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静岡を愛し静岡に貢献する──努力と戦略で未来を描く地方の人材紹介

松野下 琴美は、静岡の企業に貢献したい想いを胸に、ジェイ エイ シー リクルートメントの静岡支店で支店長を務めています。人材業界未経験だった彼女が、どのように静岡拠点を支え、全国トップの達成率を誇るチームを育てたのか。その道のりと、彼女の胸に宿るエネルギーの源について語ります。


※2020年当時のエピソードになります


静岡の企業に貢献したい──その想いが導いた人材業界への道

ジェイエイシーリクルートメントの静岡支店・支店長を務める松野下 琴美は、同社初の静岡拠点の立ち上げから礎を築いてきたメンバーです。いまや静岡エリアの柱となった松野下ですが、入社当初は人材業界未経験。業界を何も知らない状態からのスタートでした。

松野下 「入社前は静岡県内の農業ベンチャーで働いていましたが、もう少し規模の大きな企業でさまざまな業界を知りたいと思い、転職を決めました。ジェイ エイ シー リクルートメントと出会ったのは、転職希望者として登録したことがきっかけです。ジェイ エイ シー リクルートメントが静岡マーケットを強化するタイミングに、静岡県内での転職希望人材として登録し、スカウトされました。静岡に愛着があり、なんらかの形で静岡の企業に貢献したいと思っていたので、地域の企業に人材紹介を通じて貢献できるジェイ エイ シー リクルートメントの仕事は、私の希望に合っていたのです」


静岡支店の前身である静岡チーム設立当初のメンバーはたった3人。未開の地でテレアポをし続けるところからスタートしました。

松野下 「地域の小規模企業の場合、人事担当者よりも社長に直接会いに行くケースがほとんどです。当時はそもそも派遣と人材紹介の違いを知らない方も多く、一つひとつ説明を重ねながら関係を構築していきました。とくに海外進出時に活躍できる人材の紹介に強いことは、競合他社との差別化につながりました。2012年ごろは国内企業の海外進出の波が押し寄せたころで、人材不足に悩む企業が増えていたのです。ときを同じくして海外進出支援室を新たにつくったジェイ エイ シー リクルートメントは、ニーズに合った人材を紹介できる基盤が整っていました」

時代のニーズに追い風を受け、新しい地で挑戦を始めた静岡チーム。しかし、その道のりは決して平たんなものではありませんでした。


一年半で全国のベストチームへ──地域への貢献度を高めるために

松野下 「まずは足を使って会いに行く。これが基本です。当時は県内に拠点がなかったので、名古屋から新幹線で移動し、そこから自動車を使って各企業に赴きました。1日に5~6社は回りましたね。同時に登録者の方にもアプローチが必要ですから、貸会議室を借りて出張面談会を設定していました。場所の予約も企画もすべて、自分たちの手で行います。静岡チームに限らず、社内のメンバーにも協力を仰ぎました。海外進出の案件について海外進出支援室にアイデアをもらったり、広報に広告を出稿するための相談をしたり……。企業や登録者の心に何が刺さるかわからないので、とにかく考えつくことを、がむしゃらにやりました」


名古屋から頻繁に移動を重ね、直接会う時間を惜しみなく注ぎ込んだ半年間。その年の暮れに、静岡チームはある目標を掲げます。

松野下 「ジェイ エイ シー リクルートメントでは、年に一度、全社でもっとも達成率の高かったチームが東西で1チームずつ表彰される機会があります。その授賞式では達成率に応じて前から順に席が並ぶのですが、静岡チームの席は表彰台からほど遠い、後ろの席でした。『あの表彰台に立とう』。それが、当時3人のチームで誓い合った約束です。静岡にゆかりのあるメンバー同士、燃えあがる想いが通じ合ったんです」


全力を尽くし、手を抜かずに相手に会いに行く。名古屋と静岡の距離を度外視したその全力投球の姿勢と熱意は、やがて静岡の企業にも伝わり、成果へとつながっていきました。

松野下 「翌年、私たちは約束通り表彰台に上がりました。西日本のベストチームに選ばれたのです。静岡チーム設立からわずか一年半のことでした」


無事に目標を達成し、ジェイ エイ シー リクルートメントのべストチームに選ばれた静岡チームは、ときを経てもうひとつの夢もかなえます。

松野下 「2016年7月、静岡支店が設立されました。ようやく県内に拠点となる場所ができたことで、次のステップも見えてきたんです。静岡県は広く県内にはいくつかの主要エリアがあり、それぞれに支店をつくることができれば、地域の企業といっそう丁寧なコミュニケーションをとることができます。静岡全域にそうしたサテライトオフィスを設けることが、次の目標です」


地方に根を張る人材紹介業──静岡で働く魅力と未来

静岡の企業に貢献したい。その想いに支えられ、松野下はここまで魂を燃やして走ってきました。その根幹にあるのは、静岡そのものへの愛です。

松野下 「静岡はとてもいい場所です。山や海の自然と近く、首都圏や名古屋との距離もさほど遠くありません。登録者の中には地震のリスクを気にする方もいますが、だからこそ地域の防災の意識は極めて高いのが静岡の特徴です。私たちはそんな静岡を支える企業のみなさまに人材をご紹介するため、幅広い視野と手厚いケアを心がけています。候補者を探すときは静岡県内就職希望者に限らず、他地域の人材にもリーチを広げます。条件が合っていれば、地域を変えてでも自分の能力を生かしたいと希望する方は必ずいるので。また、人材紹介のプロセスでは何度も企業に足を運び、本当の課題がなんなのか考えます。ときには、面接に同行することも。そのクライアント企業の社員のように企業に寄り添い、人材獲得までの道のりを共に歩みます。他の人材紹介企業ができないこまかなケアまで行き届くところが、ジェイ エイ シー リクルートメントの強みだと感じていますね」


そして時代が激しく移り変わる今も、松野下は静岡への変わらない想いを胸に、次なる人材紹介のビジョンを描いています。

松野下 「コロナ禍で働き方への意識は大きく変容しています。オフィスへの概念は昨今とくに変化してきており、『会社という場で働く必要があるかどうか』という問いは、全企業が向き合うものになるでしょう。そうした働き方の変化や企業のニーズに、私たちはみずからが人材紹介のラインナップを提供する形で応えていきたいと考えています。人材紹介を通じてニューノーマルを提供したいですね。コロナ禍でのニーズの変化については、アンケート調査を通じて分析しています。地方の採用そのものは、ストップしているわけではありません。長期的な視点で、今でなければ採用できない人材を獲得しようと動いているケースもあります。時代の変化のなかで、人材紹介を通じて経営課題を解決していくのがミッションだと、あらためて感じています」


つかみたいなら、つかめるまでやってみろ──学生時代の魂が宿るキャリア

人材業界未経験から始めた松野下のキャリアは、ひたむきかつ計画的な努力に支えられてきました。今や支店長となった松野下の想いはしっかりと静岡に根づき、地域に貢献しています。その絶えない熱意の源は、学生時代のある経験にありました。

松野下 「高校時代陸上部に所属していました。未経験からスタートして、円盤投げで全国大会に進出したんです。でも、やり始めたころは体もひょろひょろで。記録を全然残せない自分が悔しくて、たまりませんでした。『努力だけじゃだめだ』。母からの言葉がきっかけで、計画的に練習するように。朝昼晩に筋トレをして15kg体重が増えました。私は学力推薦で入学したこともあり、授業時間が他選手よりも長かったんです。だから短時間で効率的に結果を出せるよう、必死で考え、練習しました。結果として全国大会に勝ち進んで思ったことは、『つかめるまでやってみないとわからない』ということ。トライしてみなきゃ、不可能かどうかなんてわからないんですよ」


つかみとるまでやってみた経験が心の中にあるからこそ、松野下は静岡エリアでのキャリアもつかみとれるまでやり続けてきました。そして、今も次の目標をつかむため、見据えるのは未来です。

自分の愛する地域にダイレクトに貢献できる人材業界。松野下はそのフィールドにこれから挑もうとする人に、自身の経験からエールを贈ります。

松野下 「人生や人間関係には、自分から働きかけていかなければ、開かない扉があるものです。人材業界の仕事は、自分で動くことがすべてです。だから、勇気を持ってその扉を開けてみてほしい。ジェイ エイ シー リクルートメントには優しい人が多いですし、取引先からもたくさん業界のことやビジネスのことを教えてもらえます。私も、ひとりで成長したとはまったく思っていません。だから、安心して飛び込んでください」
株式会社ジェイエイシーリクルートメントでは一緒に働く仲間を募集しています

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