なにをやっているのか
スマホで小児科医・産婦人科医・助産師に相談できる「産婦人科・小児科オンライン」を運営しています
「産婦人科・小児科オンライン」でご家庭のスマートフォンから気軽に相談できる環境を作ることによって、安心して妊娠、出産、子育てができるよう支援を行います
「妊娠・出産・子育ての課題を、インターネットで解決する」
Kids Publicは主に3つのサービスを提供しています。これらは自治体・企業単位で導入され、実際の利用者である妊婦や子育て中の保護者は無料で利用することができます。
①産婦人科オンライン・小児科オンライン
子育てや女性の健康に関する悩みや不安を、スマホから毎日24時間産婦人科医、小児科医、助産師に相談できます。
②産婦人科オンラインジャーナル・小児科オンラインジャーナル
子どもの健康や病気、発達、女性のココロとカラダの健康について、全記事を産婦人科医、小児科医、助産師が執筆しわかりやすく解説するメディアです。
③くすりぼ
「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」にこれまで寄せられた妊娠中〜授乳中の相談データをベースに、薬の情報を検索できるチャットボットシステムです。
なぜやるのか
11年間の小児科医としての経験を通じて見えた課題に取り組んでいます
「病院で待っているだけでは、健康は守れない」
昔は感染症や栄養の問題で多くの子どもが亡くなっていました。妊娠・出産の合併症で亡くなるお母さんも少なくありませんでした。
医療が進み、このような問題が解決された反面、虐待の報告数が増加し、妊産婦の死亡原因のトップが自殺という時代になりました。
妊産婦・子ども・保護者を病院で救っていればいい時代ではなくなったのです。
健康の3つの要素である「バイオ(身体)」「サイコ(こころ)」「ソーシャル(社会的)」を網羅的に支えなければいけない時代、医師や助産師が病院にいるだけでは、命を守れないのです。
健康の「バイオ(身体)」の面は支えられていても、「サイコ(こころ)」や「ソーシャル(社会的)」な面のサポートは不十分で、多くの人が困っているのではないでしょうか。
現在の小児医療は「外来が混んでいてゆっくり育児相談や発達の悩みをなかなか相談できない」「待ち時間が長い」「待合室で風邪をもらってしまうのではないか」「夜間に車で救急センターまで移動するのが大変」など、まだまだ解決しなければならない問題が山積みです。
もし、おうちの段階で「その状態であれば明日の朝でいいですよ」と伝えることができれば、夜間の移動や待ち時間の負担、そして医療現場の負担を軽減することができます。
家で悩んでいるその時に、スマホから相談することができれば、子どもを虐待したり、自分で命を絶つ前に、支援を届けることができるかもしれません。
加えて、夜間の救急センターにかかるお子さんの多くは軽症という状況があります。小児科医や産婦人科医は激務としても有名で、現場の医療者も疲弊しています。
医療と皆さんの間にある課題は、きっとインターネットで解決できる。
それは、子どもも、保護者も、そして医療者も救います。
この課題の解決には、医療者が不可欠です。しかし医療者だけでは解決できません。
Kids Publicは、医療者の専門性と、テクノロジーを掛け合わせた課題解決ができる企業として、この課題に取り組んでいきます。
どうやっているのか
「『妊娠、出産、子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現』を理念として、インターネットを通じて不安や孤立に寄り添う。」
手のひらのスマホで、どこにいても簡単に、産婦人科医、小児科医、助産師と接点を持つことができれば、これまで届かなかった不安、孤立にリーチできると考えています。
対面の医療やサポートの重要性は言うまでもありません。同時に、その手前で連携するオンライン相談は、多くの妊娠・出産・子育て支援に貢献できるのではないでしょうか。
私達Kids Publicは、以下の3つを満たした質の高いヘルスケアサービスとして、日本の妊娠、出産、子育てに関わる環境を変えていきます。
・手軽な手段で、いつでも質問でき、原則24時間以内に医師、助産師から回答が得られる「利便性」
・きちんとコントロールされた医療者による、ニーズに対応し、かつ正確な情報を提供する「信頼性」
・相談による社会的インパクトを、研究などで適切に定量化し、エビデンスとして発信する「先進性」
人の命がかかっているサービスだからこそ、99%正解でも、1%の間違いがあってはなりません。
だからこそ、スピード感や規模感も大事にはしますが、「正確性」を一番大事に、子どもと子どもに関わる大人たちのためになるサービスを作っていきます。
Kids Publicでは2015年の創業以来、同じ課題意識を持つ約190名の小児科医・産婦人科医・助産師が集まり、
また150以上の自治体・企業から評価頂き、サービスを提供しています。
今度、より多くの方にこのサービスを提供できるように、専門性とテクノロジーの掛け合わせで事業を大きく広げていきます。