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〜AI活用仕事術vol.5〜「PV数500だったメディアを1万超えに」データ×AIで記事を自動生成する方法とは?

当社は、データ活用をご支援する会社。データの主な活用先であるデジタルマーケティングの領域は、変化が激しく、常に最新のトレンドに即した情報提供が求められています。このような環境下で、私たちはどのようにして効率的かつ高品質なコンテンツ制作に励んでいるのでしょうか?

今回は「Shopifyのアプリを紹介する記事作成の自動化」に取り組んでいる山下さんにお話を伺いました!日々の業務における課題とその解決策、そして最先端のAIツールをどう活用しているのかについてお伝えします!

目次

  1. ▷業務の現状とツールの選定
  2. ▷具体的な活用方法
  3. ▷得られた効果
  4. ▷今後の課題
  5. ▷AIツールを最大限活かすためのアドバイス

▷業務の現状とツールの選定

山下さんの業務は、プログラミングを用いたWEB記事の自動生成と投稿。具体的には、Shopify(サブスクリプション型のソフトウェアで、だれでもすぐにネットショップを開始して商品を販売できるE-コマースプラットフォーム)のアプリ紹介メディアの運営を行っています。
その中で、主に下記課題感を持っていました。

・記事の質が不安定
・デザイン作成に手間がかかる
・記事に個性や特徴がなく面白みが出せない

記事は出来上がるものの、生成される記事の内容が意図とズレていたり、文章自体の精度のバラつきが問題となっていました。また、記事のデザインは自分で考えなければならず、それをコードに落とし込む作業も大きな負担に。生成した記事にメディア固有の特徴や個性が不足しているという問題もあったそうです。これらの課題を解決するために「Google App Script(GAS)」,「Python」,「Google Search Console」「ChatGPT」等のツールを選定し活用することで、メディアの特徴を生かしたトレンドに基づく記事の自動生成が可能に。記事の質の向上と生産性の向上を実現することができました。

▷具体的な活用方法

まずは、Python,GoogleColab,GASを用いてShopify上のアプリのレビュー数を自動でスクレイピング(情報を抽出すること)し、レビュー数など記事を評価するために指標となる数字を取得。 その数字を各週ごとに集計することで、この週はこのアプリが伸びている、等急上昇しているアプリを可視化して記事に起こし、トレンドとして紹介するメディアに変更しました。時間がかかっていたサムネイル画像の作成ではChatGPTを活用しキーワードを入力するだけで画像を生成することができるGPTsを作成し大幅な効率化が実現されています。大まかな記事の作成フローと使用ツールについては以下のとおりです。

STEP1:Shopifyアプリ検索サイトから情報をスクレイピング

スクレイピングのコード例

STEP2:レビュー数の管理

各列ごとに抜き出したデータが格納されています

STEP3:キーワードを入力してサムネイル画像のデザイン作成

GPTBuilderを活用してデザイン生成に特化したGPTsを作成

STEP4:STEP2で抜き出した情報を基に記事を作成

実際の記事(ヘッダーのイメージ画像のデザインも山下さんが作成しています)

もし興味があればこちらから記事を見れます!

Shopifyおすすめアプリ紹介Shopifyおすすめアプリ紹介おすすめのShppifyアプリを紹介するサイトですおすすめのShppifyアプリを紹介するサイトですdmp.intimatemerger.com

▷得られた効果

特に効果が顕著だったのは、閲覧数です。以前は週間レビュー数が100〜500程度だったそうですが、AIツール導入後には1万以上に跳ね上がったとのこと。この数字を見ると、AI活用がもたらす影響の大きさを実感できますね。また、以前は週1~2記事投稿が限界だったものが、今では他インターンメンバーの協力もあり週5~6記事の投稿ができるように。AIツールを導入し自動化を進めたことで、記事の質と量の両方において改善ができ、メディアとして読者に提供する情報の価値を高めることが出来ました。

▷今後の課題

今後の課題については、大きく3点あるそう。1点目は、WEB記事の自動作成の方法をインターン生に共有することです。既に共有しつつありますが、業務を属人化させず多くの記事を作成できるように、組織で取り組めるようにしていきたいそう。2点目は、WEB記事の内容の向上で、具体的にはよりテーマを多角化し、テーマ毎に鮮度の高い情報をリリースしたいとのことです。Shopifyには数千のアプリがあり、ECストアごとに様々なニーズがあるため、そのニーズをデータからキャッチし、多くのテーマを扱い届けることができるWEBメディアを目指しており、また、日々新たなアプリがリリースされているため、新しく人気が上昇しているアプリをユーザーが見逃さないようキャッチアップし記事化することもやっていきたいそう。3点目は、このノウハウを他のWEB記事作成に横展開していきたいとのこと。現在新しいWEBメディアを立ち上げているため、その業務フローにも実装させ、様々なWEB記事を自動作成できるようになることを目指していきたいと話してくれました。

▷AIツールを最大限活かすためのアドバイス

AIツールを最大限活かすため、山下さんから以下のアドバイスを頂きました。

1.AIツールの導入と活用におけるスタンスについて
AIが提供する情報や解析結果は非常に有用ですが、それが常に100%正しいとは限らないため、最終的な判断は人間が行うべきだという見解を持つことが大事です。特にデータの解釈や戦略的な意思決定においては、AIが発達してもなお人間独自の洞察や経験が重要な役割を果たすと考えています。

2.AIツールを活用するための知識習得方法について:
まずは無料のAI活用セミナー等に参加をすることをおススメします。
私自身は文系出身だったため、最初はキャッチアップをするのに苦労しましたが、インティメート・マージャーのビジネスインターン生としてChatGPTのようなツールを活用するようになり、プログラミングなどの技術習得に対するハードルが下がりました。そういった意味でベースとして専門的な知識やスキルがない方でも、気軽に活用をすることができるので、まずはセミナーへの参加やこういったAIツール活用に関連する記事等を読む等、AIツールに触れる機会を増やしていくと良いと思います。
AIツールは新たな働き方・仕事の仕方を生み出せる便利なものなので、是非トライして頂けると良いと思います。

今回は、「Shopifyアプリ紹介の記事自動化」に焦点を当ててお伝えしました。AIツールの有効利用がいかに大きな効果をもたらすか、この記事を通じて理解いただけたと思います。山下さんからのアドバイスにもある通り、ChatGPTは使いやすく誰でも簡単に利用できるツールです。皆さんもこの機会に、ぜひ活用してみてください!

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