今回は2020年8月に入社し、開発グループで活躍している金子さんにインタビューをしました。
同じIT業界からの転職ですが、医療機関で使われる電子カルテの開発には戸惑いはあったのでしょうか?
「電子カルテ開発って、ほかの業界とどう違うの?」と思われてる方、ぜひ読んでみてください。
金子さん
入社2年目(2020年8月入社)
開発グループ
まずは金子さんの経歴、現在参加しているプロジェクトを教えてください。
元々は客先常駐のシステムエンジニアとして従事していました。
現在参加しているプロジェクトは、blanc機能開発プロジェクトです。
blancとは、弊社が2020年に新たにリリースしたクラウドカルテになります。
現在はどんな業務を担当されていますか。
主にEcru・blancの開発作業に携わっており、定期的なリリース作業の業務も行っています。
最近では、ドキュメント管理やリリースノート作成の管理作業など、管理系の作業に携わることも増えてきました。
前職に就いた理由と、転職を考えた理由を教えてください。
前職に就いた理由としましては、ITで人々の生活を良くしていきたいと思っており、そのための様々な案件に関わることができると考えたためです。
前職では、主に金融系や会員管理などのシステム開発に携わり、実装やテストのフェイズを主に担当していました。
転職を考えたのは、様々な案件に関わる中で一つのシステムに長く関わりたいと考えるようになったためです。
前職では自分の開発していたシステムにリリース後まで関わることがなかったため、一つのシステムにこだわり、エンドユーザーに寄り添うことを突き詰めていきたいと考えました。
入社後の仕事内容と前職との違いはなんでしょうか。
顧客である各病院様に合わせてカルテをカスタマイズできるように開発を行う、障害が発生した際には迅速にしっかりとサポートを行うなど、エンドユーザーに寄り添っている実感を強く覚えています。
(電子カルテを取り扱う以上当然のことだとは思いますが)前職では触れることのなかった医療系の知識が必要とされる場面が多々あるのが大きな違いだと思いました。
電子カルテ開発という仕事のやりがいや面白さはどんなところですか。
やはり、実際に使っていただいてのご意見をいただくとやりがいを感じます。
電子カルテは多くのシステムの中でも比較的独特な操作感をしているものだと思います。
そのため、操作を理解している開発側の人間としてどうやって多くの方にわかりやすく使っていただくかUIの部分で悩むことも多いのですが、その分うまく開発できた際の達成感は大きいです。
電子カルテを導入されている病院さんにかかった際に、どんなカルテをどんな使い方をしているのかが気になって、ついつい自分のカルテを見てしまうようになりました。
亀田医療情報での開発業務の特徴を教えてください。
【雰囲気】
非常に和やかな雰囲気の中で業務ができる環境だと思います。
先輩方は皆さんお忙しい中でも質問や相談に快く応えてくださるので、作業で詰まってしまうということもなく、とても働きやすい環境です。
【コミュニケーションの取り方】
開発チームは現在ほとんどが在宅勤務になっているため、主なコミュニケーションはslackでの文章のやりとりになっています。
もちろん、meetなどで開催される定例会議や状況に応じて行われるオンラインの打ち合わせもあります。例えば私の参加しているプロジェクトでは、毎日meetに集まって情報共有やチームの状況の把握、タスクの管理を行う「朝会」「デイリースクラム」という場が設けられています。
【スピード感】
障害などが発生した場合はすぐに連携されて担当や納期が決まり、迅速に対応されています。
とてもスピード感を持って作業が進んでいく現場だと感じています。
亀田医療情報での開発業務では、どんな技術が発揮できますか?また、どんな技術を吸収できますか?
【総合的な開発技術】
個々の作業者が案件を一つずつ担当する形になり、また仕様検討から単体テストまでの工程を担当するので、Javaでの開発技術を筆頭に総合的な技術が必要だと思います。
仕様検討の場ではパートナーさんと直接お話するような機会もあります。
【管理系業務の技術】
最近では大小問わず管理系の業務も多いため、的確な作業指示や時間配分・タスクの割り振りなど、他の作業者を巻き込んで仕事を進めていく技術が必要です。
【文章での説明能力】
ひとつ前の質問と内容が重複してしまいますが、slackでのコミュニケーションがメインになってくるのでとても重要な技術だと感じます。
また、お客様からのご意見やご質問に回答する機会もありますので、身についていると間違いなく活躍できるスキルだと思います。
慣れないうちはサポート、慣れてからも他業務との兼ね合いなどでフォローしていただきながら作業を進めていくことができるので、安心して技術を吸収・発揮していける環境です。
今後のキャリアビジョンを教えてください。
開発言語のような技術面の知識だけでなく医療分野の知識ももっと身に着け、いずれはスペシャリストとして活躍できるような開発者になりたいと考えています。
転職検討中の方へ一言お願いします。
とても和やかな雰囲気の中、自分のペースで開発に携わっていける良い環境だと思います。
私は転職活動中に面接の場で「女性が働きやすいということは社員全員が働きやすい環境」と伺ったのですが、実際にその通りで、福利厚生の面でもとても働きやすい会社です。
女性としてはどうしても気になってしまう出産・育児について、とても丁寧に気を配っていただけるような環境ですし、男性で育休を取られている方も当たり前にいらっしゃいます。
転職活動中はどうしても不安に感じることが多いかと思いますが、自分が活躍できる会社はきっとあります。
ご縁がありましたら、開発チームでご一緒できることを楽しみにしております!
以上、開発グループで活躍する金子さんのインタビューをお届けしました。
自社開発の電子カルテだからこそのやりがいを感じて活躍されています。
ぜひみなさんの挑戦もお待ちしております!