なにをやっているのか
ひときわ目を引く外観の「レストラン澁い」
木のぬくもりを感じられる店内
カールベンクス&アソシエイトでは、伝統的な暮らしの息吹を残しながらも、そこに現代の暮らしを調和させることで、世代を越えていつまでも末永く住み続けられる住宅を提案しています。
ドイツ人建築デザイナー、カール・ベンクス氏の手がける古民家再生は、築100年以上の古い民家の骨組みだけを生かして、それ以外は新築の家と同様に建てられます。今では貴重な財産であるケヤキの梁や柱を後世に伝えると同時に、現代の暮らしに合った快適な生活を実現させます。
「レストラン澁い」は、松代町の歴史ある旅館「松栄館」を再生して生まれ変わりました。古民家の雰囲気やドイツ製薪ストーブの使い心地を体験できるカジュアルなフレンチレストランとして営業しています。
なぜやるのか
呉服店の天井をレストランの本棚として再利用
完成した本棚
カール・ベンクス氏は1942年ドイツ生まれ。
建築デザイナーとしてヨーロッパや日本で活動した後、
1993年に新潟県十日町市で現在の自宅となる古民家を購入。今までに国内で50軒以上もの古民家再生を手がけてきました。
カール氏曰く
「私が日本にやってきたばかりの高度経済成長が始まろうとしていた頃は、まだ東京は銀座にも木造の建物が立ち並び、日本の風情がそこかしこに感じられました。それが、経済成長とともに、日本全国、風景や建物、街並みの画一化が進んでしまいました。どこへ行っても、その地の文化、生活のにおいがしない、のっぺら棒のような風景になってしまいました。
「古い家のない町は、思い出のない人と同じです」とは、東山魁夷が私にくれた言葉。古い=価値がないのではありません。古いものは、歴史や思いがつまった、単なる”モノ”以上のものなのです。
使い捨て、大量消費の文化とともに、日本人はモノを大切にすることを忘れつつあるのかもしれません。この世界に誇れる文化の現状は私にとって残念で悲しいものです。私は、その素晴らしさを後世に残し伝えたいと思います。
民家の再生は、単なる建物の再生ではありません。民家の再生が、スクラップアンドビルドに象徴される現代日本の価値観、その見直しや、暮らし方、考え方の再生にもつながることを私は望んでいます。」
「レストラン澁い」を通じて、古民家の素晴らしさを伝えるとともに、現代日本の価値観を考えるきっかけを発信していきます。
どうやっているのか
オーナーで建築デザイナーのカール・ベンクス氏
バリスタ経験のあるSahoさんは、東京からの移住者
「レストラン澁い」のオーナーは、古民家再生のエキスパート、カール・ベンクス氏。食材の選定や仕入れ、調理はすべて一人のシェフが行います。日本の有名フレンチレストランで20年近く修行をした、地元出身のシェフです。
フロアスタッフは、東京からの移住者や近隣地域の在住者です。このレストランや古民家が大好きな人たちが集まっています。