なにをやっているのか
公益財団法人日本漢字能力検定協会と聞いて、何を思い出しますか?
年末の『今年の漢字』や、学校や塾で受検した『漢検』などがあがるのではないかと思います。
では、京都大学と共同で脳神経ネットワークの研究を行ったり、『リアル脱出ゲーム®』とコラボレーションした学習コンテンツを開発したりしている事をご存知でしょうか?
その他にも、ロジカルなテキストコミュニケーションの能力を育成する『文章検』や、日本語を母語としない方に向けた日本語能力テスト『BJT』といった、社会で求められるコンテンツも提供しています。
漢検協会は、日本で生きるために必要なコミュニケーションのインフラともいえる「日本語・漢字」の能力を高めることを理念の一つとして掲げる、内閣府によって認定された公益財団法人です。
その中で私達『普及部』は、各種検定やテスト、学習コンテンツを活用した「学びを支える」活動を通じて、学校や社会で起こっている課題を解決すべく、日々活動しています。
なぜやるのか
「日本語・漢字」は文化であると同時に、我々にとってなくてはならないコミュニケーションツールです。私たちは、目の前で起こっている事象を「語彙」を組み合わせて認知します。そしてそれを他者と共有するときもその「語彙」を用います。では目の前にいる人が、その語彙を知らなかったときどのように伝えればよいでしょうか?多くの言葉、多くの時間を費やさなければ伝えることができないはずです。さらに言えば、目の前の相手がその語彙を誤って理解していたらどうなってしまうでしょうか?もしかすると伝えたい内容とは異なる形で理解され、思わぬトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。
このように、「語彙」は生きていくために必要なものであり、その力は皆身につけるべき力と言えるでしょう。
学齢期においては、語彙は国語だけに必要なわけではなく、すべての教科の理解に必要なものです。
しかし経済的な問題など様々な事情により、学ぶ機会に恵まれなかったり、学び直しが必要な子どももいます。
私達は、公益財団法人として様々な環境にある子どもたちや大人にも、学習の機会を提供できるよう様々な活動を行っています。日本で生きていくために最低限必要な言語コミュニケーション力の基礎である漢字語彙をなるべく多くの人々に身につけてもらうことで、社会生活を円滑に行える一助になればと考えています。
他にも、ここには記載できない活動も多くあります。
是非ともエントリーください。
どうやっているのか
「普及部」は総勢50名程度。この人数で日本全国をフォローしています。一人一人が高い能力と目的・目標意識を持つこと、そして新しいやり方にチャレンジし続けることで高い生産性を出しています。
平均年齢30歳程度の若くフラットな組織で、スピード感をもって活動しています。
また、当協会には様々な企業や組織から、同じ志を持つ優秀な人材が集まってきています。それぞれのエッジが新しい形を生み、それが事業をより発展させていくものだと思っています。