1
/
5

なにをやっているのか

ピルコンのメンバー達とイベント後に撮影
講演の様子
NPO法人ピルコンは、正しい性の知識と判断力を育む支援により、これからの世代が自分らしく生き、豊かな人間関係を築ける社会の実現を目指す非営利団体です。 医療従事者などの専門家の協力を得ながら、中高生向け、保護者向けの性教育・ライフプランニングプログラムやコンテンツの開発・普及と、性の健康に関する啓発活動を行っています。 【主な事業内容】 1.学生対象 性教育×キャリア教育プログラム LILY <Link Life of Youth>  主に中・高校生を対象に、大学生が身近な立場から、自分の将来を守るために必要な知識として性やライフプランニングについてわかりやすく伝える出張授業。 2.一般向けイベント 若者が集まるイベントでの啓発活動や、啓発ツールの企画を実施。

なぜやるのか

高校生向けの出張授業の様子
グループワークなどもしながら身近な目線で性に関わるトラブルと予防・対処法を伝えます
ピルコンは、2007年慶應義塾大学の学生団体「避妊啓発団体ピルコン」として設立し、その後、若手社会人を中心とする有志の任意団体としての活動を経て、2013年NPO法人として成立しました。 活動の中心となっている20-30代のメンバーは、恋愛や性について悩んだり、経験を重ねる中で、性の知識や丁寧な人間関係を築いていく大切さを身を持って実感してきた一般市民です。 学校の性教育はあるけれど、どこか他人事。 親とはまさか性についての話はできない。 友達とは恋愛話や下ネタは話すけど、避妊や性感染症についてまではよく分からないし、マジメに話したことはない。 そんな中、普通に恋をしているだけなのに、予期しない妊娠や中絶、性感染症に悩む子は少なくありません。 年間約18万件に及ぶ中絶が行われ、10代の中絶はその10%。 性経験のある高校生の10人に1人がクラミジアなどの性感染症にかかっていると言います。 けれど、そんな事実さえ現代の若者は知る機会すら多くはありません。 今や、インターネットや街の本屋、コンビニエンスストアやビデオショップでは、 簡単にポルノ情報にアクセスすることができます。 学校や親が子どもときちんと向き合って、性について教えなければ、子どもたちは簡単にアクセスできる偏った性情報から性を学んでいきます。 普通の子が、普通に恋をして、後戻りができない不幸な経験をしてしまう前に。 恋愛を通してより豊かな人生を送り、自分の将来の夢も実現してくために。 子どもたちの未来を守るために。 子どもや若い世代に、知識によって、性の不幸から守るのは大人、社会の責任だと考えます。 NPO法人ピルコンでは、若者が性について気軽に学べる機会を、そして大人にも、子どもへの性の伝え方を学ぶ機会を提供することで、健康で自分の望む人生を実現できる若者を増やしていきたいと考えています。

どうやっているのか

MTGの様子。都内のカフェやMTGスペースで開催しています。
学業や仕事の傍ら参加いただけるので、多様な方々が集まっています!
ピルコンはアドバイザーの専門家の監修のもと、20-30代のプロボノや大学生のボランティアメンバー「フェロー」と一緒に事業を展開しています。現在30名ほどのスタッフで構成されていて、学業や本業の傍ら、それぞれのペースで関わっています。多様なバックグラウンドと和気藹々とした雰囲気が特徴です。 正しい性の知識を身につけ、それを自分の周りの友人・大切な人など多くの人に伝えたい人、人と関わることが好きな人に多くご参画いただいています。 中高生向けの出張授業を中心に活動しており、学校の要請に応じて、プログラムの構成、アンケートの実施と分析、実施を行います。また、保護者向けの講座や一般向けの講座についても関心の高いメンバーが集まり企画・運営を進めています。 月1回程度、東京都内で全体MTGを開催し、活動やスケジュールの共有を行っており、Facebook、SkypeやサイボウズLIVEなどを活用してコミュニケーションをとっています。