でありたいと考えています。

どうやっているのか

私たちの一番の強みは「人と社風」。そう断言できます
岡山ならではの地域資源・桃とぶどうを使い、余計な添加物を一切使わずにつくったジュース。こうしたデザインと商品開発をとにかくやり続けている会社です
私たちが強みとしているのは、以下の四つです。 これらを支えにして、事業の運営と会社の経営を行っています。 1.採用、評価、社風 人を責めることのない、気持ちのよい人が多いこと。 失敗を推奨し、チャレンジできる環境と裁量があること。 そうした社風が一番の強みです。 採用や入社後の人事評価は、一般的な日本の会社よりも厳しいかもしれません。 評価制度自体も、例えば年功序列など旧来の評価指針とはだいぶ違うものなので、合う人と合わない人はいると思います。 ただ、それこそが「良い仲間とチーム」を守り、研ぎ澄ませていくための大きな手段です。 2.倉敷美観地区というローカル 私たちに最も近く、最も大事にしたい場所でもある、倉敷の美観地区。 岡山県最大の観光地である美観地区を拠点にし、そこで様々な事業を展開できていることは大きな強みです。 国内外のお客様に地域資源の価値を伝え、そこで得た「外貨」を地元の作り手・生産者さんたちに還元し、より良い循環を生むことを目指しています。 3.クラフト的な商品・サービス 古いものと新しいものをどちらも活かした商品や事業づくりをしています。 大量生産ではない。 けれどごく限られた人にしか届けられない一点モノでもない。 その間にある「高品質な中量生産」を目指し、なるべくオーガニックな食品づくり、古民家を活用した事業展開などを行っています。 4.しなやかなクリエイティブ 新しく生み出し続けられない会社と地域は、やがて死に絶えていきます。 私たちは「創る」ことをずっと考えています。 事業や商品も、そして働き方や組織づくりも。