地方のDXについて by インティメート・マージャーのオープン社長室
一体地方のDXは何を指すのか?ペーパーレス・デジタル化だけに留まらず地方創生のため、やるべきことについてディスカッション。
https://podcasters.spotify.com/pod/show/im7/episodes/DX-e271pbd/a-aa4qn6a
当社では、「インティメート・マージャーのオープン社長室」と題し、代表である簗島の考えを共有するツールとして、Spotifyで定期的にラジオ配信をしています。
社長が普段思うこと、日常生活での気づきが凝縮されているので、定期的にテキスト化してお届けしていきます。是非ご覧ください!
簗島:今度、「静岡」をテーマにしたイベントを開催する予定があり、静岡で活躍されている方々に参加していただく予定です。
静岡で活躍している方々は、広範囲にわたり点在しているイメージがあります。だからこそ、このイベントを通じて、静岡県内の各地域で活動している人々が、互いの活動を理解し合える場を提供したいと考えています。また、静岡大学の学生たちがインターンのような形で経験を積める環境も用意したいと思っています。具体的には、生成AIのGPT-4を使って記事を書ける環境を作り、学生たちに記事作成を体験してもらえればと考えています。
そもそも今回のイベントの目的は、デジタル技術を活用して地域の若者を育成することにあります。これには、ウェブ技術の活用と地元行政の協力が不可欠です。その目的に合わせて、ChatGPTを使ってイベントの設立趣旨を書かせたところ、AIが中心的な役割を果たしつつ、地元の若者の育成に力を入れるべきだという提案を受けました。これは、DX(デジタルトランスフォーメーション)がただの仕組みではなく、人を中心に成り立つものであることが背景にあります。
地方の学生団体を活用して、さまざまな地域企業にDXの取り組みを推進させるのは良いアイデアだと思います。そうしてイベントを通じてビジネスマンと若者が触れ合うことで、より積極的なスタートアップ支援が国からも期待されます。また、東京で活躍している起業家との連携も促進できるでしょう。オープンエアのような技術を活用すれば、学生でも主体的に地域DXを推進することは十分可能です。
ただ、全員の賛同を得るのは難しいかもしれません。そのため、過去の人々の話を記録し、音声を文字起こししてデジタル化し、それを支援するスクリプトを提供することで、知識の継承を図ることができます。さらに、地域DXの活動を学生たちが主体的に広めていくためのツールや仕組みを提供することで、地域の活性化も促進されるでしょう。最終的には、地方で新しいことを始めるのは若い世代に委ねるしかないと思います。地方行政との関わりについては、年配の方々が引退するのを待つしかないという現実もあります。
そもそも地方におけるDXとは、具体的に何をするのでしょうか。国が推進するデジタル化とは何か、それが地方企業にとってどんな意味を持つのかを考えると、デジタル化とは基本的にペーパーレス化であると考えています。しかし、それにとどまらず、新規事業の創出にもつながる概念だと思います。例えば、ECサイトを作ることで新たな市場に進出することが可能です。単に書類をペーパーレスにするよりも、ECサイトを通じて新しい市場に参入することがDXの本質であると考えています。
商品の説明や詳細をAmazonなどのECサイトに掲載することで、新しい顧客層を獲得することができます。ただし、実店舗では伝えられる情報がウェブ上では十分に伝わらないという課題もあります。これに対する解決策として、メタバース上で展示会を開き、その場で音声通話を通じて商談を進める方法が考えられます。もちろん、オフラインの店舗の方が影響力を持つことは否定できませんが、ネット上に店舗を持たない企業も多く存在します。これらの企業にネット上の店舗の開設を提案することは、一つの解決策となり得ます。
ECサイトが完成すれば、それは一種の革命とも言えるでしょう。しかし、そのためには新たな知識を習得する必要がありますね。
今回のコラムでは、地方におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性と具体的な取り組みについて考察しました。DXは単なるデジタル化に留まらず、地域の若者の育成や新たなビジネス機会の創出にもつながる取り組みです。地域企業や学生が主体となってDXを推進することは、地域経済の活性化を促進し、さらには国や都市部との連携を強化するチャンスでもあります。今後、地域に根ざしたDXの成功には、人材育成と新しいデジタル技術の積極的な導入が欠かせないですね。
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