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社員インタビュー第5弾は、労務グループでマネージャーとして勤務されている戸島綾さんです。「労務の方々とは入社時などによく関わるけど、普段何をしているんだろう?」と思ったことはありませんか?
労務のベテラン、戸島さんに実態を聞いてみましょう!
■プロフィール
- 氏名: 戸島 綾(としま あや)
- 入社年月: 2018年1月
- 所属部署: 経営基盤部
- 所属グループ: 労務グループ
労務の業務内容と、戸島さんの役割
――まずは、現在の業務内容について教えてください。
労務全般を担当しています。入社手続き、勤怠管理、給与計算、社宅管理、健康診断の手配、休職者や産育休取得者の対応など多岐にわたります。また、人事相談窓口として労働基準法に関する質問や相談にも対応し、就業規則の見直しも定期的に行っています。社員一人ひとりに向き合う仕事ですね。
――現在の職場での役割について教えてください。
現在は、マネージャーとしてメンバー3名とともに労務業務全般を担っています。メンバーの方々の仕事がうまくいくように分担を考えてお任せし、その仕事のサポートをしながら、労務グループ全体の仕事がうまくいくように統括する役割です。私自身も手を動かしているので、プレイングマネージャーですね。一緒に働いているメンバーは自律的に業務を進めてくれていますが、重要な判断が必要な場合や最終チェックは私が担当します。ルールに基づいた業務が多いのですが、ケースによっては難しい判断をする場面もあり、上長に相談することもあります。
キャリアのスタートと経験
――社会人1年目から労務に関わっていたのですか?
最初に就職した会社は大手の消費財メーカーだったのですが、そこで総務・人事等バックオフィス業務の基礎を学びました。
結婚を機に1社目は退職しましたが、総務・人事業務の中でなにか専門性を磨きたいという想いが強くなり、外資系のベンチャー企業に労務担当として仕事復帰をしました。労務としての本格的なキャリアはここがスタートでした。当時、その会社が、労務関連の仕組みやルールがあまり整っていない状況だったので、入社後、仕組み・ルール整備の提案・実行するところから始めました。
――仕組み・ルール整備を1から担当されたのですね。そこからずっと労務ですか?
はい、前職以来、ずっと労務ですね。2社目への転職理由でもお話しましたが、専門知識を活かして何かに挑戦してみたいという思いがありました。労働基準法などの法律に精通し、それらの法律を踏まえて業務を進めるスキルを身に着けることができれば、どの会社でも通用するような強みになると感じていました。何かひとつをしっかりと極めようと考えていたんです。
アイ・エス・シーへの転職
――その後、アイ・エス・シーに転職された理由は?
2社目からの転職を考えたきっかけは、社員数が少ないこともあり、人事・労務の経験値が上がらないと感じていたため、もう少し社員数の多い会社で仕事をしてみたいなと思ったことでした。前職の会社は1社目も2社目も人々の生活に密着した商品・サービスを提供する会社だったので、そういう会社がいいなと漠然と思いながら転職活動をしていた時に、アイ・エス・シーのことを知りました。もともと、幼稚園の先生を目指していたことや、母が保育士だったこともあり、保育に関わるアイ・エス・シーに魅力を感じたことがきっかけです。最終的には、面接の中で触れた代表の想いにとても共感して、転職を決意しました。
――入社してからの6年間を振り返ってみて、いかがですか?
転職した時期は、ちょうど保育園が増え始める成長期でした。当社は小さな親子教室から始まった会社ですが、保育業界に参入して以降、保育施設を毎年増設していく中で、会社の規模が急激に大きくなっていったのです。会社にとっては、創業当時から大切にしてきたことを維持しながら、規模を拡大できるかが課題だったと思います。労務としても、創業当初からの想いを実現するために、急激に大きくなる組織の中で仕組みやルールを整えながら必死に走ってきました。自身の前職の経験を活かせることも多く、メンバーの協力もあって徐々に整備が進んでいますが、現在は会社が保育事業だけでなく、さまざまな事業にチャレンジしているので、労務にとってもチャレンジが続いていくと感じています。
――入社の当時からの変化を感じることが具体的にあれば、教えてください。
入社後しばらくは、保育園との距離を感じる時がたびたびありました。当時は、事業部のメンバーを通じた間接的なやりとりが多く、現場とのコミュニケーションのすれ違いもあったのかもしれません。最近は、各施設の先生をはじめとした職員の方々と直接お話しする機会を増やしたことで、少しずつ距離も縮まってきていると感じています。労務からお願いしている仕事の背景や意義を施設長に丁寧にお伝えして、それを施設長も丁寧に職員の方に伝えてくださるため、職員の皆さんも納得して対応してくださっているのかなと考えると、一つ一つの丁寧なコミュニケーションがとても大切だと実感しています。
ズバリ聞いてみた!労務の魅力や仕事の姿勢
――労務の魅力について教えてください。
労務は、縁の下で社員一人ひとりの仕事や生活を支える仕事です。お給料に深くかかわる仕事でもあるので職員の生活にも影響を及ぼします。仕事だけでなく、生活にも影響を与える重要なことに対して専門知識を活かしてサポートできる点は、労務の魅力の一つです。
また、ミスなく確実に行うことが重要な仕事でもあり、そのような仕事が得意だったり、好きな方にとってはその点も魅力かもしれませんね。
ただ、労務の魅力はこれだけではありません。例えば、今後、労務として職員の方々により充実したメンタルヘルスのサポートをしたいと思っています。実は、私自身、メンタルヘルスマネジメントの資格試験を受けてみたいなと思っているんです。特に保育現場は感情労働という側面もあり、休・退職される方の中には、メンタルの問題を抱えてしまった方もいらっしゃいます。直接、上長には話しにくいこともあると思いますし、労務ができることもあるのではないかと考えています。こうした方々をサポートをするために本格的に学んでみたいと思ったのです。メンタルを崩さないようにセルフケアを学んでもらったり、休職などになってしまった場合でも「また頑張ってみようかな」と思える先生が増えたらよいなと思っています。メンタルの問題は誰にでも起こり得ることですから、労務としても何かできることを探していきたいですね。
ちなみに、今後、職員への充実したサポートのためにも、より積極的に保育園に足を運んで、園児や職員の様子を見たり、施設長に直接困りごとがないかを尋ねたりしてみたいと思っています。職員の方々と顔を合わせることで、「実はこういうことが困っている」といった話が自然に出てくることが多いんです。実際の声を直接聞ける機会をもっと増やしていきたいと思っています。
――仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
とにかく「思ったことは相手に伝えてみる」ことが大切だと思っています。例えば、依頼したお仕事がうまく進まない時があったときに、「どうしてやってくれないんだろう・・」と思って嫌な気持ちのままでいるよりも、一度、丁寧にその事情を聞いたり、伝えてみるんです。話し合いの中では、相手の事情や気持ちを丁寧に聞くだけでなく、一方的なコミュニケーションにならないように、“これを頑張ったら、こんな形になるかもしれないよ”などと伝えてみて前向きに捉えてもらえる工夫を心がけています。
実際、このような形で、相手の話を丁寧に聞き、自分がどんな気持ちで仕事をしているかを丁寧に共有したら、相手もその想いを応えてくれることが多いと感じているんですよね。他の人から「幸せな環境で仕事をしてたね」と言われることもありましたが、それはこのような対応を心がけてきたことも理由だと思うんです。これからもその姿勢を大切にし、続けていきたいと思っています。
――最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?
どんな業務も丁寧に大切に行っていける人、何事も笑顔で乗り切れる人と働きたいです。もちろん、仕事がすごくできてバリバリやってくれるのはありがたいことですが、まずは笑顔でどんなときも仕事の意義や意味を忘れずに丁寧に進めることが何より大切だと考えています。
ちょこっと聞いてみました!戸島さんのプライベート
――中日ドラゴンズのファンと伺いました。現地で観戦もされるのですか?
夫の影響です(笑)子どもも一緒に観戦します。ユニフォームを着て球場に行き、応援歌も歌いますよ。今年の夏には、広島に旅行にいったのですが、宮島厳島神社、尾道、広島市内の観光を楽しんだのち、最後は広島球場で野球観戦をして帰ってきました(笑)
さいごに
労務のプロとして、職員の声に耳を傾けつつ、会社の成長を支えている戸島さん。これから現場の皆さんともこれまで以上にコミュニケーションを取りながら、さらに働きやすい環境を創っていきたいという想いが伝わってきました。これからも素敵な笑顔で周囲を元気にしてくれると思います。
戸島さんありがとうございました!