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勤務と学業を両立させる多忙な毎日、一つひとつの学びの機会を大事に今後に繋げたい

インヴァスト株式会社で総合企画部に所属し、決算やIR文書の監修に採用支援と幅広く活躍、グループの若手親睦会「西元会」も主宰する西元尚輝氏にお話を伺いました。

自身の経歴や業務、また1周年を迎える採用広報について語っていただいています。

川路社長に誘われインヴァスト証券の本店移転プロジェクトに参加

-プロフィールをご紹介いただけますか。

私は鹿児島出身で、高校を卒業した2017年4月に就職のため上京しましたので、東京で仕事を始めてから今年で7年目になります。高校で簿記や会計を学んでいたので企業財務に関する知識があり、インヴァストグループの関係会社である金融総合商社に就職したんです。

財務・会計や経理の担当として2年ほど勤めた時期、2つの大きなプロジェクトにアサインされたのが自分にとっての転機となりました。ひとつは前職の新年および創立周年を祝う式典の全体統括担当で、ホテルニューオータニで開催した500名規模のパーティーを半年ほどかけて準備、運営したんです。

もうひとつは2020年2月に実施した当社の子会社インヴァスト証券の港区から現在の中央区への本店移転プロジェクトでした。この時、インヴァスト証券の代表取締役だった川路、取締役の大村、それに現在の直属の上司である藤本ヴァイスプレジデントから、インヴァスト証券への研修出向を打診されたんです。

インヴァスト証券への研修出向という形になったのは2019年11月からでしたが、在籍していた金融総合商社の式典とインヴァスト証券の本店移転を同時並行で準備するのはとても大変だったのを覚えています。午前中は金融総合商社、午後はインヴァスト証券に移動して仕事をしたり、式典会場だったホテルニューオータニに出向いて打ち合わせをするなど忙しい毎日でした。

どちらも大きなプロジェクトでしたが、私にとっては新鮮で楽しかったです。というのも、それまでの財務・会計業務はルーティンワーク的な面が強かった一方、プロジェクトはルーティンワークと正反対でしたから。

経験や知識がありませんでしたので戸惑いながら必死に取り組み、周りからのサポートも手厚かったためそれぞれ無事に成功させることができました。

そして、ふたつのプロジェクト終了後、前職の上司にも背中を押され、2020年6月にインヴァスト証券の正社員として入社したんです。上京してからわずか数年で社内プロジェクトの担当という貴重な経験ができましたから、川路・大村・藤本にはとても感謝しています。

その後、2020年10月にインヴァスト株式会社が設立され、翌年の2021年4月に転籍して現在に至るというキャリアです。ですから、他の会社での経験もありませんし、私は新卒でインヴァストグループに入社したという感じですね。


大学へ入学し昼は勤務、夜と土日は通学・勉強と多忙な毎日

-現在の業務内容や1日の過ごし方について教えていただけますか。

メイン業務は、上場企業として求められる適時開示など投資家向けに情報発信するための書類作成です。毎月の月次概況や決算の数字を経理が取りまとめ、私が資料として完成させた上で東京証券取引所に提出し、コーポレートサイト等への情報発信を担当しています。

外部への発信は間違いが許されず大きな責任を伴いますから、いい意味で緊張感を持ち続けられる仕事だと考えています。

-勤務時間を100%とすると、開示書類の作成はどの程度の時間を占めているのですか。

日々発生するわけではなく、月次、四半期、年度末のタイミングで生じますから、その時期はほぼ全ての時間を費やしています。四半期や半期、年度末の資料はかなり時間がかかりますので、それぞれ1.5ヶ月くらいかかっていますね。

今(2023年4月)は本決算の書類を作成しており、例えば有価証券報告書はページ数が100ページを超えるなど四半期報告書に比べてもボリュームがありますから大変です。開示書類の作成以外では、総合企画部は経営に関連する業務が多いため、株主総会をはじめとして取締役会や経営会議等の運営および準備を担当しています。

また細かな社内調整やイレギュラー案件の対応、インヴァスト証券の業務も一部行っていますので、親会社・子会社間の連携に絡む業務もありますね。

それから、個人的にシステム関連の資格も取得していて、ある程度の知識がありますので、社内で使用するITツールやシステムツールを試用してシステム部門と連携しながら効率的な運用方法を提案したり、導入にあたってのルールをユーザー視点と管理者視点から設計したり。ツールの使用法について社内からの問い合わせに対し回答しサポートするといった役割も担っています。

-西元さんは人事・採用の業務も担当していると聞いていますが、どのようなお仕事なのでしょう。

人材紹介会社が提供しているデータベースから人材を検索し、候補者を抽出してスカウトメールを送ったり、面接したり、内定者向けのオリエンテーションを行っています。社内の各部署からは人材に関する希望が次々と出てきますので、条件にマッチする候補者を探すのがなかなか大変なんです。

-インヴァストのスタッフ部門業務をかなり広く担当されていますが、リモートワークは活用していますか。

インヴァストでは多くのスタッフがリモートワークを活用していますが、私は週に1回くらいですね。というのも夜間に通っている学校への距離が自宅より会社からのほうが近いからです。

-学校ではどんな勉強をされているのですか。

法政大学の通信教育部で経営学や経済学を中心に勉強しています。一般的な大学生と同じカリキュラムが組まれているので、一般教養まで含め単位を取得するのは大変ですが、学生割引が使えるのはいいですね(笑)。

2021年4月に入学し、現在2年が経過したところです。当時は新型コロナの影響が大きかったのでZoomのオンライン授業が中心でしたが、昨年から全面的な対面授業に切り替わったんです。

ですから週に4回ほど、夜間に通学しています。平日は18:30から遅ければ22時過ぎまで、土日も午前か午後どちらかに授業が入ることが多いので休みはほぼないですね。

特に日曜日は試験がありますから、体力的にかなり厳しいです(笑)。本来の大学生が学ぶ量を夜間と通信で学ばなければならないので、聞くところによると4年間で卒業できるのはほとんどいないとか。

私の場合、今のペースだとあと3年くらいかかりそうですが、周囲が温かく見守ってくれていますから、頑張って卒業し期待に応えたいと思っています。

採用広報は社員コミュニケーションを深め経営陣の考えを理解するのに効果的

-インヴァストの採用広報は開始からもうすぐ1年になりますが、社内に何か影響はありますか。

採用広報に力を入れていくという会社の姿勢について、社員への理解がだいぶ浸透してきたと感じています。

インヴァストの場合、グループ全体にリモートワークが普及しており、社員同士のコミュニケーションが十分とは言えない環境であるのが否めません。そのため、Wantedlyの取材記事で業務上関わりのない部署の人たちについて知ることができるのは社員間のコミュニケーションにとても効果的だと思っています。

また、社長を含め取締役の考えや今後の展望、1年を振り返っての反省を採用広報の記事で読めるため、組織としての会社について社員の理解も以前より深まっているようです。

【川路猛社長インタビュー】インヴァストの2022年振り返りと2023年に向けた展望 | 取締役インタビュー
インヴァスト株式会社でグループを率いる川路猛代表取締役社長に2022年の振り返りと2023年に向けた展望について話を伺いました。 2022年に有意義だった2つの点と、2023年からはじまる経営戦略のSTAGE3について語っています。 -インヴァストグループにとって2022年はどんな年でしたか。 2022年はインヴァスト株式会社およびグループ企業にとって、2つの点で有意義だったと感じています。
https://www.wantedly.com/companies/invinc/post_articles/464861

若手の社員も公開された記事には目を通しているようで、話題になったりしています。また、採用したいと考えている部署から、記事を読んで「これで応募が来てくれたらいいな」との声を聞くこともあります。

-採用広報で改善すべきと感じる点はありますか。

Wantedly経由で入社した社員がすでに何名かいますし、Wantedlyからの応募者も3桁を超えている状況です。求職者の皆さんはWantedlyを見ているんだなぁ、と感じますが、自分が求職者のつもりで記事を見た時に、現場の声や雰囲気を感じ取れる一方で、入社したいと思う前にハードルが高そうな印象を受けるというか、難しそうだなと思ってしまう可能性もあるのではないでしょうか。

仕事に関する情報以外にも、親しみやすさを持てるような記事、それこそ社内イベントやカジュアルな要素を含んだ記事も増やすと楽しみや余裕が伝わって敷居が低くなり、エントリーが増えるなど採用広報活動の効果がさらに高まるのではないかと考えています。

-採用広報のチャネルについてはどのようにお考えですか。

今の求職者はスマートフォンで情報を入手するケースが一般的ですよね。インヴァストもインヴァスト証券もスマートフォンのアプリを展開していますから、スマートフォンを効果的に活用する手法にもっと力を入れるべきだと考えています。

また、採用動画は制作コストが高いと思いますが、インヴァスト証券の取引先が2024年卒向けの採用広報動画をYouTubeで展開しているのを見て「こんなやり方もあるんだな」と感じたんです。インヴァストは中途採用が中心ですが、Z世代など動画の視聴が当たり前になっている年代もターゲットに入りますから、取り組んでいきたいですね。


インヴァストは人間的に優れた社員で構成されている会社、チームワーク思考で働きたい

-「西元会」についてお話していただけますか。

「西元会」はインヴァストとインヴァスト証券の若手社員による集まりで、飲み会などを中心に活動しています。「西元会」を開催しているのは、会社にいい影響があると考えているからです。

仕事へのモチベーションは会社からの評価で上下するという面もありますが、人間関係にも左右されますよね。人間関係が良好なら仕事へのモチベーションも高まると考えているので、4月に入り新年度になって20代の社員も増えた今、新入社員に楽しんでいただける場を作れたらいいなと思っています。

幹事である私が大学に通っているので最近は開催が延びてしまっていますが、近いうちにまた実施を検討しています。これまで夜勤シフト等で不参加になったり、まだ一度も参加できていないメンバーもいるので、参加希望の声には応えたいですね。

インヴァスト若手スタッフの懇親会「西元会」開催! | 社内イベント
インヴァスト株式会社では、定期的にインヴァスト証券株式会社と合同で若手スタッフによる懇親会が開催されています。場所はオフィスがある東日本橋から都営浅草線で乗換なしの新橋。話題の肉バルで、肉寿司を...
https://www.wantedly.com/companies/invinc/post_articles/408746

-インヴァストとインヴァスト証券の若手の皆さんが集まる機会は、飲み会としての「西元会」以外に何かあるのでしょうか。

いろいろと施策を考えているところです。スポーツやレクリエーション、話題のグランピングなどアクティブな催しを求める声が多いようです。やりたいです、という話を多く聞きますし、私も興味あります(笑)。

インヴァストグループにはスポーツ好きが結構多くて、ゴルフや野球、テニス、バレー、バスケ、バトミントンなどの希望も出ています。事業推進部の大谷さんはフルマラソンを3時間で走りますし、私自身もゴルフとテニスをたまにやっています。男女ともに運動経験のある社員が多くいる印象ですので実現したいと思っています。

【新入社員】失敗許されないメガバンクから転職、「失敗して当然」のインヴァストはまるで別世界 | スタッフインタビュー
2022年8月に新規事業開発担当として入社したばかりの新入社員である大谷真氏に、入社したきっかけや現在の業務、将来の目標について話を伺いました。大手金融機関からインヴァストに入社して感じたカルチ...
https://www.wantedly.com/companies/invinc/post_articles/442400


-今後、ご自身のキャリアプランについてはどのような目標を持っていますか。

取締役会の準備など経営陣の近くで仕事をしていると、なぜこのような経営判断に至るんだろう、など経営陣がどんな意図で何を考えているかを理解するのがまだまだとても難しいと感じます。ですから、こういう局面ではこう考えて経営判断を練るんだ、と頭の中でシミュレーションできるようなスキルの獲得が目標です。

大学での勉強もそれを念頭に置いていますが、経営や経済は移り変わっていきますから、どのような場面でも冷静に対応していけるような考え方を身につけたいと思っています。

あとはインヴァスト証券に籍を置いていた際、ジョブローテーションでマーケティング部やシステム管理部の業務を経験する計画があったようなのですが、すぐに親会社であるインヴァストが設立され転籍したため、実現しなかったんです。現在の部署でスキルや経験を積みながら、ジョブローテーションで未経験の分野にチャレンジする機会もキャリアプランとして有りだと考えています。

-ジョブローテーションで経験してみたい仕事はありますか。

広告やマーケティングについて大学の講義で学びましたが、実際の業務や難しさ、規模感などが未知数で経験がないことから、マーケティング部の仕事に興味・関心を持っています。そのほかでも、財務部門を除いたほとんどの部門は職務経験がないためやってみたいという思いはあります。

興味のあるマーケティング部の仕事を例にあげると、SEO(検索エンジン最適化)やディスプレイ広告のクリエイティブを研究したり、YouTubeの動画広告をプランニングしたり、などですね。効果的な新しい手法が次々と登場しますから、関心を持って取り組めるのではないかなと考えています。

-最後に、求職者の皆さんに対してメッセージをお願いします。

出向でインヴァスト証券に来てからずっと思っていることですが、社風がとてもフレンドリーなんです。本店移転プロジェクト以降、ほぼ全役職員とやりとりしたんですが、当時から出向にも関わらず皆さんが本当に良くしてくださって、日常的な接触がない方々とも仲良くなれたんですね。

いい人が多いというか、人間的に優れた社員ばかりで構成されている会社だと強く感じています。グループ会社と連携する機会も多くありますから、チームワーク力というか、同じゴールに向かってみんなで戦っていけるような思考を持っている方だとうれしいですね。

(取材日:2023年4月7日 聞き手:垣本陸)

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