【育休取得体験記】父であることを肯定してくれた石井食品の子育て応援文化 | 石井食品株式会社
こんにちは、毎度Wantedlyストーリーを書いています人財開発部の菊池です。この度私事ですが2週間の育児休業を取得しまして、その体験談を記事にしました。今後は育児休業取得経験者の「座談会」「イ...
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久々の投稿となります、石井食品株式会社人財開発部の菊池です。今回はコーポレート総務部(以下C総務部)が企画開催した「パパ座談会」に参加してきましたのでそちらの様子を皆さんにお届けしたいと思います!
ママ座談会の方は?というと、実は昨年開催されており、育児休業から復帰されたママによる赤裸々トークが展開されていました。その時はインタビューしそびれてしまったので・・次回開催の際に記事にしたいと思います。なお当時のママ座談会議事録を見てみますと、育休から復帰して良かった点として、
・育休中より1人時間(通勤時間やお昼休み)が増える
・大人と会話できる(返事が返ってくる)
・やりがいをもてる
こうしたことがママ社員から挙げられていて、大変参考になるなぁと感じました。特に「大人と会話できる(返事が返ってくる)」というのは育児を経験して初めて私自身もその意味がわかった次第です。
さてさて、話はパパ座談会に戻ります。今回はC総務部から女性社員2名が司会&進行、現役パパ社員が6名+新婚男性社員1名の計9名が参加しました。(プライバシー保護のため一部参加者の名前は仮称となっていますので予めご了承ください。)以下当日のアジェンダです。
パパ社員同士では「こんなことが大変だった」「こんなときどうしていました?」という情報交換がされ、新婚男性社員からは将来育児休業を取得検討するにあたってこれを聞いてみたい!などなど・・盛んにディスカッションされました。
ちなみに・・当社は男性育休取得率100%(2024年1月現在)であり、参加したパパ社員ももちろん全員当社で育児休業を取得しています。私の育休体験記は以下記事で展開していますので、よろしければあわせてご覧ください。
前段が長くなりましたが、以下「パパ座談会」内容をちょっぴり紹介します。
(写真:座談会の様子。対面参加とリモート参加を織り交ぜて開催。子どもを抱えながら参加のパパ社員もいました!)
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1.企画主催「C総務部」よりあいさつ
C総務部:本日はご参加ありがとうございます。夏に第一回ママ座談会を実施しましたが、パパ座談会をどうしても実現したかったので開催できてよかったです。よろしくお願いします。
一同:よろしくお願いします!(その後参加者各位より簡単に自己紹介)
2.育休ぶっちゃけ話
C総務部:皆さんの育休期間の体験について、話しやすいようにテーマごとに色分けした付箋を用意しました。テーマは「家事」「育児」「復帰後の仕事」です!それぞれ特に強調したいメッセージについてお話いただけますか?
柳田さん:私は「家事」です。育休取得期間が2週間だったのですが、家ではなかなか戦力になれなかったかな、と振り返っています。とはいえ、実際に子どもをお風呂に入れるなど一通りの家事・育児をするなかで、妻とは1日の流れについて話し合って決める機会を作れました。
菊池:「家事」テーマに続けます。同じく育休期間2週間の身として柳田さん仰ること、わかります。今回の座談会テーマにも「2ヵ月以上取るためには」というテーマがありますが、やはりそれくらい長い期間取ることで初めて貢献できるかもしれないですね。私は2週間の育休期間で、とにかくいろんなところ行こうと予定を詰め詰めにしたので家事への貢献はさほどできませんでした。
望月さん:育休に対する家族の期待もあるでしょうからね。私も「家事」テーマに続けて・・。今二人子どもがいますが、2人目の産前1か月は、妻が切迫早産で入院してしまったので、家事全般や上の子の世話をしながら、2人目の受入準備を行っていました。産後も、特に妻の体力は0に等しい状態になってしまっていましたので、勿論家事全般をやっていましたが、それに加えてお宮参りやNew Born Photoといった家族行事が入ってきて、企画立案やそれぞれの両親との調整が大変でしたね。
C総務部:奥様だけでなく、ご両親の意向も聞く・・。ご両親はお孫さんのこととなると張り切るでしょうし、多方面との調整は大変でしたね!
望月さん:そうですね、でもみんなで新しい命の誕生を祝う幸せな時間になりました。
C総務部:なんだか盛り上がりそうなので「家事」テーマで続けましょうか、土田さんはどうですか?
土田さん:わたしは「育児休業は休みではなく修行である」という智康さん(当社社長)の言葉をまさに体感した、という感想です。育休取得を機に家事は全部自分でできるようにしました。私は半年間の育休を取得したのですが、免疫が落ちる頃、やっぱり子どもが風邪をひいたりして、そのときは看病が大変で・・・仕事の方が楽かも?と思ったこともありました。
パパ社員一同:(仕事の方が楽かも)わかります!(笑)
土田さん:いざ仕事復帰してみると、仕事と育児の両立はもちろん大変ですが、「仕事から帰ったらもう子どもが寝てる・・」ということは避けたいと思うようになり、残業はしないように意識しました。この点皆さんどうですか?
小原さん:退勤してから、いかに効率よく動けるかをいつも気にしています。また出勤前もなるべく妻の負担を減らすためにできる家事はなるべくやってから出かける、帰ってからは片づけなど中心に行う・・。というのを心がけていますね。本当に「自分の時間が無くなったな」と感じています。
パパ社員一同:ですよね~・・(しみじみ)
望月さん:私は今一人チームで仕事をしていることもあり、業務量が増加する一方で、家に帰れば子育て&家事もあり、残業はできません。ですので日々、仕事はしたいが育児・家事もしないといけないというジレンマを抱えています。ただ、そうした中でも、相当柔軟に在宅と出勤を併用して働ける環境を総括マネージャーに認めて頂いているので、本当にありがたいと思っています。
村松さん:私は営業をしていて外出なども多いですが、なるべく早く帰るようには心がけています。また、子どもが生まれてからは帰りが遅くならないよう営業所のメンバーから配慮してもらっていて、ありがたいと感じています。
山田さん:新婚の身として皆さんのリアルな声を聞けてとても参考になってます。組織や上長の理解もかなり大事になってきそうですね。これまでのところ率直な感想は「パパってかなり大変だな」です(笑)。
C総務部:そうですよね(笑)。もう少し前向きになれる情報もほしいですよね!
C総務部:今度は皆さん、ご自身のことに焦点を当ててみていかがでしょうか。菊池さん、前向きな意見どうですか?
菊池:育休期間に子供向け教育番組をたくさん観る機会がありましたが、大人でも観ていて面白いなと思うことが多いです。すごく良い曲も多くて、今通勤中聴いているSpotifyのプレイリストは全部子供向けの曲です(笑)
小原さん:しなぷしゅは神動画ですよね。
パパ社員一同:(笑)
柳田さん:自分自身のことで言うと、育児に関する学びは深まりました。個人的には「家族を笑顔にする パパ入門ガイド」(ファザーリンクジャパン著)という本がおススメです。読んでおくと一通りの基礎知識は身に着くと思います。
望月さん:私は「嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」(萩田和秀著)をおススメします。私は生物学上男性なので妊娠状態は分かり得ないのですが、これを読めば、今妻がどういう状態なのか、少なくとも知識は持つことができます。ですので、個人的には必携の書です。
山田さん:おススメありがとうございます。覚えておきますね!
村松さん:今日皆さんに聞いてみたいと思ったことがあったのですが、寝ているときに子どもの泣き声が聞こえなかった、という経験ありますか?
パパ社員一同:ありますね。
村松さん:やはりそうですよね。これ自分だけなのかな・・と思うことがあって話してみたかったんです。
菊池:私は一時期子どもの鼻すすりや寝返りで擦れる音にも反応する時期はありました。「乳幼児突然死症候群」という就寝時に発症する病気のことが心配になり、気が張っていました。ある意味自分の新たな一面を知る機会になって、ここまで神経質なんだからどこかで気を緩めなきゃって、自分の心と身体のことを考えるきっかけになりました。
C総務部:子育てを通して今まで知らなかった自分を知ることができる・・。ママにも共通する点だと思います。みなさん「夫婦関係」についてはどうでしょうか。生まれる前と後、どんな違いがありましたか?
望月さん:私は育休を取得して、妻と子どもとじっくり向き合うことで、良い変化がありました。妻とは、将来の人生設計(子どもが大きくなるまでやその後)をよく話し合って、結婚前のカップルや新婚時代とはまた違った、”中堅の”夫婦になれた気がします。パートナーとして一緒に頑張ろうと思えました。また、子どもと向き合うことで、少しは”父親”になってきたかなと思っています。
柳田さん:私は夫婦ともにそれぞれの自由な時間を作れるように心がけるようになりました。例えば「髪を切りに行く時間」、子どもができるまではささっと行けたのですが、子どもがいる場合はお互い意識しないとなかなか機会がつくれないんですよね。
パパ社員一同:(深いうなずき)
3.C総務部から聞きたいこと
まだまだ積もる話もあると思いますが、次のテーマに移らせてください。今日皆さんに聞いてみたかったのは「どうやったら2か月(C総務部として目指したい平均取得期間)以上の育児休業が取れるのか」また、「過去取得期間は何を基準に決めたのか」こちら教えてくれますか?
菊池:私は入社して1年満たない身でしたので、仕事を頑張りたいという気持ちも育児への熱量と同じくらいありました。とりあえず2週間、また様子をみてプラス2週間という取り方を考えていました。もし次育休取得の機会があるとするならば、いかにチーム内でペアワークを確立して属人化を無くしていくか、がカギになりそうです。
小原さん:私はちょうど異動したてで、抱える業務はさほどなかったので「何か月取得してもいいよ」と部の上長からは言われました。とはいえ早く業務を覚えたいという気持ちもあったので繁忙期までには戻るように計画しました、結果7か月取りましたよ。
一同:えー、すごい!
村松さん:家族と相談しましたが、3か月以上ずっと一緒にいるとね・・・と言われたので2ヵ月+αという期間でした。
一同:(大笑い)
小原さん:5か月目でおかしくなりましたよ。
一同:(大笑い)
土田さん:私も異動が重なっていましたので半年間を取得することができましたが、3か月がちょうどいいかなと思いましたね。
柳田さん:長く取った時どうやって過ごしたらいいか、パッと分からない人が多いかもしれないですね。 過ごし方をしっかりイメージしていたらこの「夫婦間の問題」は解決できるかと。
山田さん:なるほど。この情報、今日一番の収穫な気がします(笑)。
山田さん:2か月以上取得されている方が今日この場でも多いですが、やはり所属部署との調整をしっかり整えることがカギだと感じました。また異動などのタイミングが重なるときは思い切って長期で取得するのも手ですね。
柳田さん:私の部署はペアワークが割と浸透しているので、1か月前から引継ぎをして、育児休業に入りました。復帰してからも大きな負担、苦労はなかったです。この点望月さんは1人チームですと、かなり壁もあったのでは?
望月さん:簡単な決断ではありませんでしたが、全社のサポートのおかげで、1か月半も取得することができました。また、法律相談業務は当社の顧問弁護士にも助けてもらいました。一方で、取得して思ったのは「将来自分の後輩や部下に子どもができたときどう声掛けしてあげられるか」ということですね。快く送り出してあげたいですし、また取得する側も快く取得できるように、安心できる環境をしっかり整えておかなければならないと感じましたね。
C総務部:皆さん、ご意見をありがとうございます。こうしたパパ社員のつながりがあるとお互いに相談し合えて気持ちが楽になると思いますし、それが長期の育休取得につながるのかもしれません。次は「パパとママの対談会」もやってみたいと思っています。
4.フリートーク時間
C総務部:ここからはフリートークです。ぜひ新婚の山田さんから、先輩パパの皆さんに質問をしてみてください。
山田さん:ありがとうございます。2つあるのですが、Q1.育休中、会社とのコミュニケーションってどういう取り方をしていましたか?何だかんだ仕事をしていた・・とかありますか?
パパ社員一同:会社や所属先の人とやり取りはしていないです。
菊池:なんだかんだ仕事ちょっとするかなと思ったのですが、私は1分もしなかったですね。一度本社に息子連れて遊びに来て、各部署挨拶に回ったことはありますが、そういうコミュニケーションならありました。戻ってからも自然体で復帰を受け入れてくれてありがたかったです。もっと休みなよって多くの方から言われたのも印象的でした。
山田さん:なるほどです、安心材料になりました。
C総務部:ちなみに、長期で育休取得されている方へ、C総務部よりチャットツールを使って会社の重要な情報を都度共有しています(見る見ないは自由)。
山田さん:もう1点は、Q2.出産立ち会いはできましたか?仕事とどう日程調整したのかなと思い伺います。
土田さん:私は立ち会えましたよ。
村松さん:うちは出産日のめどが立っていたので事前に休みが取れ、立ち会うことができました。
小原さん:コロナ禍でしたので私は不可でした。子どもを初めて見たのは妻からのLINEビデオ電話です。
柳田さん:私も不可でした。子供が生まれたことは妻からのLINEで初めて知りましたね。
菊池:私もコロナで不可でした。病院の先生から生まれましたよ、という電話をいただきました。
望月さん:私は、上の子も下の子も予定帝王切開でしたので、当初から不可でした。ただ、始めからある程度日程が見えていたので、休みの計画は立てやすかったかもしれません。もちろん、立ち会えるかどうかについては病院による、ということも言えますね。
山田さん:皆さんありがとうございます。ぜひ自分は立ち会いたいなと思っているのですが、そんな簡単に仕事の休みとか取れるのかな、と気になっていました。出産日はなかなか予期できないものですが、妻とも相談してみます。
C総務部:山田さんはすごく子供&奥さん想いで、育休取得に前向きな姿勢なのが伝わってきますね。C総務部としてもしっかりフォローさせていただきますね。
5.クロージング
C総務部:もっとたくさん話を聞いてみたいですけど・・そろそろお時間になりました。今日は皆さん、素敵な時間をありがとうございました。今後育休取得をする男性従業員に、今日のお話を共有させていただきますね。
菊池:企画ありがとうございました。半日くらいあっても足りないくらい話せそうでした。たくさんの苦労話も出ましたけど、育児はとても楽しく幸せを感じる時間だと今日参加のパパ皆さん共感してくれると思います。私は人生観ががらりと変わり、未来のことを考えるのが楽しみになりました。
パパ社員一同:(うなずき)
望月さん:単純に毎日が幸せですよね。また、自身に起きた一番大きな変化としては、素材(原材料)の良さや旬、塩分量、添加物、味をとても気にするようになり、食品パッケージの裏面を熟読してから選ぶようになりました。
パパ社員一同:パチパチ(拍手)
C総務部:石井食品はそうした視点を持つ子育て世代を応援する企業を目指していますから、社員自らが育児経験を通して食の大切さに気付くことは大事ですね。
山田さん:今日はとっても勉強になりました。また皆さんと話したいです。
C総務部:それではみなさん、今日はご参加ありがとうございました!
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いかがでしたか。
記念すべき第1回パパ座談会は、大盛況のうちに終了しましたが、終わってからもパパ同士の立ち話が止まりませんでした。
石井食品のこと、社員のことが少しでも伝わったら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。