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「輝く高校生の未来を支援したい」高校教師から営業へ転身したからこそ分かる教育現場の実態と高卒採用の課題

こんにちは!株式会社ジンジブ採用担当です。

「人」を通じてジンジブの魅力をお伝えするインタビュー企画。
今回は、静岡支店 HRコンサルティング部所属の細野課長にお話を伺いました。

  • ジンジブとの出会いや入社するに至った経緯
  • 仕事のやりがい
  • 今まで一番大変だったこと
  • 「こんな人と一緒に働きたい!」という人物像

    などなど、盛りだくさんに語っていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。

細野 舞夏 プロフィール

株式会社ジンジブ 静岡支店 HRコンサルティング部 課長
自身の経験から「いろんな教師がいることを分かってほしい」という思いで高校教員となる。 私立高校の教員として6年間勤務し、2021年〜ジンジブへ入社。 東京支店で2年ほど法人営業として経験を積み2024年4月〜静岡支店立ち上げのタイミングで課長へ昇進し、静岡支店へ異動。 趣味はダイビング、キャンプ、バーベキュー!アウトドア全般!


高校教師を辞め、もっと世の中を知ろうと思いジンジブへ転職

ージンジブに入社されるまでのご経歴をお伺いできますか?
静岡市で私立高校の教師を6年しておりました。なので、ジンジブへ入社する前も静岡市には6年ほど住んでいたんです。出身は群馬県ですが16歳で上京し、新たに私立の高校へ編入をしました。就職きっかけで東京から静岡へ引越し、教師を辞めジンジブに入社すると共に東京へ戻ってきましたが、静岡支店のオープンの立ち上げで今年の4月〜また静岡に戻ってくるという・・東京と静岡を往復してます(笑)

ー教師になったキッカケはどのようなことだったんですか?
はっきりとした決め手はなかったのですが、私自身も実は高校を中退していて、型にはめようとする押し付けがましい教師が嫌いだったんです。そうじゃない先生もいるという1つの指標にもなりたかったし、いろんな教師がいることも分かってほしかったので先生をやってみようかなと思いました。

ー教師から転職しようと思ったキッカケは何だったんですか?
実際、学校教育の中にはすごいしがらみがあるし、やりたいようにできないことも多いんだとすごく感じていました。一定の期間は色々ともがいてみたものの、教育現場を一度離れて世の中を知る必要があるのかなと前向きな決断で教師を辞めました。

ージンジブを知ったきっかけを教えてください。
見切り発車で転職活動を始めたこともあり、とりあえずネットを叩き1番上に出てきたサイトに登録しました。登録した転職サイトが引き合わせというかマッチング系のサイトでしたので、転職者が登録した情報に対して企業が興味があると声かけをする形でたまたま声がかかったのがジンジブだったんです。エージェントを介してではありましたが、エージェントの方も元ジンジブの社員で「すごい面白い会社があるけど知ってる?」と話を聞いたことが1番初めのきっかけでした。

ー入社した理由・決め手はどのようなところでしたか?
自分もそうだったんですけど、人生において16、17、18歳の3年間はめちゃめちゃ大事な青春の時間だなと思っています。出会う人や環境によってガラッと人柄も変わるし、自分にとってプラスにもなるしマイナスにもなる。大事な3年間だけど、後先のことを考えずに無我夢中で頑張れる限界の年齢なのかなと感じています。20歳の壁に向かうにつれて利害関係や損得などを覚え始めてしまう年齢にもなってくるので、唯一がむしゃらに突き進める年齢が16、17、18歳の高校3年間だと思っています。そんな高校生たちを応援したくて、高校生の背中を押したくて教師をやってみようと思ったけど、実際は夢や希望を語れない窮屈な教育方針に嫌気を感じ、教師である必要性を感じなくなりました。

私はたくさん転んでたくさん失敗して、人の痛みが分かって自分自身で立ち直り方を学んでどんどん強くなったり優しくなったりすることが大事だと思っています。そして、その失敗や少しくらい危ない目に遭う経験は一定数必要だと感じていますが、今の学校教育はそういうわけにはいかず大人が転ばぬ先の杖を用意してなるべく失敗しない道を作ってしまいがちなんです。ジンジブも似てるんですけど、高卒で就職することはすごい大きな決断で、中には腹をくくって頑張らなきゃいけない高校生もいます。そういう生徒たちの進路指導は学校の先生ではなく、就職のプロに任せるべきだと強く感じています。現場(高校)にいた頃はそういった世の中に飛び出す決意をした子たちを精一杯中から押し出そうと思ってたんですけど、それができないなら外から引っ張り出そうという思いに変わってジンジブへ入社しました。

ー採用面接の中で印象に残ったエピソードを教えてください。
入社してから知りましたが、絶対に採用したいと思っていただいたみたいで、トントン拍子に話が進んだ記憶があります。面接では企業理念や新事業を立ち上げようと思っているから協力してほしいと話があり、印象的に残ったというよりは話す中で事業への共感やジンジブの魅力にどんどんのめり込んでいき、気付いたら入社してました。

ー入社前後でのギャップってありましたか?
ジンジブどうこうではなく、自分が思う以上に社会人としてのビジネスリテラシーがないんだなと痛感しました。一般企業に勤めたことがない中途ってこんなにも使い物にならないんだという(笑)

そもそも1番最初につまずいたのが会社の組織図でした。学校の先生は校長も学年主任も教科主任も指導主任もみんな先生と呼ばれるので、役職が上がったとしても呼び名が変わることは100%ないんです。一般企業では誰が誰の上で役職はどうなっているのかで呼び名が変わってくるので覚えることに苦戦しました。今でも忘れないのは名刺交換の仕方とコートの脱ぎ方ですね。名刺交換やコートの脱ぎ方は当時私についてくれた上司が叩き込んでくれましたが、中途は研修がなく「はい!もうこれやって!できるでしょ!」からスタートしたので、めちゃめちゃてんやわんやでしたね。

大切なのは数字を追うことではなく高卒採用の魅力を伝えること

ー在籍している部署とチームのご紹介をお願いします!
HRコンサルティング部いわゆる営業部に所属しています。ジンジブでは営業をする部署が2つあり、1つは法人営業なので企業様に「高卒採用どうですか?」とコンサルをする形で営業する部隊。もう1つは学校現場に向けてサービスの導入を先生たちへ営業する特殊部隊がいます。私は企業様向けの法人営業部隊に所属しています!

ー1日のスケジュールを教えてください。
これまでは、新卒が居なくてオフィスに一人だったので、ゴリゴリに外出する日とウェブで固めて在宅する日をがっつり分けていました。外に出てる日はひたすら企業様との打ち合わせですね。基本的に銀行さんからのご紹介案件がメインなので銀行さんにご挨拶へ伺ったり、新しいサービスの導入説明やご案内などしております。

ー入社して1番初めに任された仕事は覚えていますか?
中途で入った社員が本当に少なくて、東京支店にいる間は中途でもこれだけ結果が出せるんだぞ!というのを見せつけてほしいと言われたのを覚えています。今までにない新しいものを見せつけちゃってと言われましたが、正直何をしたらいいのか右も左も分からない状態でしたね。

ーそんな中、どうやってチャレンジしていったんですか?
1番初めはとにかく周りに聞きました。教員だったので民間企業に勤めたことがないんです!全部教えてください!みたいな感じで片っ端からいろんな人に聞き回っていました。多分それで私の名が社内でどんどん知られたのもあると思います(笑)

ー仕事のやりがいを教えてください!
「高卒なんて採用できないでしょ?」「若手なんて何やったって無理だよ」とマイナスなイメージを持たれていた企業様が「細野さんに言われたら頑張るしかないじゃん」とプラスに変わり「よっしゃ!やるぞ!」と企業様の背中をバチンと押せた時にやりがいを感じます。高校生の魅力が企業に伝わった瞬間と捉えているからです。

その他にも私自身、前職が教師だったこともあり先生たちの気持ちが誰よりも分かっているので、本来担当ではない学校を専門に回る営業部隊の開拓も勝手にお手伝いしてます(笑)それでたまたま繋がったご縁で高校生たちの未来が変わるきっかけになればいいなと思っているので!目の前の高校生たちが「こんな仕事も楽しそう」などと、新しい発見や目を輝かせて全然違う道に進もうとしている姿や頑張る姿を見ると、教員だった頃と同じように高校生の応援をできることにやりがいを感じています。

ー営業職で意識してることはありますか?
営業は苦手なんですよ(笑)思いで伝えるタイプなのでテクニカルに営業スキルを身につけることができなくて・・「高校生ってめっちゃいいんですよ!」と、高校生の魅力をひたすら話しに行く仕事だと思ってるので、これを意識して〜とかこれすると〜みたいなものは全くないです。ただ、強いていうなら契約どうのこうのではなく、お客様の声やお客様のために力になれることはないかとひたすら考えるようにしています。

ーこれまで1番大変だったことはどんなことでしたか?
最初は数字で判断されたり、数字の管理をしなきゃいけないことがすごく苦手でした。例えば小さな単価でもお客様にジンジブのサービスをお申し込みいただき「できることからやってみるよ」と言っていただければ私としてはすごく大満足でした。でも、その一方でいち営業マンとして単価が低いイコール結果が出ていないと判断されることもあり、数字について悩んだこともありました。

また、営業部として「高卒採用っていいですよ」と話しに行くところから始まります。いざサービスを使うとなった時に初めて契約になるんですけど、企業様の中には「高卒採用はやってみるけどジンジブサービスは使わずに、まずは自分たちで挑戦してみるよ!」と、スタートを切ることもよくあります。私自身は素敵な高校生がたくさんいるのでジンジブのサービスを使わず自分たちで高卒採用をスタートすることは全然ありだと思っていますが、契約の数字としてはゼロなので仕事したことにならないと言われたこともありました。

ー数字面で大変だったことってどうやって乗り越えましたか?
すぐに結果が出ないことを分かっていたものの、すごく落ち込んでたんですよね。でも私は数字を作る営業パーソンじゃなくていいやと「高校生って本当にいいんですよ」と高校生の魅力をひたすら話すことに振り切ってからびっくりするぐらい数字が勝手についてきたんですよね。企業様がまた別の企業様を紹介してくれて新しい出会いをいただけるようになり、物売りではなく思いを伝える営業方法が確立し新しいスタイルの営業マンとして花咲きましたね。

ーメンバーとのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?
意外と褒めなさそうと思われていますが、なるべくたくさん褒めるようにしてます。むしろお尻を叩くタイプなので「お前ならもっとできる!私はお前の凄さを分かってんねん!」みたいな感じで接します(笑)恐らく、着火型というか火付役なので気持ちを盛り上げてやる気を出してもらうように心がけています。

ジンジブとは若者の勢いを支援し「社会を変えれる場所」

ージンジブで働いて身についたと思うスキルや考え方はありますか?
いろんな企業様と話す中で世の中に存在しているこれまでは全く知らなかった仕事のことなどを知るようになると考え方がガラッと変わりました。

例えば、名が知れている大企業が提供しているサービスでも、実はそれを裏で支えてる企業があったりしますよね。IT系で言うならばサーバーやネットを管理してるシステム系の管理会社があるからこそサービスが提供できている。そうすると実際すごいのはどっちだろう?と考えるようになって・・資本金が何億何千万の会社よりも遥かに小さい会社なのに心臓を支えている会社もあったりして日の目を浴びていないのにすごいことやっているんだとなおさら仕事選びって大切だな、と考えさせられることが増えました。

また、年齢が若くても会社を立ち上げてる社長を見ると学歴やキャリアでもなく、名前やブランドにこだわる必要もないんだなと、そういった概念みたいなものがすごく覆されましたね。

ージンジブ静岡支店が目指す場所
具体的な話になってしまいますが、静岡ですごく苦戦してるのは指定校求人という古くから続くやり方にこだわってしまっているところです。

今現在、指定校求人は定員割れの状態が続くほど求人数に溢れかえる時代なので指定校求人をする必要性はないのですが、採用できるわけではなく指定校求人を続けている企業様がすごく多いんですよね。企業と学校の両軸で働きかけないとみんなの概念が変わっていかないので、静岡県の中ではこの指定校に、すがりつくことを撤廃していきたいと個人的に思っております。

ー細野さんの個人的なビジョンはありますか?
静岡支店を15人ぐらいの賑やかな組織に早くしたいですね。「静岡へ行きたい」と言ってもらえる支店になりたいと考えています。現在ジンジブでは10の支店があり、本人の能力や素質に合わせて新卒の配属先が決まっていきますが、ゆくゆくは本人の意思で「静岡支店に行きたいです」と自由に決定権を持って配属を決められるようになってほしいです。「静岡に行きたい人が殺到してるけど、どうなってるの?!」と言われたいですね(笑)

ー他社にはないジンジブの強みを教えてください!
1番に挙げるなら組織が若くて勢いがあるところですね。昔ながらのやり方にこだわるというよりかは若手が新しいルール作るとかも結構ざらにあるんです。効率が悪いとなったらすぐやめよう!新しいものを作ろう!と柔軟に対応してくれるのでベンチャーというかすごく勢いがあるなと思います。

ーこれぞジンジブ自慢のポイント!
社会を変えられるところですかね。「Z世代の若者は〜」みたいな風潮がありますが、とはいえその子たちがどんどん成り上がってきて日本社会を作らなきゃいけないので、その子たちを否定し続けても仕方ないんですよね。ジンジブは「よっしゃ!やってやろうぜ!若手の力を見せつけてやろうぜ!」と若手の勢いを全面的に支援している事業なので、日本社会が変わったきっかけが例えば「あの人も高卒らしいよ」「あの人も高卒で会社を立ち上げたらしいよ」など、そういった声が出てくるようになったとしたら、ジンジブが社会を変えたんだなと思っちゃいますけどね(笑)

ージンジブで活躍している社員の特徴はありますか?
新しいもの好きの人!あれもやってみよう、これもやってみようみたいなチャレンジ精神がある人はどんどん突き進んでるなと感じますね。

ー今後どんな社員と一緒に働きたいですか?
何かを変えたいと思って転職してるはずなので、生ぬるい環境を選ぶのではなく、自らチャレンジできる茨の道を選んできてくれる人だとすごく嬉しいです。安パイだから、楽そうみたいな中途半端な気持ちでジンジブを選んでほしくないですね。

ージンジブで働く上で必要だと思うスキルや能力を教えてください。
ジンジブのサービスは、商材は高校生に対するものなので人を思う気持ちが大切だと思います。営業マンとしては、「本当にこの会社が高校生を受け入れるべきなのかどうか」を1番に判断しています。仮に「300万の契約するよ!でも高校生なんてどうせすぐ辞めるし、使い物にはならないでしょ!」みたいな考えだとしたら絶対に契約してはいけないなと思っています。自分の数字だけでなく、その先にいる高校生のことやジンジブの事業、人を大切に思う気持ちを絶対に忘れてはいけないと思っています。

ー静岡支店では新入社員へのフォローはどのように行っておりますか?
私はいろんなことを経験してほしいと思っているので、とにかく色々見せたいしとにかく色々経験してほしい!もちろん失敗しても構いません!

ー今後静岡支店に入ってくるメンバーにメッセージをお願いします!
静岡県民は大体の方が静岡県内で就職するんですよね。地元を変えたい!良くしたい!自分が高校生の時にこういう経験をしたからそれを活かしたい!など、そう思ってきてくれる方がいれば嬉しいです。頭が良いとか勉強ができることよりも、静岡めっちゃ好き!静岡のためになるなら頑張ります!という方なら大歓迎です。

ー細野課長、ありがとうございました!

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