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今、エンジニアが医療の世界で求められている。亀田医療情報の技術者が語る医療現場のDX

20年以上に渡り、電子カルテをはじめとするITサービスを医療現場に提供してきた亀田医療情報。社内では、どんな想いやバックグランドを持ったエンジニアが働いているのか、今回は新卒入社のエンジニア今井と2012年中途入社の一條、2人のエンジニアに話を聞きました。


未知の医療業界へ。2人のエンジニアが亀田医療情報に飛び込んだ理由

――まず、おふたりの経歴について教えてください。

一條:

2012年に中途で入社して今年で9年目。亀田医療情報に入社する前は、主に物流システムのクライアント/サーバーシステムの開発に従事していました。

亀田医療情報に入社後は、電子カルテサービス「エクリュ」の機能追加や新製品の開発などを経て、2018年からはクラウドカルテ「blanc」のPMとして働いています。

今井:

私は2015年に新卒入社しました。実は、学生時代の専攻は人間環境学。コンピュータサイエンスや医学を本格的に学んだことはなく、プログラミング未経験でしたがエンジニアとして入社しました。入社後は、3年ほど「エクリュ」のアプリ開発チームでプログラミングを担当したのち、2018年から「blanc」の基盤構築に携わり、最近では運用も担当しています。

――おふたりとも元々医療とは異なる領域にいたとのことですが、なぜ電子カルテなど医療業界に関するプロダクトをつくっている亀田医療情報に入社しようと思ったんですか?

今井:

学生時代、総合病院でインターンした経験がひとつのきっかけですね。その病院では紙のカルテを使っていたんです。そうすると患者さんが来院される度にいちいち膨大なカルテから手作業で探さなければならず、現場の方々も「大変だ」とおっしゃっていました。そこで、元々私自身PCを触ることが好きだったこともあり、医療という領域においてITの力で何かしたいと思ったときに亀田医療情報に出会ったんです。

一條:

正直に言うと、私の場合、元々医療に興味があったわけではありませんでした。ただ、亀田医療情報の面接者や会社の雰囲気がアットホームで、いくつか面接を受けていた中でも特に印象に残ったんです。「ここだったら腰を据えて働きやすいだろうな」と感じましたね。

今井:

確かに、亀田医療情報の面接はかなり親身になって話を聞きますよね。入社したらどんな仕事をしたいのか、そのために会社はどんなことを提供できるのか、真剣になって一緒に考えてくれるスタンスは私も印象に残っています。


医療の世界で、エンジニアが果たすべき役割とは

――エンジニアとして、医療という領域に携わる魅力はどのようなことがあるのでしょうか?

一條:

以前、風邪を引いて病院に行ったとき、診察室で「エクリュ」が使われていたこともありました。それだけ、自分たちにとって身近なところで役に立っているプロダクトを開発していることは面白いと思いますね。

また、医療技術は、日進月歩です。そのスピードに追いつくべく電子カルテをはじめとするソフトウェアをどんどん発展させていくやりがいは感じますね。

今井:

まだまだ医療業界はIT化が進んでいないのが実状。ただ裏を返せば、ソフトウェアの力で大きく発展する余地がたくさん残っているポテンシャルの高い市場であり、ITの力を発揮しなくてはいけない領域であると言えます。特に電子カルテは医療機関や患者さんにとって非常に重要なもの。自分たちのプロダクトによって医療現場に直接インパクトを与えることができるのは、toC向けのプロダクトとはまた違うやりがいだと思います。

あと、「医療業界」というと一見「難しそう」「自分にはできないんじゃないか」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、社内には私たちのような医療業界未経験のメンバーも多く在籍していますし、ソフトウェアの知識があればほぼ問題はありません。その上で医療に興味があればマーケットに貢献しているイメージが持ててやりがいを感じられるんじゃないかと思います。

――具体的に、どんなときにやりがいや面白みを感じていますか?

一條:

開発者の自分としては、やはりお客様からの評価が一番嬉しいですね。病院へ製品を導入するときに、開発メンバーも現場に立ち会うこともあるんです。現場で実際にプロダクトが使われているシーンを見ることもできますし、そこで直接お客様から喜びの声を聞けることもあります。亀田医療情報は、現在当社の主力となりつつあるSaaSプロダクト「blanc」をはじめ、お客様の要望を取り入れながら自社プロダクトを育ててきた歴史があるので、受託開発だった前職とは異なる面白みを実感していますね。

今井:

私の場合、インフラエンジニアなので直接お客様の評価を聞くというよりは縁の下の力持ちとしてサービスの価値を支える立場。医療サービスには安定稼働や堅牢性が欠かせません。それらがサービスの選定理由にもつながってくるので、大切な仕事を任されていると実感していますね。また、私のチームの場合は、お客様に提供するプロダクトの下支えをするのはもちろん、開発チームが簡単にアプリをデプロイしたり、状況をモニタリングしたりできる仕組みをつくることもあります。開発メンバーから「ありがとう」と言われるとやりがいを感じますね。


「やりたい」から始まる亀田医療情報の仕事

――お二人からみて亀田医療情報の社内の雰囲気はいかがですか?

今井:

医療業界に向けたサービスだからかもしれないんですが、マジメで真摯な方が多いですね。先ほどの面接の話のように、仕事の場面でもみんな役職や年齢、経歴など関係なく、お互いの考えや価値観を尊重し合いながら仕事を進めていますし、困ったときに助けを求めれば一緒に解決方法を考えてくれます。

一條:

意地悪な人っていないですよね(笑)。居心地がいいからか、ジョブホッパーが多いIT業界の中でも、亀田医療情報では一度入社すると長く働き続ける人が多いと思います。社内は、上司・部下関係なくみんな「さん」付けで呼ぶようなフラットな関係で、東京オフィスは仕切りのないワンフロア。私自身、働きやすさを実感しています。また新しいプロダクトの開発を担うと、育てていきたいという気持ちも次第に芽生え、辞める気がほぼないですね。

今井:

亀田医療情報では、「これをやってみたい!挑戦したい!」と、手を挙げればチャンスをもらえることが多いんですよ。たとえば私が今「blanc」の開発に携わっているのは、社内でプロジェクトがスタートするときに「私もこのプロダクトに携わりたい」と伝えたから。やりたいことがある人に挑戦するチャンスを与えてくれる環境は自分にとっては大きいですね。

――最後に、これからどんな方と一緒に働きたいですか?

一條:

電子カルテに限らず新たに医療現場や患者さんをサポートするプロダクトをつくっていく構想もあります。病院での受付や診察予約……ソフトウェアで最適化したいことはたくさんあるんです。そんなレガシーな市場の中でも、モダンな開発を行ってインパクトを与えていきたいと思っています。アーキテクチャや言語選定、仕様設計など上流から携わる機会も亀田医療情報には多くあると思います。インフラ領域のエンジニアであれば、技術選定から取り組むことも。そんな働き方に魅力を感じる方と一緒に働きたいですね。

今井:

まだまだ医療業界も、私たちのプロダクトも発展途上。やりたいことがたくさんあるんですが、まだまだ人が足りていないのが正直なところです。「新しい技術で何かつくりたい、インパクトを生み出したい」と考えている方であればチャンスはたくさんあると思います。亀田医療情報は、決まったレールの上で取り組むよりも、道なき道を進みながら新しい物をつくっていくスタンス。一緒に未来を見据えて開拓していきたいと考える方にお会いできると嬉しいですね。

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