なにをやっているのか
広島県の南東部に位置する府中市、300年以上続く木工(家具)産業のある街です。その府中市で、ビクトリーはソファとベッドの製造を行なっています。特に生地(ファブリック)を張る仕事に強みを持っています。最近では、各種補助金制度に応募し採択され、各種生産機械を導入して一貫した生産ができるようになっていて、お客様の細かい要望に柔軟に、そしてタイムリーに対応できる体制が出来上がっています。
各種補助金制度に採択
ものづくり補助金:2018年、2017年、2016年
小規模事業者持続化補助金:2017年
最近では、オーダー対応のホテルやマンションショールームなどに設置する家具(コントラクト家具)の生産も増加しています。
なぜやるのか
家具業界は分業が進んでいて、ソファの場合木枠の製造は木枠メーカー、生地を作るところは生地メーカーなど別れていることが多いです。そのため、生産の迅速な対応はなかなか難しいという事が多い業界でした。
そこで、当社は従来より一貫生産を行う会社として設立されました。いまでは従来は車内ではできなかった木枠製造などのにもトライし、一貫した製造をさらに次のレベルに進めています。
どうやっているのか
働きやすい職場環境、時代の要請のニーズの多様化やタイムリーさを満たすために当社は以下のことを創業当時より行なってきました。
(1)若手技術者の育成
インターネットの普及や物流システムの高度化などにより、「すぐに」「いろんなもの」が欲しいというニーズが高まっています。その中で、人手不足がどの業界でも深刻化しています。当社は、そのような環境下で、より多くの若手を雇用し、若手ならではの機動力と柔軟な発想を生かして現場作りを行なっています。
(2)多様な働き手の活躍の場を創出
生産現場は人が命。そう考えています。その中で、多様な人が刺激し合い、現場を作り上げるのが理想と思っています。そのような社会を願うことより、リタイアされた人や、障害者などの積極雇用を従来より行なっています。
(3)先進的システムの導入
タイムリーで、特殊なものを高い精度で製造するために、創業当時よりネットワーク化や自動化を行なっています。例えば電子的な図面をもとに自動的に生地を裁断する機械を導入しています。2016年には高い倍率で採択を受けるのが難しくなっている「ものづくり補助金」に採択され、業界でも先進的な、自動生地カットマシンやAI機能付きの中綿拭き入れ装置などを導入しています。