なにをやっているのか
日本を観光地として訪れる外国人旅行者が昨今増加しており、昨今このインバウンド需要の高さが巷間もてはやされております。
我々はまだバックパッカー向けゲストハウスが全く世間的に認知されてなかった2002年からこの外国人旅行者向けゲストハウスを運営してきたいわばこの業界では老舗の会社です。
近年このビジネスに参入されたところは、100人以上収容ができる法人経営の大規模ホステル、もしくは 10人から20人以内の収容に留めた個人経営の小規模ゲストハウスに2極化されているように思われます。
我々は、法人運営として多店舗展開できる強みを活かしつつ、小規模ゲストハウスで顕在する小規模だからこそ成し得る「アットホーム感」「親近感」を重視する為、40人から60人程度収容できる中規模な店を展開しています。
宿泊施設の単なる受付ではなく、訪れる場所や館内での「思い出」を宿泊のお客様とより親密に共有できる、旅人や宿泊者同士がより結びつきをもてるような雰囲気づくり、そしてなにより大事な「おもてなしの心」をもって、お客様に喜んでもらえるよう日々取り組んでいます。
なぜやるのか
代表者あいさつ
2000年から2001年にかけてバイクで欧州からアジアへかけて大陸横断旅行を行いました。通過した国々でいろいろな心温まる出会いがあり、道中幾人もの見知らぬ人々にお世話になりました。ポーランドの画家には豪華な自宅に泊めてもらったのみならず奥さん自慢の郷土料理をご馳走になりましたし、ネパールの水牛バーベキュー屋の主人は、忙しい時間を縫って郊外のお寺まで観光案内してくれました。フランスの会計士には、地元民以外はまず知らないような裏通りの安くて旨いレストランへ連れて行ってもらいました。他にも、さまざまな形で多くの人々に手を差し伸べてもらい、その一つひとつの出会いが長いユーラシアの道程とともに、今でも私の心に深く刻まれています。
単調な冬のイラン高原を、寒さをこらえながら走っている頃、この旅が終わったら日本で海外からの旅人を受け入れる宿をやりたいなと具体的に考えはじめました。今度は自分が宿を構えて訪日した人々の旅に彩を添える番だ、みたいな気分です。幸い自分は京都で生まれ育ち、京都には多くの外国人観光客も訪れます。やっと自分がやりたいと思える仕事が見つかったような気がして、妙に興奮しながら走ったのを覚えています。 結局1年3ヶ月もかかった大陸横断ツーリングから帰国し、バックパッカーが長い旅の後に陥りがちな無気力病もなんとか克服し、京都駅近くにある元紳士服店のビルを改装して2002年12月ジェイホッパーズ京都ゲストハウスを開業いたしました。
日本と聞いて外国人は何を想起するのでしょう? ハイテクの国?寿司や豆腐の日本食はたまたサムライや芸者の着物姿でしょうか。実際、日本は世界でも有数の観光資源に恵まれた国だと言えると思います。神社仏閣を始めとする多くの文化遺産、変化に富んだ地形が生み出す四季折々のユニークな自然、最近ではアニメや音楽など日本のサブカルチュアも注目されています。でも彼らが宿の受付で熱っぽく語ってくれるのは、旅先で地元の人々に親切にしてもらったとか、会社帰りのサラリーマンと意気投合して一緒に酒を呑んだとかいう、日本人とのちょっとした交流のエピソードなのです。私も日本人なので自画自賛ということになってしまうのでしょうが、一般的に訪日外国人は、日本人のホスピタリティや礼儀正しさに対しかなり良い印象を持っており、日本人の彼らに対する振る舞いそのものが大きな観光資源だと感じることがよくあります。
ひと昔前に比べると、外国人にとって日本もずいぶん旅行し易くなりました。日本の相対的な物価も下がってきましたし、東京や京都以外の地方都市にも、私たちのようなホステルが開業しはじめています。それでもまだ外国人にとっては観光インフラが整備されたとはとても言える状況ではありません(逆説的ながら、その事が日本を旅人魂をくすぐる国にしているという側面もあるのですが)。 私たちの日々の仕事を通じ、彼らがより日本に興味を持ってもらえるようなお手伝いができればと考えております。日本の旅人の皆様におかれましても是非お泊りいただき、「日本」を酒の肴にして異文化交流を楽しんでいただければ、運営者といたしましても大変幸せなことと存じます。
どうやっているのか
客室の一部
客室の一部
●マネージャーを筆頭にフロント受付を担うレギュラースタッフ、館内のクリーニングを担うアルバイさん、その他住込みスタッフ、ボランティアスタッフで構成しており、イキイキと楽しく勤務できる環境です。
●上下関係の厳しさや業績ノルマにとらわれず、ただただ目の前のお客様にどう喜んでもらうか、満足してもらうかに注力してもらっています。
●お客様に喜んでもらうためには、まずスタッフ同士がぎすぎすせず息の合ったより良い『チーム』であるべきだと考えており、スタッフ力を重視しています。
●ワーキングホリデーなどで退職した後でもこちらの採用タイミングと合えば復職を歓迎しています。
■□■現スタッフや過去のスタッフの入社の動機■□■
①ワーキングホリデーで培った英語力を活かしたいと思った
②海外を旅することが好きで、日本を旅する外国人の旅行者を手助けしたかった
③国際交流に興味があり、世界中の人と日々日常的にコミュニケーションがとりたかった
④人がワイワイしていて賑やかな環境で働きたかった。人と話すのが好き
⑤英語を活かして働きたい、そして日本語の会話力をもっと向上したいし、日本の会社で働きながら文化をたくさん吸収したい (外国人)